令和4年秋開始接種（オミクロン株対応2価ワクチン）の基本的な情報について（12歳以上）

こちらは12歳以上の、オミクロン株対応2価ワクチン（およびノババックス）による3回目以降の接種について掲載しています。

※小児接種（5歳～11歳）のオミクロン株対応ワクチン接種についてはこちら

「令和4年秋開始接種」を行う期間は、令和4年9月20日から令和5年5月7日まで。

1回

無料（全額公費）

■「令和4年秋開始接種」の対象は、以下を全て満たす方全員です。

• 12歳以上の方
• 初回接種（1・2回目接種）(※1）を完了した方
• 最終接種から、一定期間が経過した方（※2）

（※1）次の方が、初回接種に相当する接種を受けた方となります。ただし、日本で初回接種について薬事承認されているワクチン(※3）を接種している場合に限ります。

（ア）海外で2回接種した方
（イ）海外在留邦人等向け新型コロナワクチン接種事業で2回接種した方
（ウ）在日米軍従業員接種で2回接種した方
（エ）製薬メーカーの治験等で2回接種した方

※なお、ヤンセンファーマ社のワクチンにおける初回接種の回数は1回です。海外で1回接種が完了している場合、日本では2回目接種が完了しているものとみなし、海外で2回接種が完了している場合、日本では3回目接種が完了しているものとみなします。

（※2）「一定期間」はワクチンによって異なります。

• ファイザー社およびモデルナ社オミクロン株対応2価ワクチン：3カ月以上（令和4年10月21日以降）
• 武田社ワクチン（ノババックス）の従来ワクチン（1価）：6カ月以上（令和4年11月8日以降）

（※3）次にあげる海外製のワクチンは、（）内に記載している日本で薬事承認されているワクチンと同一のものとして取り扱います。

• 復星医薬（フォースンファーマ）／ビオンテック社製造「コミナティ」（ファイザー社製「コミナティ筋注」）
• インド血清研究所製造「コビシールド」（アストラゼネカ社製「バキスゼブリア筋注」）
• インド血清研究所製造「コボバックス」（武田社（ノババックス）製「ヌバキソビッド筋注」）

前回の接種までに接種したワクチンの種類にかかわらず、以下のいずれかのワクチンで1人1回のみ接種となります。

※ここでいう2価ワクチンとは、新型コロナウイルスの従来株（起源株）とオミクロン株（BA.1またはBA.4/5)に対応した2つの成分が含まれているワクチンのことです。

■ファイザー社のオミクロン対応2価ワクチン（12歳以上）：初回接種と同量を注射します。

・「ファイザー社のオミクロン対応2価ワクチンについて」　※厚生労働省のホームページへ

・「コミナティRTU筋注（2価：起源株／オミクロン株）添付文書」　※医薬品医療機器総合機構（PMDA）のホームページへ

■モデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチン（12歳以上）:初回接種と同量を注射します。

• 令和4年12月14日から、「18歳以上」から「12歳以上」に対象年齢が引き下げられました。

・「モデルナ社のオミクロン対応2価ワクチンについて」　※厚生労働省のホームページへ

・「スパイクバックス筋注（2価:起源株／オミクロン株）添付文書」　※医薬品医療機器総合機構（PMDA）のホームページへ

■武田社ワクチン(ノババックス)の従来型ワクチン（12歳以上）:初回接種と同量を注射します。

• 令和4年11月8日に、組み換えタンパクワクチンである武田社ワクチン（ノババックス）による3～5回目の追加接種が、予防接種法上の「令和4年秋開始接種」に位置付けられました。
• 「令和4年秋開始接種」は1人1回のため、11月8日以降にノババックスで3～5回目に該当する追加接種をした場合、その後にオミクロン株対応2価ワクチンの接種はできませんのでご注意ください。
• オミクロン株対応2価ワクチンと違い、前回の接種から6カ月以上経過する必要があります。
• 令和5年3月8日から、「18歳以上」から「12歳以上」に対象年齢が引き下げられました。

・「武田社ワクチン（ノババックス）について」　※厚生労働省のホームページへ

・「ヌバキソビッド筋注添付文書」　※医薬品医療機器総合機構（PMDA）のホームページへ

■効果

• オミクロン株対応2価ワクチンには、BA.1対応型であってもBA.4-5対応型であっても、オミクロン株の成分を含んでいるため、従来型ワクチンを上回る重症化予防効果とともに、持続期間が短い可能性があるものの、感染予防効果や発症予防効果も期待されています。
• また、従来株とオミクロン株の2種類の成分があることにより、誘導される免疫も、より多様な新型コロナウイルスに反応すると考えられるため、今後の変異株に対して有効である可能性がより高いことが期待されています。
• このため、対応するオミクロン株の種類に関わらず、その時点で接種可能なオミクロン株対応2価ワクチンの接種をご検討ください。

■安全性

• ファイザー社およびモデルナ社の2価ワクチンによる追加接種において、どちらのワクチンも従来型ワクチンによる追加接種時と比較しておおむね同様の症状がみられました。
• BA.4/5対応型については、どちらもBA.1対応型と同じ株系統を用いていることをふまえ、安全性に影響を及ぼす可能性は低いと考えられることが薬事承認審査で確認されています。
• 主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等。まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。
• ごくまれではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸の痛みや動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。
• ごくまれではあるものの、ワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。

原則、住民票所在地の市町（住所地）の医療機関や接種会場での接種となりますが、場合によっては、住所地以外でのワクチン接種も可能です。

接種にあたって注意が必要な方や接種を受けることができない方がいます。

詳しくは、「新型コロナワクチンの接種にあたって注意が必要な方、接種を受けることができない方について」をご覧ください。

ご自身が該当しているかもしれないと不安な方は主治医やかかりつけ医に一度ご相談ください。

なお、新型コロナウイルスに感染した方でも、体調が回復して接種を希望する際には、その治療内容や感染からの期間に関わらず新型コロナワクチンを接種することができます。

詳しくは、厚生労働省Q＆Aをご覧ください。

お住まいの市町でワクチンを受けることができる医療機関や接種会場を確認していただき、予約をしてください。

接種券の再発行などに関することはお住まいの市町へお問い合わせください。

厚生労働省ホームページ

・令和4年秋開始（オミクロン株対応2価ワクチン）についてのおしらせ

・新型コロナワクチンの有効性・安全性について

・審議会・検討会等の資料について

独立行政法人医薬品医療機器総合機構（PMDA）ホームページ

・ワクチン接種を受ける人へのガイド検索