牛肉の価値は、その牛肉が作られた背景、牛の快適性(アニマルウェルフェア)に配慮しているか、安全に配慮されているか、環境に配慮されているか等、目に見えない価値や生産の在り方が問われるようになってきています。
将来にわたり、‟選ばれる近江牛”であり続けるために、牛よし・人よし・社会よしの‟三方よし”の近江牛生産に取り組んでいます。
<形>
近江牛のシルエットを囲む3つの丸が重なる様子を描き、牛・人・社会の三方よしを表現。志の強さ、躍動を感じられるよう円の丸の中に曲線で表現するとともに、稲わらを食べて育つ近江牛を表現するため、稲穂をデザインしています。
<色>
3つの色が混ざり合うことで、一体感を表現しています。
【赤】牛=家畜の快適性(アニマルウェルフェア)、歴史、伝統、愛情
【緑】人=美味しさ・高品質、安全・安心
【青】社会=環境、循環、自然
<文字>
漢字の「近江牛」とともに、牛づくりにこだわりを持ち、ローマ字で「Omiushi」と併記しています。
「伝統の味、新しい誓い」
将来にわたり”選ばれる近江牛”であり続けるために、私たちが取り組むべきことを新しい誓いとして、関係者が連携して取り組む姿勢を表現しました。
将軍家などにも愛された歴史ある近江牛
近江牛の歴史は古く、約400年前に遡ります。肉食が禁止されていた江戸時代、彦根藩は、養生薬の名目で、牛肉を「反本丸(へんぽんがん)」と名付け、将軍家などに献上するようになりました。
牛肉を贈ったことに対する感謝が記された、水戸藩から、彦根藩主に宛てた礼状も残っています。
明治の文明開化を迎え、洋食が浸透し牛肉需要が高まると、近江商人が横浜や東京に搬送を始めました。近江商人が目利きした近江牛は、肉質のよさが評判を呼び、その名声が一気に高まりました。
近江商人が大切にしていた「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の精神。
「三方よし」の精神のもと、多くの先人が関わり、引き継がれ、創り上げてこられたのが「近江牛」ブランドです。
日本三大和牛の一つ
滋賀県は豊かな水に恵まれ、古くから稲作が盛んで、稲わらが牛の飼料として用いられてきました。脂の融点が低く、牛肉の香りや風味に関与しているといわれるオレイン酸を多く含んでいます。
‟三方よし近江牛”活動推進マークを使用する場合は、あらかじめ「‟三方よし近江牛”活動推進マーク使用届出書」(別記様式1)の提出をお願いします。
提出方法:滋賀県農政水産部畜産課にメールにて提出をお願いします。