本地区は、滋賀県草津市のほぼ全域の農地を受益としており、水稲中心の農業が営まれています。
これらの農地に農業用水を送るための施設は、昭和33年度~45年度に造成されており、施設の老朽化により維持管理面など農業用水の安定供給に支障が出ています。
そのため、これらの施設の機能を保全するために整備を実施することが、本事業の目的です。
事業工期:平成28年度 ~ 令和7年度
総事業費:74.8億円
受益面積:818ha
主要工事
・水路工…L=15.9km(管路工φ400mm ~ φ1650mm)
・揚水機場…3箇所
・水管理施設…1式
↓↓本事業は水土里ネット草津用水のHPでも紹介されています!!↓↓
本地区は、農業用水を琵琶湖からポンプ場や用水路(主に管水路)などの施設を使って送水しており、これらの施設が更新対象となります。
このうち管水路の更新については、以下のとおり様々な工法があり、それぞれの現場条件に適した工法で工事を進めています。
開削工法とは、地盤を上から直接掘ること(掘削)により管を埋める工法です。
深く掘れば掘るほど、土砂が崩れてきやすいため、土砂を支える土留を設置します。
推進・シールド併用工法は、名前のとおり「推進工法」と「シールド工法」を併用した工法で、
いずれの工法もトンネルを築造して管を入れる工事となります。
パイプインパイプ(PIP)工法とは、主に老朽化した既設管の中に新しい管を入れる工法です。
開削工法や推進・シールド併用工法と異なり、管布設時に地盤を掘らずに工事が可能です。