当協議会では参加機関相互の連携を深め、相談実務のスキルアップを図るため、合同の研修の機会を設けています。
平成29年に自殺で亡くなった方は、全国で21,897人。8年連続で減少しましたが、1日あたり60人もの尊い命が失われている現状があります。今回の講座では、滋賀県自殺対策推進センターを設置している県立精神保健福祉センターの精神保健福祉士 池田健太郎さんを講師にお招きし、自殺や自殺につながる恐れのある相談の現状と命を守るために相談窓口でできることなどについて学びました。
講義の後は、相談者が安心して相談できるために大切な「傾聴」について深く学ぶため、ロールプレイを実施しました。参加者は、ロールプレイを通じて感じたことや気づいたことについて話し合い、相談者へのアプローチの仕方について理解を深めました。
※「ゲートキーパー」とは、悩みのある人に気づいて声をかけ、話を聴いて(傾聴)適切な機関や支援者につなぎ、見守る人のことです。