県民文化課から「ラウンドテーブルしが」趣旨説明、ルール説明
全国スポレク祭に焦点を当てての協議となったが、スポレク祭はあくまでも起爆剤なのであって、大切なのはスポレク祭後に県民の皆さんがどれだけ健康作りのための生涯スポーツとして運動、レクリエーションに親しむことが出来るか、というところだという認識が確認された。ただ、滋賀県からのチラシなどで「感動スタジアム滋賀の発信」というのは、違和感がある。行政側が意図したものと受け取る側の認識が違っていたようで、違った形でのアピールも必要ではないかという協議であった。
日野川を見守る会:日野町、東近江市、竜王町、近江八幡、野洲の流域住民を交えたNPOだ。流域住民とともに日野川改修、自然環境保全をやりながら将来へ向けて環境の関わり、支援を考えてやっている。
瀬田川リバプレ隊:南郷洗堰で、100年祭で流域住民が歴史を勉強しようと始まった。琵琶湖、瀬田川の環境、歴史、治水。スポーツと環境との結びつきについてヒントがほしい。
世話人:スポレク祭がきっかけとなって2010年以降の数値アップとかスポーツ振興の裾野が広がったとか、何らかの形での検証が必要で、一過性のもので終わってはならない。
行政:「スポーツで生きがいを」と推進しているが、実際に体にとってこういいんだという意味づけも必要だ。個人レベルで言えば、健康になったり、また体力的な問題だけでなく、精神的なストレスから開放される効果があったりするという気持ちの問題についても大会を通じた研究事業として大会に参加したグループの経過を観察し、成果として出したい。
世話人:大津市仰木の棚田稲刈りツアーの申込が全国から殺到した。わざわざお金を払って稲刈りをしてくれるというのは、何とありがたい話かと思うが、そうではなくて、エコツーリズム的発想でされていて、そのことが心身の効用につながって、そのお米でご飯を食べて、体を動かすことがレクリエーション的なことにつながる。
世話人:スポレクに子どもが参加して、そこで何かに気付いて5年後、10年後に発展的な経過があって、その原因を探ったら、スポレク祭が契機だったんだ、ということになれば県民にとって有意義なものとなる。
行政:環境、健康、福祉も含めて、何でも参加できる大会を目指していきたい。マスコットキャラクターの話もあるが、これらも盛り上げる材料だ。起爆剤として、本大会を使ってもらってNPO活動を広げてもらい、地域の活動、自治会の活動等、一体となって広がっていけばいい。
世話人:エアロビなんかに行くよりちゃんと家事をやることが十分運動だ。しかし、こういうのが頭にない。スポレク祭も大事だが、健康作りという視点で見れば現代的ではないか。
行政:健康スポーツという分野もあり、バスの一駅を歩こうか、とかエレベーターではなく階段を使おうか、とか。こんな感覚で、体を動かすことに興味を持ってもらえればという意味でも起爆剤だ。
NPO:規定の18種目とフリーの6種目の競技ということだが、滋賀県で開催するということで、琵琶湖に関する競技はないのか。
準備室:フリーについては希望団体からの申し出があった上で、開催市町、地域との関係から決定されるもので、水上競技に関するエントリーが少なく、結果6種目となった。しかし、「びわ湖ふれあい事業」という形で広報イベント的なものを考えている。
世話人:スポーツというのでいろいろな切り口がある。釣りで言えば、スポーツフィッシングというのもある。
世話人:イメージ的にスポレク祭とマスターズとが県民にとって、一部の人がやっていると思われてしまうような。
世話人:感動スタジアム滋賀には違和感がある。言葉としてはいいが、発信する感動とはどこに焦点を当てたものか。スタジアムというのは滋賀県全体を指すのか。
世話人:「感動スタジアム滋賀」の話を聞いていると、みんながプレーヤーというイメージだ。全体をスタジアムに見立てて、競技者のプレーを客席から見ているというふうに思っていた。「スタジアム」はみんながプレーヤーだと補足してもらえれば。
行政:滋賀県全体をスタジアムと想定してきたので、その感覚はなかった。全体が参加するということだ。スポーツというのは、そこでプレーする人もいれば、何らかの形で参加する人もいる。サポートしたり、教えたり。計画の中でも「見る、する、支える」とうたっている。
世話人:スポレクという言葉には滋賀らしさは感じられない。スポレクに変わる言葉はないのか。キャッチフレーズは大切だ。
NPO:NPO法人で瀬田川漕艇倶楽部という法人がある。彼らは熱心で、すごいエネルギーがある。そういったNPOに参加してもらえればいいと思う。
世話人:もっと大学生が関わる場面もあるのではないか。滋賀県にはスポーツ専門の大学もある。
NPO:ボランティアなんかの声掛けではスポーツ団体だけではなく、ボーイスカウト、ガールスカウトにも声を掛けて欲しい。一見スポーツとは関係ないが、そういうところにスポレクを説明して、何らかの形で理解してもらって。波及効果があるものと思う。
NPO:他のキャンペーンでも経験しているが、行政とNPOが協力して何かをしようとするときに、NPOにもっと主体性を持たせればいいのではないかと感じる。ある程度責任を持たせて。実行委員会でも行政とNPOの関係がはっきりしないことがある。主体性がないから、NPOにも腰が引けている部分があったりする。
世話人:スポレク認定というのはどうか。「これはスポレクに認定します。」「あれもスポレクに認定します。」というように。2010の検証をするときに、滋賀県として「感動スタジアム滋賀」を発信した、その後に何が残ったかが大切だ。
世話人:スポレクの競技には意外性がない。視点を変えてやった方が滋賀らしさを満喫できるのでは。
NPO:滋賀らしさがない。滋賀に合っているのはトライアスロンでは。スポーツとしては競技だけでなく、開催の時にバルーン、ハングライダー、カヌー、ウィンドサーフィン等、そういうものが滋賀県のアピールにはいいと思う。
NPO:頭の体操もスポーツだ。音楽のコンサートも広い意味で脳の体操では。
事務局:障害者が関わる場面はあるのか。
行政:障害者との関わりは今のところない。
閉会 [12時00分終了]
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