滋賀県平和祈念館では、資料、パネル、写真等の貸し出しや講師の紹介など、県内での平和学習のお手伝いをしています。県内の学校で取り組まれた平和学習の実践事例、学習指導案の一例を紹介します。
近くのお墓調べや地元で戦地へ行った方の手紙をとりあげるなど、戦争を身近にとらえるために地域教材を積極的に活用し、学んだことをもとに全校に発信していく学習の実践事例。平成27年度彦根市立稲枝東小学校の実践。
戦争の時代に同じ小学生として生きた人(語り部)との出会いを通して、戦争の時代の厳しさや悲しさを感じ、平和の尊さに気づき、これからの社会のあり方について自分にできることを考え発信していく学習。滋賀県平和祈念館の所蔵資料や出前授業、語り部などを活用した平成26年度の実践事例。
憧れだった教師にならずに兵士になることを選び、その後特攻隊員となってこの世を去った宇野栄一さん。学校の先輩でもある栄一さんの生き方や気持ちについて話し合い、戦争の時代を懸命に生きたことをとらえて、栄一さんへの思いを手紙に書く学習。平和祈念館所蔵の資料を活用して取り組まれた授業実践事例。
広島方面への修学旅行で取り組んだ平和学習と関連を持たせた授業展開例と、身近な地域に残る戦死者のお墓を調査する調べ学習や学校にゲストティーチャーを招いて実践した学習活動など、全9時間の単元指導計画を掲載しています。
国民学校4年生(今の小学4年生)の時に終戦を迎えた方の証言と実物資料「墨塗り教科書」を活用した授業展開例や、全9時間の単元構想図を掲載しています。
県民戦争体験記録集「戦争なんか大キライ」を活用した授業展開例と、総合的な学習の時間「平和学習」の全体計画や調べ学習用ワークシートを掲載しています。語り部の話を聞く活動や課題に沿った調べ学習、調査結果をまとめて学習発表会で交流させる学習指導計画を掲載しています。
東近江市教育研究所 平成22年度 調査研究事業 (東近江市教育研究所ホームページへのリンク)
上記の学習指導案が研究論文「実感的理解を深める教材やICTを活用した授業のあり方 -社会科の歴史学習における平和に関する授業を通して- 」に掲載されています。
東近江市教育研究所の調査研究事業には、身近な地域の戦争体験談(滋賀県民戦争体験談集シリーズ「記憶の湖」)や県民戦争体験記録集「戦争なんか大キライ」の紹介、実物資料や写真、展示パネルの貸し出しなど、授業実践や教材研究のお手伝いをしました。
滋賀県教育委員会生涯学習課の滋賀県学習情報提供システム「におねっと」を介して、講師紹介、資料貸し出しなどのお手伝いをしました。
生涯学習課「地域の力を学校へ」推進事業の学校での出前授業や体験学習支援のメニューのひとつとして、滋賀県平和祈念館室も学習活動を支援しています。