1.インフルエンザ
2.麻しん・風しん
3.日本脳炎
4.ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症
5.水痘および高齢者の肺炎球菌感染症
6.その他
※これらの予防接種に関する接種費用、場所など具体的な内容に関しては、お住まいの市町へお問い合わせください。
今年は過去5年で最大量のワクチンを供給予定ですが、より必要とされている方に確実に届くように、ワクチン接種の時期について御協力をお願いします。
また、65歳以上の方(定期接種対象者)、妊婦および生後6か月から中学3年生の方については、接種費用の助成を受けられることがありますので、お住まいの市町に御確認ください。
・インフルエンザワクチンは重症化予防などの効果がある一方で、発病を必ず防ぐわけではなく、接種時の体調などによって副反応が生じる場合があります。医師と相談の上、接種いただくとともに、接種後に体調に異変が生じた場合は医療機関に御相談いただくようお願いします。
・インフルエンザワクチンの供給量には限りがあります。
予防接種法による定期接種は、1歳の者、小学校就学前1年の者を対象に市町により実施されています。
接種回数は2回です。
※具体的な接種方法については、お住まいの市町にお問い合わせください。
麻しんは、一般に「はしか」と呼ばれている急な発熱や発しん等を特徴とする感染力の強い急性ウイルス性の病気です。
麻しんに対して免疫を持たない人が感染した場合は、10日前後の潜伏期を経て、発熱で発症します。
カタル期(3~5日)は38℃前後の発熱、咳、鼻水、結膜充血がみられ、後に口の中に小斑点が現れます。その後、発しん期(4~5日)に、再び高熱となり、赤い小さな発しんが耳の後ろ、顔面から出始めて次第に手足などに広がります。
ワクチンを接種済の場合でも、年数が経過して免疫が低下するなどにより感染するケースも見られます。
また、中耳炎や肺炎、脳炎を合併することがあります。
麻しんワクチンは免疫効果が高く、発症の予防や重症化予防が期待できます。
該当年齢の方はお早めに予防接種をお受けください。
また、これまで予防接種を受けていない方、麻しんに罹患していない方は、予防接種を受けることをお勧めします。
予防接種をまだ受けていない方は、患者と接触して3日以内に予防接種を受けると発症・重症化を予防できるとされています。
かかりつけ医等とご相談の上、未接種の方は早めに予防接種を受けることをお勧めします。
また、過去に予防接種を受けた方も、かかりつけ医に再接種についてご相談ください。
接種後7~12日頃に発熱、せきなどの症状が出た場合には、学校や仕事を休み、外出を出来る限り控えて、早めに医療機関を受診してください。
なお、受診する際には麻しんの患者と接触したことをあらかじめお伝えください。
過去に予防接種を受けたことがある方は、発しん等の典型的な症状が出現しないことがありますので、症状だけで判断せずにかかりつけ医にご相談ください。
麻しん(はしか)に関するご相談は最寄りの保健所で受け付けています。
日本脳炎の予防接種については、接種後に重篤な症状を生じた事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで日本脳炎の予防接種の積極的勧奨は差し控えられていました。
その後新たなワクチンが開発され、現在では日本脳炎の予防接種が通常どおり受けられるようになっています。
・日本脳炎予防接種のご案内(厚生労働省ホームページにリンク)(外部サイトへリンク)
予防接種法による定期接種は、通常6か月以上7歳6か月未満、9歳以上13歳未満ですが、平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの特例対象者に限り、20歳未満まで接種の機会を逃した分の予防接種が受けられます。
接種回数は4回です。
※具体的な接種方法については、お住まいの市町にお問い合わせください。
予防可能といわれる子宮頸がん。その感染原因の1つであるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぎます。
予防接種は、平成25年4月1日から定期の予防接種となりましたが、平成25年6月14日付で国から「ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がみられることから、積極的な勧奨の差し控え」の通知があり、積極的な勧奨を差し控えていたところです。
その後、令和3年度に開かれた厚生労働省の専門家による検討部会において、国内外のデータをもとに安全性や効果を確認し積極的勧奨が了承されました。これを受けて、令和3年11月26日付で国から「平成25年の通知は廃止し、接種を個別に勧奨する対応を行う」といった内容の通知がありました。
つきましては、今後順次、各市町から対象者またはその保護者に対して予診票の個別送付を行うこと等により、接種を個別に勧奨する対応が行われていくこととなりましたのでお知らせします。
・ヒトパピローマウイルス感染症について(厚生労働省ホームページにリンク)
・「ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種に関するリーフレットについて」(厚生労働省)
予防接種法による定期接種は、小学校6年~高校1年相当の女性を対象に市町により実施されています。
接種回数は3回です。
※具体的な接種方法については、お住まいの市町にお問い合わせください。
当該予防接種後に広範な疼痛又は運動障害を中心とする多様な症状を呈する患者に対して、より身近な地域において適切な診療を提供するため、都道府県単位で協力医療機関を選定し、協力医療機関、地域の医療機関、厚生労働科学研究事業研究班の所属医療機関等が連携する診療体制が整備されています。
滋賀県では、滋賀医科大学付属病院を協力医療機関に指定しています。
・HPVワクチンの接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について(厚生労働省ホームページにリンク)(外部サイトへリンク)
HPV感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口を設置しました。
接種可能なワクチンについては「サーバリックス」(製造販売元/グラクソ・スミスクライン株式会社)と「ガーダシル」(製造販売元/MSD株式会社)とがあります。
水痘ワクチン
水痘とは、いわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。
平成26年10月1日から定期予防接種として実施されています。
予防接種法による定期接種は、1歳以上3歳未満者を対象に市町により実施されています。
接種回数は2回です。
※具体的な接種方法については、お住まいの市町にお問い合わせください。
(高齢者)肺炎球菌ワクチン
平成26年10月1日から定期予防接種として実施されています。
・高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種になりました(厚生労働省ホームページへリンク)
令和2年度から令和6年度までは、該当する年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方と、60歳から65歳未満の方で、一定の条件にあてはまる方を対象に市町により実施されています。
接種回数は1回です。
※具体的な接種方法については、お住まいの市町にお問い合わせください。