本日、諮問委員会への諮問を経て、京都府、大阪府、兵庫県について、緊急事態宣言を解除することが政府対策本部により決定されました。
本県といたしましては、つながりの深い近隣府県の感染状況が一定の落ち着きを見せ、緊急事態宣言が解除されたこと自体は、好ましい状況にあると考えております。この間、この状況を作り出すためにご尽力いただいた方に感謝を申し上げます。一方で、緊急事態宣言が解除された府県においても、感染者はまだ発生している状況ですので、気を緩めず、県として必要な対策は継続してまいります。
京都府、大阪府が緊急事態宣言の対象から外れたところではありますが、本県の現状を鑑みれば、先にお示ししている「コロナとのつきあい方滋賀プラン」に基づき、引き続き「警戒ステージ」にあると判断しています。
こうしたことから、現在本県において実施している、県をまたぐ移動や接待を伴う飲食店等への外出自粛の要請、大規模イベントの開催自粛の要請、県外からの利用者が多く見込まれる琵琶湖湖岸の駐車場の閉鎖等の対策は、引き続き5月31日まで継続してまいります。
県民の皆様には御不便をおかけすることとなりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に引き続き御協力をお願いします。
また、事業者の皆様には、いわゆる休業要請は行いませんが、業界や団体が作成するガイドラインを参考に「三つの密の防止」など徹底した感染予防対策を講じていただきますよう、お願いいたします。県としても、緊急事態措置コールセンターに相談窓口を設け、事業者の皆様が営業再開いただくうえで、感染防止対策をご説明するなど、できる限りの支援を行ってまいります。
県としても、徹底した感染拡大防止対策、医療提供体制の充実強化、経済・雇用・生活支援対策強化に引き続き全力で取り組んでまいります。皆様からのご協力をお願いいたします。
令和2年5月21日
滋賀県知事 三日月大造