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第3回協議概要(H17年10月17日)

協働部活「フード・ウッドマイレージの低減」

第3回活動日時:平成17年10月17日 19時00分~21時30分

場所:大津合同庁舎7F多目的室(大津市松本一丁目2-1)

出席者:(特活)エコ村ネットワーキング・高階氏、本郷氏

(特活)HCCグループ・末富氏

安曇川流域・森と家づくりの会・中尾氏100年の住まいを造る会・坂田氏

滋賀県立大学環境科学部・与語氏

立命館大学理工学研究科・加用氏

京都精華大学環境建築研究所・堤氏、進氏

滋賀県地球温暖化防止活動推進センター・初宿氏

水政課・山口主任技師

農業経営課・笠井副主幹

林務緑政課・橋本副主幹

県民文化課NPO活動促進室・大橋、上出

■作業のスケジュール

・作業項目としては、現状調査(全体像の把握・・・データ収集、計算が中心)、具体的事例の検証(生産にかかるLCA調査など)、可能性評価に係る調査(制度化に向けた調査、販売実験など)、指標表示のデザイン(マイレージを指標として採用する場合の表現方法、実用化の検討)がある。

・平成19年1月から全体の報告書まとめをスタートすることを目標に、各作業項目を進めていく。フードマイレージについては、データが少ないことなどから、ウッドマイレージよりも現状調査に時間がかかるかもしれない。

・マイレージは、フードマイレージだと生産された農作物が小売店の店頭に並ぶまでをまずは計算する(農作物を郊外で販売し、都市の人がそれを求めてやってくるということも多いため、生産から消費者に渡るまでのマイレージも重要であるが、データの把握に限界があるため、まずは運搬におけるマイレージCO2を算出する。小売店などで消費者にPRする方法等を検討する)。

■LCA(ライフサイクルアセスメント)・流通だけでなく、生産工程で排出されるCO2も環境負荷を考える上で重要なため、LCAの調査の可能性を探る。

・例-ハウス栽培は露地栽培に比べて、暖房するため生産工程のCO2排出量が多い。
化学肥料は有機肥料に比べて、製造工程にかかるCO2排出量が多い。
地形が平坦かどうかによって作業に使う重機等の使い方が変わってくるので、CO2排出量は変わってくる(例えば、国内では北海道とその他の地域など)

・産業連関表で日本の産業部門別のCO2排出量のデータがあるので、これから製材業のCO2排出量の概算を推定できる。

■ウッドマイレージについて

・県内で木造住宅はどれだけ建っているかは分かるが、そのうち地域材はどれだけ使われているか。住宅建材は混在しているので、把握は難しい。モデルとして2~3軒の家についてどこの建材を使用しているか調べるのはおもしろい。目の利く人がいないとできないが。

・県内で加工されている量は分かるが、県内材の県内消費量は分からない。

・住宅課では、建築確認の申請資料で、近年分についてその年に木造住宅がどれだけ建てられたか(フロー)は分かる。しかし、過去の分からのストックは、主要な市町の分しか分からない。国勢調査の結果は世帯数なので使えない。固定資産の台帳でストックが分かるのではないか。

・製材所は県内に300ぐらいあるけど、活動しているところは少ない。木材協会の各支部にヒアリングすれば、活動している製材所はしぼれる。その製材所で扱っている木材量のうち県内産はどれぐらいかを知りたい。

・大津市瀬田で国有林を扱っているところがあり、近年は県内の国有林は県内に出荷しているので、国有林は県内のものかどうか分かる。ここから県内の二つの原木市場に合わせて約2000立方メートルの国有林が販売を委託された。その内の一つの取扱量が約9000立方メートルなので、入荷のうち県内比率が80%程のようだが、そのうち国有林はわずかということになる。

■フードマイレージについて

協議風景

・米は自給自足の国策からほとんど国内産であるが、麦は減反のところで作る程度なので国内自給率は低い。県内産か県外産かというより国内産か外国産かのレベルである。野菜に比べて調査する意味があるのかどうか。県内産は小麦粉として使っている分はほとんどない。なかなか手に入らない。

・麦は粉流通がほとんどで、県内には粉屋がないので、全農から大阪や兵庫の粉屋に行っている。粉はブレンドするので、どこの粉が県内で売られているのか把握するのは難しい。

・麦については、調査対象にするかどうか話を詰める。

・野菜のうち「ホウレンソウ」を調査対象にする。

[理由・話題]

・県内で生産量が多くポピュラーな野菜は、大根・きゅうり・トマト・ホウレンソウ・(春菊)などである。

・大根ときゅうりは京漬物としての流通がほとんどで、京都の大手漬物屋は量を把握しているかもしれないが、県内の小さい漬物屋は産地等はあまり把握していない。

・トマトはケチャップなどの加工にはあまりまわってないという点では流通の把握がまだしやすいが、ハウス栽培では暖房をしているため、生産工程におけるCO2排出量を考えると、調査対象としてはどうかと思う。ホウレンソウはハウス栽培をしているが、暖房は使っていない。

・県内の主要な市場は大津・長浜・八日市・彦根にあり、それに京都を加えた5市場が県内農作物の主な出荷先である。市場からほとんど仲卸業者を介して小売店や外食産業などに流通するが、仲卸業者は大津でも20~30ぐらいはあると思う。

・マイレージが消費者の購買に与える影響については、量販店と直売所で比較してみるのもおもしろい。

・米について、県内はどこから入ってくるのか、現在農政事務所に確認中。

■その他

・マイレージCO2を算出する計算表を作って、不足している数値を部員に知らせる。

・今回の部活では、マイレージCO2を計算して、地産地消することで滋賀県レベルでどれぐらい環境負荷の軽減に貢献できるのかを知ることも目的の一つである。ウッドについて言えば、滋賀県民がどれだけ木を使っていて、それを全て地域材に変えたらマイレージCO2はどれだけ削減されるのか。施策提案には、土地利用や実際に需要をまかなえるだけ供給できるのかなどの調査も必要である。

滋賀県県民活動課NPO・協働推進担当

TEL:077-528-4633

FAX:077-528-4838

〒520-8577 滋賀県大津市京町4丁目1-1(県庁本館3階)

e-mail:cs00@pref.shiga.lg.jp

お問い合わせ
滋賀県総合企画部県民活動生活課
電話番号:077-528-4633
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メールアドレス:cd00@pref.shiga.lg.jp