Q.現在の滋賀県での、合成洗剤の使用、販売などについて教えてほしい。(令和6年5月受付)
A. 滋賀県で合成洗剤の規制が始まった1970年代から現在までの経緯等についてご説明させていただきます。
1970年代後半に琵琶湖で淡水赤潮が大量発生したのを機に、りん を含む洗剤の使用をやめて粉石けんを使おうという、いわゆる「石けん運動」が始まりました。
この運動を受けて1979年に制定されたのが、「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」(いわゆる「琵琶湖条例」)です。
琵琶湖条例では、県内での りん を含む家庭用合成洗剤の販売・使用・贈答を禁止しました。この条例は現在も有効で、滋賀県内では今でも りん を含む家庭用合成洗剤の販売や使用等を規制しています。
一方で、昨今では りん を含まない家庭用合成洗剤も多く開発されており、これらは水質への影響としては石けんとも差がなく、滋賀県内での使用・販売等にも規制はありません。
本県といたしましては、県民の皆さまには、石けん、合成洗剤ともに必要以上の使用は行わず、環境負荷の低減のため適正量の使用を意識していただければと考えております。
回答日:令和6年5月16日
回答担当課:環境政策課