湖南省

2020年6月26日

長沙市を省都とする中国中南部の省で、大陸を横断する大河長江（揚子江）中流の南部を占めています。

東・西・南部の三方を山地に囲まれ、北部には広々とした洞庭湖がある山紫水明の地です。省はこの湖の南にあるので湖南と呼ばれています。

長沙市内を流れる湘江（しょうこう）

概要

（表）
	湖南省（2024.12）	滋賀県(2025.2)
面積(平方キロメートル)	211,800	4,017
（うち湖部分）	約100分の1	約6分の1
人口(人)	65,390,000	1,398,972
人口密度(人/平方キロメートル)	309	348
自治体数	13省轄市	19
	1自治州
平均気温	16〜19℃	15.1℃（大津市）
降水量(mm)	1,200〜1,700	1,581.0（大津市）

日本との時差:-1時間

湖の比較

張家界市武陵源

（表）
	洞庭湖	琵琶湖
面積(平方キロメートル)	約2,740	約670
貯水量(億t)	約184	約275
最大水深(m)	30	103.6
平均水深(m)	6.7	41.2

滋賀県との交流の経緯

1982年：湖南省から技術研修生受け入れ開始
1983年3月：滋賀県湖南省友好県省協定調印（滋賀県ミシガン船上にて）
1985年3月：友好提携2周年記念「中国湖南省出土文物展」開催（滋賀県大津市、長浜市）
1988年6月：友好提携5周年記念「日本国滋賀県生活文化展」開催（湖南省長沙市）
1991年：ペーロン競漕に30名派遣（湖南省洞庭湖）
1991年：ペーロン船2艇の寄贈を受ける。
1993年6月：友好提携10周年記念「湖南省紹介展」開催（滋賀県大津市）
1998年5月：友好提携15周年記念事業開催（湖南省内各地）湖南省における教育施設8校の建設を援助
青少年の交流（芸術交流団受入）
2000年：青少年の交流（サッカー交流団、合唱交流団派遣）
2001年：青少年の交流（サッカー交流団受入）
2003年10月：友好提携20周年記念事業開催（滋賀県内各地）
2005年5月：周伯華省長を団長とする湖南省政府代表団が来県
2008年9月：張春賢書記を団長とする湖南省高級代表団が来県
2008年10月：友好提携25周年記念事業開催（湖南省内各地）
湖南省における地域医療分野への支援を開始
2010年8月：両県省の経済団体が経済交流に係る協定を締結
湖南省長沙市において商談会を実施（2010年、2011年）
2012年5月：湖南省で開催された第7回中部投資・貿易博覧会に出展
2012年8月：湖南省から小中学生たちが来県し、県内の子どもたちと環境学習交流
2013年11月：友好提携30周年記念事業開催（滋賀県内各地）杜家毫省長を団長とする30周年記念訪問団が来県
2014年9月：湖南省における汚水処理分野の技術支援を開始
2015年1月：湖南省における洞庭湖環境農業プロジェクトへの協力開始
2015年8月：三日月知事、西村議長、県民友好交流団、経済交流団、高校生交流団等(約100名)が湖南省訪問
2017年10月：中国国際貿易促進委員会湖南省分会がびわ湖環境ビジネスメッセ出展
2018年7月：県立守山中学高等学校が湖南省長沙21中学と交流（友好提携35周年記念事業）
2018年8月：湖南省内友好都市（湘潭市、衡陽市、常徳市）および張家界市代表団が来県
2018年9月：隋忠誠副省長を団長とする農業視察団が来県
2018年11月：友好提携35周年記念事業開催（湖南省内各地）三日月知事、川島議長、県民友好交流団、経済交流団等（約200名）が湖南省訪問
2019年7月：滋賀県誘客経済促進センター開所。由布副知事が訪湘し、開所式等を実施（湖南省長沙市）
2019年9月：滋賀県観光誘客プロモーション会実施（湖南省長沙市）
2019年11月：「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環として、湖南省の大学生45名が来県
2019年11月：JFA滋賀県U14トレセン選抜チームが2019長沙国際友好都市サッカー招待大会に参加
2019年12月：黄蘭香湖南省海外聯誼会会長を団長とする視察団が来県
2020年2月：新型コロナウイルスの影響拡大により、湖南省で医療物資が不足しているとの情報を受け、県から湖南省に医療用手袋5,000セットを提供
2020年3月：湖南省から県に対してマスク40,000枚を提供
2020年5月：湖南省から県に対してマスク10,000枚を提供
2020年9月：農政水産部と湖南省農業科学院との農業交流ウェブ会議を実施
2020年11月：第4 回アジア欧州都市水管理セミナー（オンライン）において、世界の湖沼保全に向けての呼びかけと滋賀県の琵琶湖保全の取り組みを紹介
2020年12月：湖南省の人材と介護技能実習受入れを希望する介護サービス事業者とのウェブ面接会を実施（2021年12月までに8回実施）
2021年2月：県観光スポットや地場産品を紹介する「滋賀県・湖南省ウェブ交流会」を初めて開催（2025年2月までに17回実施）
2021年6月：滋賀県誘客経済促進センターが長沙ジャパンブランド（会場：平和堂五一広場店）に出展してプロモーションを実施
2021年7月：琵琶湖博物館と洞庭湖博物館とのウェブ交流会を実施
2022年7月：青少年オンライン『バーチャル相互訪問』事業において、滋賀県立大学と湖南師範大学の学生が交流
2022年11月:第5回アジア欧州都市水管理シンポジウム（オンライン）において、世界の湖沼保全に向けての呼びかけと滋賀県の琵琶湖保全の取り組み（MLGs等）について紹介
2023年2月：滋賀医科大学と湖南医薬学院が学生や教員間、学術の交流に向けた国際交流協定締結
2023年7月：友好提携40周年記念事業の一環として、三日月知事を団長とする訪問団(50名)を派遣、三日月知事と毛偉明省長が会談
2023年8月：平和祈念交流の実施（湖南省懐化市芷江）県観光振興局と快楽老人報社が「日中健康文化交流の旅協力協定書」を締結
2023年11月：友好提携40周年記念式典・レセプション、記念植樹の開催、呉桂英湖南省常務委員を団長とする代表団(54名)が来県、友好交流に関する覚書調印、大学生交流の成果発表
2024年2月：友好提携40周年記念書道交流イベントの開催（長沙市簡牘博物館所蔵の木簡竹簡レプリカの展示、専門家による講演会、木簡を書くワークショップ）
2024年5月：滋賀県誘客経済促進センター開設5周年。大杉副知事が訪湘し記念式典等を実施、センターと湖南省旅行社協会および湖南湘江新区対外科学技術交流センターと覚書を締結
2024年5月：張迎春湖南省人民政府常務副省長代表団他8団が来県、琵琶湖博物館視察、びわ湖放送と湖南テレビ国際チャンネルが覚書を締結。三日月知事と張副省長が会談
2024年12月：滋賀県書道協会の訪問団が湖南省を訪問、同協会が長沙市の書法協会との覚書を締結するとともに書道家と交流
2025年5月:ドラゴンボート発祥の地である湖南省ベキラでの国際ドラゴンボート大会に滋賀県の選手14人が招待（3位受賞）、滋賀県誘客経済促進センターとびわこビジターズビューローが主催し県内観光事業者と湖南省の旅行事業者が商談会を実施（湖南省長沙市）
2025年8月：栗東芸術文化会館さきらにおいてさきらジュニアオーケストラと湖南青少年交響楽団が合同コンサートを開催、大阪・関西万博の中国パビリオンにおいて湖南ウィーク開催、この一環として「湖南省と日本の友好自治体との交流会」、「環境産業技術交流会」、「文化・観光プロモーションイベント」が実施され、多くの滋賀県企業等が参加
2025年11月：戦後80年にあたり、平和祈念行事開催（湖南省長沙市）、三日月知事、目片議長、県民平和交流団、青少年平和交流団等（約150名）が湖南省訪問、三日月知事と瀋暁明湖南省委書記が会談、高校生交流の実施