Q. 滋賀県庁の裏門にある桜の木々は、毎年きれいな花を咲かせて、道ゆく人々の春の楽しみでした。ところが今年、すべての木の枝が無惨にもきられています。どういう理由で、誰が決めて伐採したのでしょうか。知りたいです。(令和6年4月受付)
A. 楽しみにされていた桜の開花についての残念なお気持ち、私たちも強く受け止めております。
県庁舎の庁舎管理は敷地内の植栽を含めて当課が担っており、お尋ねの桜の木は植栽管理業務の一環として令和6年2月に剪定を行いました。
歩道の上に張り出した枝が枯れており、落下して歩行者に危害を与えるおそれがあったため、歩道上部のみの部分的な剪定(枝切り)を行う予定でしたが、作業にあたり専門家である造園業者に意見を聞いたところ、次のような意見をいただきました。
・樹勢(木の生命力)が衰えており、大小の枯れ枝がある。
・道路側だけ剪定を行うと木全体のバランスが崩れ、枯れ枝が残ることで樹勢の衰えがさらに進む。
・現時点でバランスよく剪定を行うことで桜の木の延命が図れ、2年後には再び勢いよく開花する。
以上の意見を踏まえ、花付きの回復を目指すことはもちろんですが、植栽の管理者として、万が一にも大きな枯れ枝が強風や台風で落下し歩行者や通行車両に落下し危害を加えることがあってはならないため、今回剪定を行ったものです。
今後桜の樹勢が回復し、枝葉が茂り、再び美しく開花することを私たちも願っています。
本県といたしましては、頂戴いたしましたご意見も参考とさせていただきながら、今後とも引き続き庁舎管理の適正な実施に努めてまいります。
回答日:令和6年4月22日
回答担当課:総務課