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お買い物やお食事はなるべく県内で!~地方消費税は県や市町の税収になります~

「消費税」については、みなさんが、お買い物やお食事をするたびに、身近に感じていただいている税金の一つだと思います。

しかし、その中に含まれている「地方消費税」が、県や市町の税収になることはご存知ですか?

お買い物やお食事を、なるべく県内でしていただくことで、お住まいの県や市町の税収につながり、ひいては、みなさんの身近な暮らしに役立てることができます。(反対に、県外でお買い物やお食事をすると、その分の地方消費税は、他の都道府県の税収につながってしまい、みなさんの暮らしには反映されにくくなります。)

滋賀県での暮らしをより良くしていくためにも、お買い物やお食事はなるべく県内で! お願いします。

地方消費税って何?

いわゆる「消費税」というのは、国税である「消費税」と、地方税である「地方消費税」とを合わせて呼んでいる名前です。

現行の消費税率10%のうち、国税である「消費税」が7.8%で、地方税である「地方消費税」は、残りの2.2%となります。(軽減税率8%に対しては、国税が6.24%、地方税が1.76%となります。)

国税としての「消費税」は、国の税金ですので、国の税収となり、国の施策・事業に使われます。

一方で、「地方消費税」は、県の税金となり、そのうちの半分は、県内の市町に交付されているので、県と市町が施策・事業を実施するための貴重な財源となっています。

地方消費税の使いみち

県や市町では、地方消費税の税収を、水道、道路などの社会資本整備だけでなく、教育や警察、消防、防災など公的なサービスの財源として活用しており、みなさんの身近な暮らしを支えています。

また、いわゆる「税率引き上げ分の地方消費税収」(2.2%を1.0%と1.2%に分けたうちの1.2%分)は、社会保障財源化されており、みなさんの年金、医療等の社会保障サービスの財源となっています。

地方消費税の税収

地方消費税率が2.2%だと聞くだけでは、少なく感じる方がおられるかもしれませんが、滋賀県の地方消費税収は、毎年総額でおおむね600億円以上にもなります。

また、このうちの半分を、県内の市町に交付しています。各市町へは、それぞれの人口と従業員数に応じて交付されます。

お買い物やお食事はなるべく県内で!

そのため、お買い物やお食事を、なるべく滋賀県内でしていただくことで、滋賀県の税収につながり、県内市町の収入にもつながります

反対に、近隣の府県などでお買い物やお食事をされますと、その分は、その府県の税収につながってしまうため、みなさんの暮らしを支える財源とすることができません。

また、地域の中で生産されたものが、地域の中で加工されて、地域の中で購入・消費されることは、税収だけではなく、雇用や価値を生み出していくことにつながり、その地域の生活全体を豊かにしていくことになります。

感染症の影響などで、みなさんの生活スタイルを見直していただく中で、こうした観点からも、お買い物やお食事の仕方を考えていただければと思います。

是非、お買い物やお食事はなるべく県内で! お願いします。