開始:19時00分
(挨拶)川村委員
(自己紹介)各委員・事務局
(趣旨説明・資料説明)事務局
【川村委員】
評価シートについては、難しいものでは見てもらえず、分かりやすい形がいいと思うが、どの程度のものがよいか。
【新川委員】
かなり細かく設定して、最後の結果が数字で出るように工夫をしているものもあるが、使う側はそんなに細かく分けられるものではないということもある。少しシンプルなものでよいのではないか。
協働の成果について簡単な4~5項目、5段階ぐらいで、最後に具体的に少し記述してもらう程度ではよいのではないか。例えばお金に換算をしてどれくらいかかったかとか、コストはどうかなどを少ししあってもよい。全部で1ページぐらいがよいのではないか。
【萩野委員】
NPOは慣れていないのでシンプルの方がよい。5段階評価なら見えやすいので、記述は全体の評価部分ぐらいがよいのではないか。「はい」か「いいえ」ぐらい、もしくは数字に○を付けるとかでないと答えるのが面倒になる。
【新川委員】
数字に○付けがいいと思う。例えば、協働して考えたとおりの成果はあったか、行政は施策目標に貢献したか、NPOは自分たちの目指すものに貢献どれだけしたか、相乗効果が出たか、最後に困ったこと改善することなどを記述してもらってはどうか。
【萩野委員】
行政は協働だと思っていてもNPOはそう思っていない場合もあり得る。
【川村委員】
協働ではないというより、本当の協働にして行くにはどうするのかという観点で進めていくことが必要ではないか。
【萩野委員】
協働ではないというと何が協働かという話になる。評価シートをもとに、こうすればよりよい協働になるのではないかというアドバイスはできると思う。
【新川委員】
評価シートはぜひ各所属と相手先両方に聞くようにしてほしい。
【萩野委員】
形態が補助であるものを協働としてあげているものが多い。
【新川委員】
補助も中身、プロセスによって協働になるものとならないものがある。この評価シートでその辺を浮かび上がらせればと思う。
【川村委員】
研究会の報告では、補助要綱から作っていくのが協働で、それ以外は違うと言ってしまうと着いていけない部分がある。目指すのはそこだが、今は何合目まで来ているのかということにしていきたい。
【萩野委員】
来年度の協働事業一覧には、研究会で進めてきた協働とはこうものだとイメージできるものがポツポツと出てくればいいと思う。
【新川委員】
形は変えられなくても、中身は協働らしくなってきたなというものが出てくれば。
【石井委員】
協働の語源やテーマについてどういった意味合いがあるのか。
【川村委員】
県としては平成11年に作った「県民の社会貢献活動促進のための基本的な考え方」で「共通の目的の実現のためそれぞれが自らの役割を自覚し、ともに考え、ともに汗を流して取り組んでいくこと」としている。
全国的に見るといろいろと定義はあるが、研究会ではあまりそれにはこだわらずに、具体的にどういうことが協働なのかを議論した。
【新川委員】
だいたい30年ぐらい前から出てきた言葉で、前は共同、協同がよく使われていたが、協働ここ5~6年よく使われるようになった。共同は合体するイメージがあり、協同は一緒に加わってその仲間うちで何かをやっていくというイメージがある。協働はそうではなく自立した同士が、同じ目的に向かってともに働いて大きな成果を出していくということである。
もともと、英語を訳すときに、コミュニティは共同が近く、コーポラティブは協同でよいが、パートナーシップやコラボレーションにピッタリする言葉がなくて、協働という言葉が使われることが多くなったのではないかと思っている。
【石井委員】
ヴォーリズ建築を研究しているが、ヴォーリズは大正時代にすでに協働という言葉を使っていた。協は十字架と力三つと書き、働は人が動くということを絶えず言っていた。十字架は同じ志を持つということを表し、お互いの個性を生かしながら役割分担をして持っている力を発揮することなのかなと感じている。力三つは行政、NPO、県民とか三方よしにも通じる。
協働の意味を分かりやすくして理解してもらい、自己評価してもらうようにすると意味が出てくると思う。
【秋山委員】
協働については、知事ももっとやっていくようにと力を入れている。
【川村委員】
当室としては協働の質に重点を置いていたが、数も増やすように言われている。
【新川委員】
数も大切で、すそ野を広げることになる。
協議風景(趣旨説明・資料説明)事務局趣旨:分野や行政部局の縦割りで取り組めていない、あるいは取り組みにくかった課題について、県職員とNPO関係者がチームを作って、現状分析からモデル事業まで協働して検討、実施し解決を図っていこうとする新しい仕組み。
県職員には関係所属と意欲のある職員を公募して入ってもらう。
テーマ選考方法:提案書と内容書に所要事項を記述してもらい、このボードで内容をみて選考する。
今後の予定:5月~:テーマ募集 → 6月:テーマ選定(関係所属の意見を聞く)→ 6月中:部員募集 → 立ち上げ
【萩野委員】
部活のテーマは漠然としているので、県のやっている施策まで書けたらすでに取り組んでいるのではないか。
【新川委員】
もともとは行政の縦割りを越える提案を期待しており、どんな問題を取り上げるのか、どう解決していくのか、それを解決することによる目指す方向とか姿、協働していく必要性や効果、程度の記述で、具体的なことは部活を立ち上げてから考えていくということでよいのではないか。
【堤委員】
確認だがNPOと県の協働に絞るのか。
【事務局】
NPOと県の協働部活である。最初はこの2者でやって、テーマによっては必要があれば市町が入ることはあり得る。
【堤委員】
選考する場合、協働については、テーマは様々で内容だけで優劣はつけにくい。最初のハードルは下げ、まずは採択してから、徐々に条件をあげていくほうが良い。
【新川委員】
テーマは山ほどあってよいと思う。立ち上げて、どれだけ企画して実践できるのかが重要。
【川村委員】
部活の具体的な取り組みのイメージやテーマがあれば。
【事務局】
報告書にもあるが、例えば環境学習などは、県庁内でも所管する担当課があるが、他の部局でもいろいろと取り組んでおり、テーマの候補であると考えている。
【堤委員】
環境分野は、かなり煮詰まっている。環境だけでは解決できないことが増えいろいろな応援がいる。
また、行政側もNPO側も「あの人とやりたい」というように引っ張ってくることが重要で、重要な最初の仕掛けが見えにくい。昨年来関わってきた人たちを中心に、ある程度、誘い込むことも必要ではないか。
【石井委員】
部活はリーダーやコーディネイター養成、育成にもつながり、また周りの人たちにも大きな刺激になると思う。
【萩野委員】
昨年の協働研修では、研修生が協働事業を企画提案した。大変な力作で、こういうものを土台に提案してもらってもいいのではないか。
【堤委員】
協働については、成功事例を作っていくことが大切である。
【石井委員】
良好な協働の仕組み作りの観点の成果と、各分野での実践の成果の2点を成果として大切にする必要がある。なぜ協働が必要なのか分かりやすくする。そのことによって、将来、主体性を持った市民活動(自治会活動)の推進になっていくことに意義がある。
全員一致で新川委員を選出した。
部活のテーマ選定基準などを修正し、募集期間を5月20日ごろから6月13日ごろまでとして、第2回ボードを6月15日(水曜日)午前10時から県庁で開催し、テーマ選定を行う。
終了:21時25分情報掲載日 2006年06月30日
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滋賀県県民活動課NPO・協働推進担当