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「新たな森林づくりのための税を考えるフォーラム」アンケート結果

  • 調査時期:平17年4月24日(日曜日)
  • 調査方法:会場受付にて配布
  • 回答数:129人

問1 はじめに、あなた自身のことについておたずねします。

(1)年齢に○をつけてください。

年齢のグラフ
年齢
参加者年齢 回答数 割合(%)
10代 1 0.8
20代 14 10.9
30代 14 10.9
40代 29 22.5
50代 34 26.4
60代 27 20.9
70代以上 10 7.8
129 100

(2)性別に○をつけてください。

性別のグラフ
性別
参加者性別 回答数 割合(%)
男性 97 75.2
女性 32 24.8
129 100

(3)お住まいの市町名を記入してください。

住所地のグラフ
住所地
参加者住所 回答数 割合(%)
大津・志賀 25 19.4
南部 43 33.3
甲賀 8 6.2
東近江 17 13.2
湖東 9 7
湖北 11 8.5
高島 3 2.3
県外 13 10.1
129 100

(4)あなた自身もしくはあなたの同居ご家族は、森林の所有者ですか。

心身所有の有無のグラフ
森林所有の有無
項目 回答数 割合(%)
はい 23 17.8
いいえ 106 82.2
129 100

(5)これまでに県が主催する森林づくりを考える意見交換会やフォーラムなどに参加したことがありますか。

意見交換会参加回数のグラフ
意見交換会参加回数
項目 回答数 割合(%)
ない 69 53.5
1回 23 17.8
2回 18 14
3回 13 10.1
4回 1 0.8
5回以上 5 3.9
129 100

問2 あなたが、滋賀の森林に期待するはたらきは何ですか。(○は3つまで)

森林に期待するはたらき
項目 回答数 割合(%)
木材やきのこなどの生産 27 7.4
水を浄化するはたらき(水を蓄えたり浄化するはたらき) 96 26.3
山崩れや洪水などの災害を防ぐはたらき 68 18.6
地球温暖化を防止するはたらき 64 17.5
野生動植物の生息の場 53 14.5
環境教育の場 32 8.8
森林浴などレクリエーションの場 24 6.6
その他 1 0.3
365 100
森林に期待するはたらきのグラフ

問3 滋賀の森林は手入れ不足の森林が増えつつありますが、あなたはどのように思っていますか。(○は1つだけ)

森林づくりの活動について
森林づくりの活動について
項目 回答数 割合(%)
関心があり、積極的に活動していきたい 28 21.7
関心があり、できることがあれば活動していきたい 76 58.9
関心はあるが、活動まではしたいと思わない 21 16.3
あまり関心がない 0 0
全く関心がない 0 0
その他 4 3.1
129 100

問4 問3で1と2に回答された方にお尋ねします。あなたが、活動したいと思う森林づくりは次のうちどれですか。(○は4つまで)

協働の森林づくりの内容
項目 回答数 割合(%)
森林に親しんだり、森林について学習する活動 59 26
県内産の木材を暮らしに活かす活動 32 14.1
里山の整備や里山をフィールドとした活動 48 21.1
下草刈りや間伐などの森林ボランティア活動 40 17.6
地域の森林づくりについて提案や情報発信を行う活動 34 15
森林所有者として、所有する森林の適切な管理を行う活動 13 5.7
その他 1 0.4
227 100
協働の森林づくりの内容のグラフ

問5 あなたは、滋賀県が新たな森林づくりの取り組みや費用負担のあり方について検討を進めていることを知っていましたか。(○は1つだけ)

新たな森林づくりの取組や費用負担の検討状況のグラフ
新たな森林づくりの取組や費用負担の検討状況
項目 回答数 割合(%)
よく知っていた 38 29.5
ある程度知っていた 59 45.7
聞いたことはあった 13 10.1
初めて聞いた 19 14.7
129 100

問6 本県では、環境重視と県民協働の新たな視点に立った森林づくりを進めていくために、新たに毎年6億円の事 業費が必要と試算しており、この事業費には広く森林の恵みを受けている県民の皆さんの新たな税負担を

費用負担額のグラフ
費用負担額
項目 回答数 割合(%)
妥当な額であると思う 70 54.3
安いと思う 22 17.1
高いと思う 11 8.5
その他 26 20.2
129 100

「新たな森林づくりのための税を考えるフォーラム」アンケートに寄せられた主な意見

税制度について

  • 環境保全は、お金だけでは済まないが税を支払うことで1人1人の関心が高まることを期待する。
  • 琵琶湖からの水を利用する大阪府民として滋賀県の取り組みに関心があり、大阪、京都の住民も等しく税を負担する必要があるのではないか。
  • 琵琶湖からの水を利用する下流域の大阪、京都、兵庫の負担はどうなるのか。
  • 「税」は、抵抗感がある。負担金、寄付金などの形にならないのか。
  • 公有林に税を使うのはわかるが、民有林に税を使うのは反対である。
  • 先に導入された産業廃棄物税は、排出事業者を納税義務者とし、免税点やリサイクル施設への課税免除制度がある。これに対し、森林づくり税はとりやすいところからとるという感は免れないが、どのように説明するのか。
  • 毎年6億円が新たな森林づくりに必要というが、何を根拠に試算されているのか今1つ不明瞭である。
  • 税ではなく、市民から寄付金を募り市民基金等を設けるべきでは。
  • 今までは、住民税で賄っていたものを、これからは森林づくりと同じように水環境のため、水田保全のためと何か理由を付けてはどんどん新税が県民税上乗せ方式で出てくることに危機感を抱く。

税導入過程について

  • 新税導入が、造林公社の損失補填に注入されると県民に思われないようにしてほしい。
  • 既存施策の見直し、他の予算の洗い直しは必要である。
  • 既存の税収の範囲内で賄うのが当然であり、節度なき増税は行うべきでない。
  • 大阪市など市町村の公務員人件費の無駄使いが露見されている今日、滋賀県でも人件費の見直しをすれば6億円程度は捻出できるはずである。
  • 栗東駅新設に117億円投入をやめず、毎年6億円必要では県民が納得しない。
  • 森林行政がやるべきことをやっていない。県林務担当職員の奉仕活動などあまり聞いたことがない。政策の工夫をしないで、ただ増税先行では納得できない。
  • 戦後の林業行政の失敗を認め、本県の2つの造林公社の再生にまじめに取り組むことなしには、この新税の導入は意味がない。
  • 森林づくりのボランティア活動には賛成だが、これまでの林務政策の失敗への反省が無いまま新税の導入には反対である。

税の使途について

  • 税収の出入りは明確に情報を公開すること。
  • 森林づくりの政策のみに税を使い、事務費、広告費には使わないでほしい。
  • 税の6億円の使い方については、県民にわかりやすく情報提供してほしい。
  • 年1回森林税の使用用途を公開する。まず公有林から整備すべき。

森林づくり事業について

  • 地元産の木材の使用は環境に意識を持たせ、持続的な森林管理に有効である。
  • 木のオーナー制度をつくり自分の木を所有してみたい。
  • 道を整備し、機械化を進め作業を効率化し、木材価格を下げられるようにしてほしい。
  • 森林づくりが魅力有るものであれば、若者を引きつけられる。
  • 森林保全活動等で、障害者の雇用の場を広げてほしい。
  • 大量の人手が必要なら定年退職する団塊の世代を取り込んではどうか。
  • 琵琶湖に発生する藻を山へ運び肥料とすべきである。
  • 山のドングリを子供たちが拾い、苗を育て、もう少し大きい子供が山に植林し、手入れを行うなどを通して環境学習をすべきである。
  • 県民が森の良さを感じ取れるイベントを開催し、森林保護を啓発してほしい。
  • 個人で森林を所有している方々が、保全に困っているのでれば、県民に紹介し、ボランティア活動が推進できる制度を作るべきである。税金は民有林に投入すべきではない。

その他

  • これまで森林所有者が自分の山を放置してきた責任はどうなるのか。
  • 整備や管理のできなくなった個人所有者の山は県に返還すべきではないか。
  • フォーラムが次のフォーラムに活かされるように見えない。毎回同じようなフォーラムで危機感が伝わらない。