物流は私たちの生活や経済活動を支える重要な社会インフラであり、経済の力強い成長や、より豊かな生活の実現等のため、その機能を十分に発揮させていく必要があります。
このうち、トラック輸送は日本の物流の約92%を担っています。
一方、担い手不足や、EC市場の拡大、顧客ニーズの多様化による物流の小口化・多様化に加え、令和6年4月からトラック運転手の時間外労働の上限規制が適用されたこと等により、トラックによる輸送能力が不足し、物流が停滞する「2024 年問題」が心配されています。
滋賀県では、安定した物流を確保するため、次のような取組を行っています。
物流を維持、一層の効率化を図るためには、荷待ち・荷役時間の削減や、国が定める標準的な運賃制度を踏まえた適正な運賃による契約を行うなど、事業者の皆様の取組が必要となります。
滋賀県では、テレビ・ラジオ広告を作成し、荷待ち時間の削減と適正な運賃での契約について啓発を行っています。事業者の皆さまの御協力をお願いいたします。
トラックによる輸送能力が不足する物流の2024年問題に対応するため、県内中小運送事業者が人材の確保等を目的として行う事業の経費の一部を支援しています。
1次募集:令和6年5月8日~令和6年6月28日 ← 募集終了
2次募集:令和6年7月11日~予算額に達するまで
※申請金額が予算額を上回った時点で、募集を終了します。
補助金の詳細については、こちらをご確認ください。
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/kougyou/337326.html
2024年問題への対応に向けて、経営基盤の弱い中小貨物運送事業者の経営改善を図り、同問題に対応するため、依頼主との価格交渉による取引条件の見直しおよび従業員の賃金水準の向上の取組等を促進することを目的として、一般社団法人滋賀県トラック協会を通じて支援金を給付しています。
募集期間:令和6年6月3日~令和6年9月30日
支援金の詳細については、こちらをご確認ください。
https://www.shiga-ta.or.jp/support-2024 (一般社団法人滋賀県トラック協会ウェブサイトリンク)
荷主事業者の皆様におかれましては、荷待ち・荷役時間の削減や、標準的な運賃制度の徹底などの取組に御協力いただきますようお願いいたします。
また、消費者の皆様におかれましても、物流の負荷を軽減するため、急いで受け取る必要のない荷物はゆとりをもった配送日時を指定し、再配達を削減するなど、御協力いただきますようお願いいたします。
国においては物流の確保に向けて取組を行っておりますので、御参照ください。
「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」を策定しました(国土交通省ウェブサイトへリンク)
https://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000687.html
我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議(内閣官房ウェブサイトへリンク)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/buturyu_kakushin/index.html