当協議会では参加機関相互の連携を深め、相談実務のスキルアップを図るため、合同の研修の機会を設けています。
発達障害の特性は、外見からは分かりにくいため、誤解を受けやすく、生きづらさを抱えている人も少なくありません。自分が発達障害であるということに本人も気付いていないこともあり、さまざまな相談の背景には発達障害が原因となっている場合もあり、また、大人になるにつれ、環境の変化などによって、子どもの頃と障害の状況が変化することもあります。
そこで今回は、滋賀県発達障害者支援センター 桜井弥生さんと大津市発達障害者支援センターかほん 小﨑大陽さんを講師に迎え、「大人の発達障害」の特性を理解し、相談を受けるときに配慮すべきポイントなどについて学ぶ講座を開催しました。
講座では、発達障害の特性やコミュニケーションのポイントなどについてご説明いただいた後、参加者が実際に発達障害の人の物の見え方を体験したりしました。
その後は、各相談機関で困っている事例を取り上げたグループワークを行い、参加者の皆さんに、どのような対応が適切かを考えていただきました。