里親制度について、お問い合わせの多い内容を参考として載せています。
中学生の実子がいます。子育ての手が少し離れたので、里親になろうと考えているのですが、大丈夫ですか?
実子の有無は、里親の要件には関係なく、実子がいても里親になることは可能です。
ただ、子どもの委託を受ける際は、実子の意思も大切にする必要があります。また、委託された子どもと実子の関係で調整する必要が出てくることもあります。
家族でよく相談してください。
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我が家は夫婦共働きです。仕事がない週末なら、子どもを預かることができると思うのですが・・・・・・。
夫婦共働きでも里親になれます。里親制度の趣旨をよく理解していただき、子どもの年齢や状況に応じて養育環境を整えていただくことが必要です。
ご家庭の生活スタイルに応じた受入れ形態を検討してください。
なお、必要に応じて保育園等の利用も可能ですが、子どもの養育状況について子ども家庭相談センターと相談のうえで決めてください。
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一人で生活しています。夫婦じゃないと、里親になるのは難しいですか?
特別養子縁組をご希望される場合は、単身では難しいですが、その他の養育里親等の場合には「単身である」ことだけで「里親になれない」ということにはなりません。
ただ、単身であれば、基本的に「収入の稼ぎ手」と「子育て」を一人の方が担うことになります。 子ども家庭相談センターは「子どものために適切な養育の担い手をさがす」というスタンスで、里親制度を考えています。 その方に里親となってもらい、子どもを育てていただくことが、その子のためになるかどうか、が子ども家庭相談センターの判断の基準になります。 子育てについての知識や経験があり、適切に養育ができることなどが条件となります。
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定年を迎え、時間に余裕ができました。これから里親を始めるのって、間に合いますか?
養子縁組里親を希望される場合は、厚生労働省が定める「里親委託ガイドライン」に基づき、子どもと里親との年齢差が概ね45歳までを目安としています。
養育里親等については具体的な年齢制限は設けていませんが、里親を希望される方の体力や生活状況などを考え、安全かつ適切に子どもを養育することができるか、安定した養育環境を子どもにとって必要な期間、きちんと提供することができるかどうかなど、ご相談させていただきます。
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預かる子どもの年齢って決まってますか? また、何歳くらいまで預かることになるの?
0歳から18歳までの子どもが対象です。親の病気や離婚、親からの虐待など様々な事情により家庭で生活できなくなった子どもたちを、子どもにとって必要な期間、養育していただきます。
ただし、子どもの状況により20歳まで延長することがあります。
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子どもと出会えるのは、里親登録順ですか? 里親になれば、必ず子どもと出会えるというものではないの?
里親制度は「子どもにとって適切な養育の担い手をさがす」ための制度になります。里親登録順に子どもをお願いするわけではありません。
登録後、すぐに出会いがある場合も、出会えるまでに時間がかかる場合も、出会えない場合もあります。
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1歳までの女の子を預かりたいです。受け入れたい子どもについて、里親の希望は聞いてもらえますか?
受入れ可能な子どもについて里親のお考えはお伺いしますが、委託先は子どもの立場にたって子ども家庭相談センターが決めます。
受入れ希望の幅が狭い場合、子どもと出会える機会はそれだけ少なくなります。
里親制度は「子どものためのものである」ということをご理解ください。
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里親登録しても、すぐに委託があるとは限らないと聞きました。待っている間にできることってありますか?
登録から委託までの間は、里親会(★1)や里親支援機関(★2)が開催する研修会や行事等に積極的に参加し、里親制度や子育てについての理解をより深めていただければと思います。
子ども家庭相談センターでは、里親家庭の状況や社会的養護に対する理解度、研修等の受講状況、「里親委託にかかる児童受入意向調査票」などの情報をもとに、委託候補先の里親を検討します。
また、市町や子ども家庭相談センターから緊急で一時的な子どもの預かりをお願いすることもあります。
(★1)里親会
里親とその関係者が作っている団体で、各都道府県・指定都市にあります。実際に子どもを委託されている方だけでなく、委託を希望中の方も一緒になって互いに支え合い、子育ての悩みを分かち合いながら、よりよい家庭を築き、子どもの健やかな成長を願う、貴重な交流の場となっています。
(★2)里親支援機関
里親会、児童家庭支援センター、里親支援専門相談員を置く児童養護施設や乳児院、公益法人やNPOなど、様々な主体が参加し、それぞれの特色に応じて、分担・連携し、里親制度の普及促進、里親委託推進、里親支援の事業を行うものです。里親家庭に訪問し、児童の状態把握や里親への相談・援助等を行ったり、里親同士の情報交換や養育技術の向上等を図ったりする取り組みを進めています。
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子どもを育てるのって、意外とお金がかかるもの。必要な経費って、全部里親が負担するんですか?
子どもの年齢に応じて里親手当(親族里親、養子縁組里親は除く)、生活費、教育費など必要最低限の経費は、国が定める基準に基づいて、県から支給されます。ただ、あくまで必要最低限ものですので、それぞれの里親家庭で工夫をお願いすることもあります。
※ 医療費は専用の受診券により、通常の医療受診にかかる自己負担分は免除されます。
※ 予防接種等を行う場合、別途申請が必要となります。
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