県民文化課から「ラウンドテーブルしが」趣旨説明、ルール説明
従来、「ラウンドテーブルしが」は県庁周辺で、滋賀県を対象として実施してきたが、今回、初めて県庁から離れて南部振興局で開催し、市町職員の方の参加をいただいた。また、NPOからの参加についても、14名の参加があった。今回のテーマは「協働」という大きな枠組みでの話であり、もっと具体的な話をするべきだ、「ラウンドテーブルしが」の運営自体に問題があるのではないかという意見があった。
県民文化課NPO活動促進室:平成16年度にNPOと滋賀県のよりよい協働を推進するため、協働の仕組みやルールについて、NPO関係者、県職員、有識者等で構成する「しが協働モデル研究会」を設置して議論して、「しが協働推進ボード」、「協働部活プロジェクト」、「ラウンドテーブルしが」、「しが協働ル~ム」の4事業を開始し、取り組んでいる。しかし、行政側には、NPOとの協働がそんなにうまく行くか、NPOをそこまで信頼していいのかという不信感があり、またNPO側には、行政は口ばかりで、任せたと言っては口出しをする、行政はNPOをただの下請けのように思っていないか、という不信感があるようだ。個人個人でも協働に対する思いも違うが、この場で一緒になって考えられればいいと思う。
草津市:「協働のまちづくり指針」に取り組んでいる。
栗東市:学区単位で地域振興協議会を作っている。
野洲市:市民活動底上げ支援。303団体の登録をいただいている。
甲賀市:市民活動ネットワークを作って、おのおのの活動についての意見交換等を実施している。
NPO:テーマがあまりにも漠然としていて、話がまとまらない。テーマをもっと絞って設定するべき。
NPO:この場に出てくるNPOは分かっているのだから、活動紹介等はこの場で行うべきではない。会議を始める前に済ませておいてから、議論の場に出てくるようにしないと時間の無駄だ。
NPO:協働について議論できると思ったのに、期待はずれだ。ラウンドテーブルは課題抽出を行うお見合いの場だ、と言うが、それが分かっていればここには来ない。それを広報の時点で知らせておくべきだ。
NPO:NPOにも行政にも言えることだが、座っている姿勢から協働に対する取り組み方が表れるのではないか、と思う。真剣に取り組もうとする人は椅子から乗り出してくるが、そうではない人は背中が椅子の背もたれにくっついたままになりがちだ。
NPO:情報の一元化が計られればいいと思う。いろんなところから同じ情報が出ていてもしょうがない。
行政:情報発信については苦慮している。これは行政、NPOともに重要なことだと思う。しかし、どのように情報を出せばNPO、県民に届くのかが難しい。市町にお願いして、自治会の皆さんに広報をお願いしたりしている状況だ。
行政:行政の性質上、平等性、公平性を保たなければならない。広報をしてほしい、というNPOからの依頼があっても、なかなか協力できないのが実情だ。
NPO:行政には財政的な問題があり、事業としてもなかなか進まない。NPO側おのおのが自主独立すべきだと思う。
NPO:事業の自立は可能だが、財政の自立は困難だ。
NPO:指定管理者選定の話で、行政は財政的な支出を低く抑えて、市民サービスは大きくしろと言うが、それは難しい。
NPO:行政が何らかの事業をしようとするときに、行政側から、この事業については、このNPOとこのNPOがやればいいというふうに指定することはできないものか。
閉会 [12時00分終了]
情報掲載日 2009年01月26日
基本情報に戻る
滋賀県県民活動課NPO・協働推進担当
e-mail:[email protected]