自転車活用推進計画の策定について論議を行った。
<琵琶湖環境部長>
・資料に基づき説明
<質疑等>
(議会事務局長)
委員会では議会改革検討委員会で検討し、7年前に嘱託員がお茶を出すことを止めて、議員がペットボトルを持参することになった。会派ではペットボトルをストックされているところがある。知事部局ではこの案で進めるが、議会では出遅れ感が出ないか心配する。準備できる期間を含め事前の説明をお願いしたい。「置かない」という表現をどう理解したらよいか。審議会の参加者は外部の方が多いが、どうか。
(琵琶湖環境部長)
「机上に置かない」という趣旨は、こちらから提供しないという考えである。例えば、全員に配布はせず、会議の後ろにお茶を置き必要な方に飲んでもらうことを考えている。個人で持参するものを規制はしない。ペットボトルは出来るだけ使わないでいこう、という趣旨であることは理解いただきたい。
(議会事務局長)
「置かない」という表現は、「持ってこないで」という意味を込めているのではないのか。
(琵琶湖環境部長)
誤解のないような表現に改めたい。
(議会事務局長)
外から持って来ないで、ということではなく、提供しないということか。
(琵琶湖環境部長)
そのとおりである。
(西嶋副知事)
県主催の審議会や委員会で、机上にお茶を提供することはしない、持ち込まないで下さいと、開催の通知文で書くのか。
(琵琶湖環境部長)
そこまでは考えていない。
(病院事業庁長)
職員の率先行動の中で、ペットボトルの飲物は飲むなということが本論ではないか。そこをうやむやにしたままで、審議会では提供しないというのはどうか。
(琵琶湖環境部長)
理想は、出来るだけペットボトルの飲料を使わないことであるが、今の段階では無理があることから、まずは会議等での提供をやめていこうということである。
(総合企画部長)
環境保全条例では、マイボトルを持って来ましょうということが含まれていた。環境方針の中にある、職員の環境保全行動の推進の中にも、出来るだけマイボトルを持って来ましょうということが含まれているのではないか。
(琵琶湖環境部長)
それは、環境保全の推奨という面ではある。
(総合企画部長)
そのようなことが、もともとあってもいいのではないか。
(監査委員事務局長)
職員の環境保全行動を促すために目標をどうするかということなら、職員がマイボトルを持って来ることを100%にするという目標の方が合理的ではないか。
(琵琶湖環境部長)
検討したい。
(文化スポーツ部長)
これから大きなイベントがいくつもある。プラスチック製の商品を使うこともあるが、そこから減らさないといけないと考える。昨年、近江米のみずかがみの新しいパッケージをコスト的な問題から、紙で作ることが出来ずプラスチックを使ったという話があった。コストがかかってもプラスチックを使わない方向にすべきというスタンスか。
(琵琶湖環境部長)
大きなイベントでプラスチックを使わないことは大事だと考える。植樹祭でもその考えでいきたい。各部局のイベントでも配慮をお願いしたい。
(商工観光労働部長)
当部では4月から、事務局からはペットボトルを提供しないのでマイボトルを持って来て下さいと呼びかけている。意識改革を県からしていくことはいいことだと考える。信楽焼きの茶碗の用意が出来るので、近江茶と同時に提供してアピールしていただくことも出来る。是非活用いただきたい。計画の中で調査をすると明記があるが、全所属を対象にするのではなく、出来ていなかった所属だけが回答する、あるいは、審議会などを琵琶湖環境部が抜き打ちで調査するなど、今までのやり方を検討してほしい。
(琵琶湖環境部長)
手間のかからないように検討したい。
(土木交通部長)
資料6ページの目標値の部分だけ平成26年度の基準値を使って明記しているのはなぜか。用紙購入量に関しては努力しているように考えるが、どうか。
(琵琶湖環境部長)
平成26年度以降増えている。まずは、この26年度に戻すことが第一段階。その意味で対前年度で表示せず、平成26年度の基準値を使っている。
(会計管理者)
古紙が足りない状況にあり、再生紙が国内で供給できない。新聞を読まないことや、段ボール需要で古紙が中国に流れている。印刷業界から100%パルプ紙の使用を認めてほしいという要望がある。このことについても、議論していきたい。
(総合企画部長)
自民党本部で2月、3月あたりからストローの使用を止めるなど、積極的に進めている。議会の方で自主的にしていくような可能性はあるのか。
(議会事務局長)
可能性は高いと考える。議会でもマイクロプラスチックの関係などの議論が出ている。問題は、準備期間である。県がいきなり取り組んで、議会が出遅れていることのないようにしたい。
(琵琶湖環境部長)
理解はしていただけると考えるが、説明は丁寧にしていきたい。
(議会事務局長)
積極姿勢のある議会が、消極的であると写るようなことは避けてほしい。
(琵琶湖環境部長)
検討したい。
(総務部長)
総務事務厚生課所管の県の売店、食堂でワンウェイのプラスチック製品を使わないとなると商品がなくなるのではないか。経営面での心配がある。そのことについての照会はあったのか。
(琵琶湖環境部長)
絶対使うなということではない。出来るだけ少なくなる方向でお願いしたい。
(総務部長)
職員の福利厚生でもあるので、しっかりと協議・調整いただきたい。
(総合企画部長)
食堂でプラスチック弁当の提供をしているが、このことはどうか。売店では協定を結びレジ袋を出さないようにしている。
(琵琶湖環境部長)
レジ袋の無料提供はしていない。
(由布副知事)
経緯としては、職員の負担を削減するという観点から、ペットボトルを使うようになったと推察するので、逆行しないようにしてほしい。
(琵琶湖環境部長)
そのとおりの経緯がある。お茶をみなさんに入れるということは考えていない。会議の後ろに置き、飲みたい方は自由に飲んでもらうことを考えている。
(総合企画部長)
呼びかけることはいいことである。後ろにお茶を置いておく趣旨の説明はきちんとすべき。
(知事)
庁内の自動販売機については。
(琵琶湖環境部長)
そこまでは考えていない。
(西嶋副知事)
お茶の用意は誰がするのか。
(総合企画部長)
大きなペットボトルを置くイメージをしているが。
(農政水産部長)
そこでまたペットボトルが出てきては。
(琵琶湖環境部長)
一人一人に配るよりは、極端に少なくなる。
(西嶋副知事)
飲みたい人が取りに行くという発想はいいと思うが、一方でそれを用意する職員の役務もある。リデュースということをしっかり説明しないといけない。元から減らしましょうという呼びかけが必要ではないか。
(琵琶湖環境部長)
リサイクルよりも減量していくことも考えたい。
(防災危機管理監)
原則提供しないとあるが、危機管理センターでは配線の関係から、こぼれ防止のため原則キャップ付き、あるいはふた付の飲物しか持ち込めないと周知している。そのことも配慮願いたい。
(知事)
水筒を持参いただくよう案内すればいいのでは。
(商工観光労働部長)
審議会からマイボトルについての批判の意見は出ていない。
(総合企画部長)
趣旨を説明した上で、県の姿勢を積極的に見せてはどうか。
(防災危機管理監)
会議で会場を提供する時は、ペットボトルの「近江のお茶」を提供されている。
(農政水産部長)
「近江のお茶」はペットボトルしかない。他のスタイルを考えてもらっているが、紙パックにするとストローが必要になる。
(総合企画部長)
「近江のお茶」は大きなペットボトルはないのか。
(農政水産部長)
大きなサイズはない。チャンスがあれば「近江のお茶」を用意してほしい。「近江のお茶」とプリントされた茶碗もある。是非活用いただきたい。
(総合企画部長)
たくさんの意見がでたが、検討していただきたい。
(琵琶湖環境部長)
整理しまた検討したい。
(知事)
それぞれの部局で事務不適切事案を受け、それぞれにお詫びをし、それぞれに再発防止に努めるといっている。県庁組織をあげてどうするのか、みんなで考えたい。知識能力の向上が必要なのか、組織としてのチェック体制の問題なのか。説明や公表の仕方などを含め、組織的に考えたい。とりまとめは総務部にお願いする。それぞれの部局の現状をふまえ、知恵を出し、県としてまとめたい。