・家畜ふん堆肥情報コーナーでは、掲載を希望する滋賀県内の畜産農家からいただいた「家畜ふん堆肥情報」を公開していますので、耕種農家の皆さまは積極的に活用してください。
・家畜ふん堆肥は、農作物の生産にとって貴重な有機資源として利用されています。
・一方、堆肥の散布によって、「悪臭」などの苦情につながらないよう、堆肥散布に当たっては、以下の点に注意してください。
1.十分に発酵した適量の完熟堆肥を散布し、散布後速やかに鋤き込むようにしてください。また、畜産農家におかれては、耕種農家に十分に発酵した完熟堆肥を提供してください。
2.田畑等に一時的に堆積して保管する場合は、悪臭や堆肥流出を防止するために、ブルーシート等で覆ってください。
3.農用地の近隣に住宅地がある等周囲への影響が想定される場合は、堆肥を散布する前に散布方法や時間などを周辺住民等に連絡するようにしてください。
・クロピラリドは、海外で牧草やトウモロコシなどの飼料作物の雑草防除に用いられている除草剤の成分であり、クロピラリドが含まれる飼料を家畜に与えると、家畜排せつ物に残留します。
・クロピラリドの残留した家畜排せつ物から製造した堆肥を施用すると、感受性の高い園芸作物などの生育障害を引き起こす可能性がありますので注意が必要です。
・なお、クロピラリドは、家畜の体内に入っても速やかにふん尿中に排せつされるため、家畜の健康に悪影響がないことから、肉、卵、乳製品の安全性は高く、それらを食べる人にとっても安全性は高いものです。
・詳細は、以下の「クロピラリド関連情報(農林水産省ホームページ)」をご覧になってください。
・滋賀県では、「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」に基づき、畜産を取り巻く情勢の変化を踏まえ、令和3年11月に令和12年度を目標とした本県における中長期的な家畜排せつ物の適正処理と有機質資源としての有効利用の方向性を示す県計画を策定しました。