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第1回協議概要(H17年8月26日)

協働部活「フード・ウッドマイレージの低減」

第1回活動日時:平成17年8月26日 18時00分~20時30分

場所:大津合同庁舎7F多目的室(大津市松本一丁目2-1)

出席者:(特活)HCCグループ・末富氏

(特活)エコ村ネットワーキング・高階氏、本郷氏

安曇川流域・森と家づくりの会・本間氏

100年の住まいを造る会・市川氏

滋賀県立大学環境科学部・松岡氏、与語氏

京都精華大学環境建築研究所・堤氏滋賀県地球温暖化防止活動推進センター・初宿氏

水政課・山口氏

環境こだわり農業課・豊岡氏

農業経営課・笠井氏

林務緑政課・橋本氏

高島県事務所環境森林整備課・今城氏

県民文化課NPO活動促進室・川村、大橋、上出

■マイレージについて

・マイルズは「距離」、マイレージは「距離×量」を表すが、たとえば外国から物が日本に運ばれる場合、(船で運ばれることが多いが)マイレージは大きい。しかし、環境に負荷を与えるという観点からすると、輸送量単位当たりのCO2の排出量は船<鉄道<車(トラック)の順で多いから、マイレージが大きいほど、環境に負荷を与えているとは必ずしも言えない。外国から日本に船で物が運ばれるのと、アメリカ国内で物が鉄道で運ばれるのと、日本国内でトラックで物が運ばれるのをマイレージで比較することはできない。そこで、マイレージ-CO2(マイレージ×(運搬手段に応じた)CO2排出原単位)という指標が重要になってくる。仮に「マイレージ-CO2(SHIGA)」と名付けて、現在のマイレージ-CO2が100トンだとして、県内産を利用することによりマイレージ-CO2(SHIGA)が80トンになったとしたら、地産地消を進めるにおいてこの指標は意味のある指標であると言える。
・食糧、木材がどの港から入ってきたかも把握しなければならない。どの港から入り、どういうルートで滋賀県に入ってくるのか。
・地産地消という言葉があるが、どのエリアを「地」(地元)と言うのか、その定義付けが必要である。
・地産地消を進めることについては、滋賀県でとれる食物・木材で、滋賀の需要をまかなえるのかという問題もある。滋賀の自給率はどれぐらいなのか調べなければならない。調べるには、市場や工務店などに行って調査する必要がある。
・県民がどれだけ環境こだわり農産物を消費しているのか。消費者の購入意欲を高めるような、事業者にとって役に立つ指標を見つけて、それをどうPRするか。指標はインセンティブのある指標でなければならない。
・ウッドマイレージの話は、京都で制度化されている。CO2が実際にどれだけ減ったかは私たち消費者には分かりにくい。だからマイレージの考え方が必要になってくる。
・消費者からすれば「安全安心」がキーワードである。地産地消を進める上で、これが大切である。流通の実態としては、滋賀県から京都に移動している産物は多い。安全安心ということと、新鮮であるという点で、県内における県内産のニーズは高い。
・地元の木を使うことにより、地域の森を守ることができる。しかし、安い外国産材に対して高い国産材など、木の値段の課題がある。利益が出ないと商売にならない。
・近くのものを使えば輸送コストは下がる。コストには製造者側のコストと消費者側のコストがある。バブルのころは、環境に良い、体に良い農産物であればちょっと高くても売れたが、今は環境にやさしいというのは当たり前になってきつつあり、値段が高いと売れなくなってきた。
・滋賀の野菜の多くが京都の漬物屋に運ばれている。安土の豆は丹波に行っている。ブランド名が高いところに流れていく。
・マイレージについては、指標として使えると分かっても、運用するには毎年データを収集したりしなければならないことなどもあり、コスト的に運用できないということはある。

■協働部活の進め方

・部活については、いきなり調査研究をするというのもできるが、協働部活だから協働しながら調査研究を進める。部員は途中でやめてもいいし、メンバーの補強を行うこともある。
・県の予算のことにからめて、部活の進め方には二つあるように思う。来年度の事業費がなくても、何を事業としてやっていくのかをじっくり話し合って決めるのが1案。もう一つの案としては、とりあえず事業化する。そのあとその事業が「協働」じゃなければやめてしまう、というもの。
・流通把握度を調べるにおいて、フードマイレージとウッドマイレージを調べるときにはメンバーを分けて取り組んでいく。メンバーが少ない部門については、部員が知っている団体等に声を掛けて参加してもらう。
・部活において、講師を呼んできて学習会を行うのも一つ手法である。実際に環境問題の取り組みを行っている人の苦労話を聞くことは意味のあることである。

お問い合わせ
滋賀県総合企画部県民活動生活課
電話番号:077-528-4633
FAX番号:077-528-4838
メールアドレス:cd00@pref.shiga.lg.jp