滋賀県と株式会社たねやが令和5年(2023年)11月9日に締結した建築物木材利用促進協定に基づく具体的な成果として、新しいバス停待合所が完成し、令和6年(2024年)4月25日に竣工式が行われました。
ラ コリーナ近江八幡前の県道 大津守山近江八幡線にあったバス停に、バス停の快適な利用や公共交通機関の利用促進を目指して、バスを運行する近江鉄道株式会社の協力のもと、たねやグループが待合所を建設されました。
建物のデザインは、ラ コリーナのメインショップなどを設計した建築家・建築史家の藤森照信氏によるもので、滋賀県産材「びわ湖材」のスギや岐阜県飛騨高山のクリ材などが使われています。
新しいバス停待合所は、心地よい空間でバスを待つ時間が楽しくなり、木材の良さを感じていただけます。
また、「バスに乗る」こと自体を楽しむ人が増え、多くの方がバスを利用されるようになることで、公共交通の利用拡大や脱炭素社会の実現につながることを期待しています。
令和3年度に改正された「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」(通称:都市の木造化推進法)において、建築主や建築物に関係する事業者・団体が、建築物における木材利用の促進に関する構想を実現するため、国または地方公共団体と協定を締結できる建築物木材利用促進協定制度が創設されました。
滋賀県と協定を締結する場合の手続きについては、びわ湖材流通推進課びわ湖材利用係までお問い合わせください。
協定制度については、林野庁 建築物木材利用促進協定(外部サイト) の協定制度の説明資料をご覧ください。