協議風景
NPO側と行政側で、自然にふれあうことのできる都市と農村交流は、地域の自主性や関係機関団体が協働した情報発信、事業効果として地域活性化の検討、これらを含めた計画性のある仕組みづくりの必要性等について意見交換を行い、相互理解を深めた。
世話人:農村交流施設(愛東マーガレットステーション)は大きな収益がありエコ活用もしていて成功されている。
NPO:直売所も苦労が多いがグリーンツーリズムとつながれば良いのでは。
NPO:道の駅も直売所機能があり交流の手法である。地産地消への活用にもなる。
NPO:愛東マーガレットステーションの人気が菜の花館の人気へつながり、地元加工所の売り上げも上がった。現在参加型の果樹園のオーナー制を実施しているが、値段設定が難しかった。
世話人:値段設定では大津の棚田体験は1日6千円だが人気がある。また、地元ホテルとの宿泊場所の連携を行っている。
世話人:ホテルに関連して最近の傾向では農村地域にある民泊の人気が高いように思われる。
世話人:新旭の針江では民泊1.5千円のところがあり地元料理も喜ばれている、しかし金額設定は安価ではあるが継続性に疑問がある。色んな分野において値段設定はとても重要である。
世話人:話は変わるが、飯田市の公民館講座では農業を含めて行っている。観光と農業の関係に社会教育が取り組んでいる。
世話人:地域自治組織がしっかりしている。地域の魅力発信を地域が主体的に取り組んでいる。
世話人:前にNPO法人へ県内ホテルより修学旅行生の環境学習の受け入れ相談があった。その目的の1つには、滋賀は宿泊のみになっていたので引き留めて地域PRする目的もあった。
NPO:修学旅行の内容に自然体験がメニューとして取り入れが多くなってきているように思う。
世話人:受け入れもいいが、受け入れにより地域がどのように潤うのか仕組みづくりが重要である。
NPO:その場合、グリーンツーリズムをつなげていく機能として、コーディネートを行う仕組みが大切である。
世話人:例えば、そのグリーンツーリズムをつなげていく機能として、今後グリーンツーリズム・ビューローのような機関ができると良いのではないか。
世話人:話の方向を変えるが、農業を取り巻く環境は二極化している。グローバル化と村づくりの取り組みはどうか。
県職員:棚田の維持のために地域と連携を行っている。また地域に対しても都市と農業をつなぐ地域通貨を勧めたこともあった。県においては農業土木が昔の主事業であった。結果、水環境への影響で反省することもあった。今後は棚田での交流事業を総合的に行っていきたい。また地域主体の仕組みづくりに取り組んでいきたい。
世話人:人づくりの支援は難しい。またグリーンツーリズムも受け入れが難しい。
世話人:現在、中山間の危機、耕作放棄等問題があるがそこにグリーンツーリズムを入れていくべきである。また、2007年問題もあり、今後どのように地域に取り込んでいくかが課題である。
県職員:今年からの3年計画として、地域の宝探し(地域資源の再評価)を行い、地域のコンセプトをつくるとともに、地域を支援する情報を積み上げていきたい。
県職員:また、農業高校と連携を行い地域情報の掘り起こしもしていきたい。
世話人:その他ご意見はありませんか。
県職員:振り返ると、行政は分野種別にて縦割りになっている。地域の振興の為には組織体制の見直しが必要かもしれない。
県職員:事業を行うにしても、土台となる地域の連携、考えを大切にしていきたい。
[12時00分終了]
情報掲載日 2009年01月26日
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滋賀県県民活動課NPO・協働推進担当
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