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「新しい暮らし方を考えるフォーラム」を開催しました

フォーラム題名

開催概要
・開催日時:2026年2月5日 10時〜12時
・開催場所:滋賀県庁 (滋賀県危機管理センター)
・コーディネーター: 鵜飼 修 様 (滋賀県立大学 教授)
・パネリスト:おおたき里づくりネットワーク 朝比奈 遥 様 / 暮らシフト研 究所 藤田 知丈 様 /近畿環境保全株式会社 遠田 万葵 様 / 株式会社パレット 吉田 香奈子 様

 滋賀県では、多様性が尊重され、誰もが自分らしく暮らせる社会の実現に向け、一人ひとりが主体的に描く暮らし方を「新しい暮らし方」として捉え、検討を進めてきました。こうした取組の一環として、令和8年2月5日、「新しい暮らし方を考えるフォーラム」を開催しました。

新しい暮らし方に関連するイメージ図

冒頭に事務局から、滋賀県では「多様性が最大限尊重された、豊かで自分らしい暮らし方」を「新しい暮らし方」とし、この暮らし方を一人ひとりがデザインできる社会を目指しているとの説明がありました。

「新しい暮らし方」について多くの方々と考えていくために、健康しが共創会議のワーキングチームでの意見交換や、事例収集とヒアリングを通じて、「新しい暮らし方」に関連する3つの「場」(「自発的な繋がり(ボランティア、趣味等)」、「働く場(職場)・学びの場(学校等)」、「暮らしの場」(家庭、地域))に分類したことや、複数の場が重なり合っている事例が多くあったと説明しました。
「新しい暮らし方」実現に向けては、多様な場への参加を周囲と社会が認めることが重要であり、「あの人は変わったことしている」のではなく「こういう暮らし方もある」と社会が受け止めることが強調され、県民に多様な暮らし方や働き方の事例、背景にある考え方を広く伝えていくことの重要性が述べられました。

鵜飼教授写真

話題提供
滋賀県立大学 教授 鵜飼 修 様
新しい暮らし方の事例紹介に先立ち、コーディネーターより話題提供がありました。アフターコロナやSNSの普及により、社会の孤立化が進んでいるのではないかと問題提起しました。
一方で、地域や人とのつながりを求める動きが広がっていることにも触れました。また、多様性は特別なものではなく、本来は当たり前に受け止められるべきものだと話しました。
その上で、各事例における「滋賀らしさ」とは何かを考えたいと述べました。最後に、「豊かさとは何か」を共通の問いとして提示し、事例紹介へとつなげました。

朝比奈様写真

自分らしい暮らし方の事例紹介(1)

おおたき里づくりネットワーク 朝比奈 遥 様
朝比奈様からは多賀町大滝地域を拠点に進められているまちづくりの取組が紹介されました。人口減少や高齢化、交通手段の不足など、地域が抱える課題を出発点に、住民と話し合いながら将来像を描いてきた経緯が語られました。その実践として、給食弁当の製造販売をはじめ、子どもや大人の居場所づくり、買い物支援の移送サービスなど、日常の暮らしを支える事業を展開していることが紹介されました。
いずれの活動も、地域の声や「こうあったらいい」という思いを大切にしながら進められている点が特徴的でした。また、ふるさとワーキングホリデーなどを通じて、地域外の人との新たなつながりが生まれていることにも触れました。地域の人が楽しみながら関わり続けることが、結果として持続可能な地域づくりにつながっているとまとめられました。

藤田様写真

自分らしい暮らし方の事例紹介(2)

暮らシフト研究所 藤田 知丈 様

藤田様からは米原市曲谷地域を拠点とした「暮らシフト研究所」の取組が紹介されました。
自然環境と共に暮らす中で、健康を基盤としたウェルネス志向の生活や、食・仕事・地域活動を切り分けない暮らし方が実践されています。ヴィーガンカフェの運営や宿泊・体験事業、自然農や林業活動などを通して、日々の暮らしそのものが社会や地域とつながる活動となっている点が特徴です。
また、完全移住に限らず、多地域居住や関係人口といった柔軟な関わり方が、人口減少地域における新たな可能性として示されました。
地域を「住む場所」だけでなく、学びや仕事、居場所が重なり合う場として捉える視点が共有されました。こうした実践を通じて、一人ひとりが無理なく続けられる形で、持続可能な暮らしと地域のあり方を模索していることが伝えられました。また、日々起きることにについて全て奇跡(=有り難い)と感じると、日々の暮らしでは感謝しかない、との言葉もありました。

遠田様写真

従業員が生き生き働くことができる企業の事例紹介(1)

近畿環境保全株式会社 遠田 万葵 様

遠田様からは、「従業員の幸せ」を軸にした職場づくりの事例が紹介されました。廃棄物処理業が抱える「きつい・危険」といったイメージの中で、人を大切にする働き方をどのように実現してきたのか、その背景と取り組みが語られました。

安全と健康を守る取り組みとして、事故防止や熱中症対策、AED講習の実施に加え、森林を活用したウォーキングやヨガ、部署ごとのオリジナル体操などが紹介されました。

また、時間単位の有給制度や時短勤務の導入、意見を吸い上げる仕組みづくりなど、多様なライフステージに配慮した働き方についても触れられました。さらに、地域貢献活動や社内交流、学びの機会を通じて、社員同士や経営層とのつながりを深めている点も特徴として挙げられました。これらの取り組みを通じて、誰もが安心して働き、自分らしく暮らせる地域社会の実現を目指していることが共有されました。

吉田様写真

従業員が生き生き働くことができる企業の事例紹介(2)

株式会社パレット 吉田 香奈子 様

吉田様からは、ケーキづくりを通じて人の笑顔を大切にする経営の事例が紹介されました。

滋賀県内で5店舗を展開し、すべての店舗にパティシエを配置して作りたてのケーキを提供するという、現場を重視したものづくりの姿勢が語られました。従業員の立場から事業承継し代表に就任した経験を踏まえ、『関わる人の笑顔を増やし続ける』ことを経営の軸にしている点が紹介されました。

健康経営の考え方のもと、長年続けている「ありがとうカード」や、社員同士の共感体験を大切にした交流の取り組みが実践されています。また、地域の学校でのケーキ作り体験や職業講話などを通じて、従業員自身が仕事への誇りを深める機会を設けていることも特徴です。こうした取り組みを通じて、従業員が笑顔で働くことが、地域に愛され続けるケーキ屋としての持続的な経営につながっていることが示されました。

フォーラム8

パネルディスカッションでは、「地域と良好な関係を築きながら活動していくためのコツ」「滋賀らしさ」「豊かさとは何か」について、鵜飼先生からの問いかけに地域との関係づくりについては、立場の異なる4 人それぞれの視点からコメントが共有されました。

詳細は、こちらのレポートをご覧ください。

お問い合わせ
総合企画部 県民活動生活課 県民活動・協働推進室
電話番号:077-528-3419
FAX番号:077-528-4840
メールアドレス:[email protected]
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