滋賀県では、最も身近で継続的な相談支援を行う市町の発達支援センター(室)(一次支援)、福祉圏域における関係機関のネットワークを活用した支援(二次支援)、県による専門性の高い支援(三次支援)で重層的な支援体制の構築を進めています。
県内6つの圏域において、発達障害者支援に関するスーパーバイズを担う職員を設置し、発達障害児者が利用する事業所等への支援を行うとともに、専門的かつ広域的な機関として、滋賀県発達障害者支援センターを県内2か所(南部・北部)に設置し、市町や事業者等への専門的助言や困難事例への対応、人材育成等を行っています。
市町において、発達障害に関する相談窓口の設置が進められています。相談の対象年齢や支援内容等は市町によって異なります。
県による認証を受けた「発達障害者支援ケアマネージャー」を中心に、各福祉圏域において市町や事業所等の支援、医療機関との連携や困難ケースへの対応を行います。
●大津市発達障害者支援センターかほん【大津圏域(大津市)】
所在地:大津市石山千町270-3
連絡先:TEL:077-526-5477FAX:077-534-4479
●甲賀地域ネット相談サポートセンター【甲賀福祉圏域(甲賀市、湖南市)】
所在地:湖南市西峰町1-1
連絡先:TEL:0748-75-6920FAX:0748-75-7741
●東近江地域障害者生活支援センター桜川【東近江福祉圏域(近江八幡市、東近江市、日野町、竜王町)】
所在地:東近江市桜川西町334-2
連絡先:TEL:0748-43-2850FAX:0748-43-2852
●彦愛犬地域障害者生活支援センターステップあップ21【湖東福祉圏域(彦根市、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町)】
所在地:犬上郡豊郷町石畑315-10
連絡先:TEL:0749-35-0008FAX:0749-35-0021
●湖北相談処すだち【湖北福祉圏域(長浜市、米原市)】
所在地:長浜市大戌亥町415-1
連絡先:TEL:0749-53-2227FAX:0749-53-0866
●高島市障がい者相談支援センター コンパス【高島福祉圏域(高島市)】
所在地:高島市今津町弘川204-1
連絡先:TEL:0740-22-5553FAX:0740-22-6161
県内2か所(南部・北部)のセンターで、市町や事業者等への専門的助言や困難事例への対応、人材育成等を行っています。
また、市町や地域の関係機関等と連携を図りながら、発達や就労についての相談に応じています。
*相談:電話にて受け付けのうえ、完全予約制による来所相談としています(個別相談は基本的に身近な地域の相談窓口をご紹介しています。)
*開所:午前8時45分から午後5時15分(土曜日、日曜日、国民の祝日、12月29日から1月3日を除く)
●南部センター
所在地:草津市笠山8丁目5-130(滋賀県医療福祉相談モール内)
対象:大津市・草津市・守山市・栗東市・野洲市・湖南市・甲賀市・高島市にお住まいの方
連絡先:TEL:077-561-2522FAX:077-502-2489
●北部センター
所在地:彦根市日夏町字堀溝3703-1(平和堂日夏店2階)
対象:彦根市・長浜市・近江八幡市・米原市・東近江市・蒲生郡・愛知郡・犬上郡にお住まいの方
連絡先:TEL:0749-28-7055FAX:077-502-2489(南部と共用)
精神疾患等に対応できる 医療機関・診療所の一覧です。「5発達障害」欄に○のある医療機関・診療所が、発達障害に対応しています。
子どもの心の健康を支える支援ネットワーク構築を目的に、医療・教育・保健・福祉分野の連携促進、発達障害等の理解促進につながる情報提供を行っています。
発達障害は、本人の特性と周りの環境とのミスマッチにより、困りごとが生じている状態をいいます。特性は外見からはわかりにくいため、誤解を受けやすく生きづらさを抱えている人も少なくありません。
私たち一人ひとりが本人の特性を理解し、関わり方や環境を相談しながら工夫することで、その人の困りごとを軽くすることができます。
受診前から医療機関と地域の関係機関が連携し、受診が必要な幼児・児童・生徒を早期に医療につなぐとともに、受診後も関係機関が連携して切れ目のない支援体制を構築するための参考として御活用ください。
≪目次≫
1市町の発達支援センター・発達支援室(課)等を中心に据えた支援体
2医療受診についての相談から受診までの流れ
3受診後の支援と連携
4実践事例
5相談窓口一覧
6資料(チェック・リスト)
県発達障害者支援協議会を構成する支援機関、学校、市町等が提供し、どのような支援者が支援を実施したのか、支援がつながったポイントは何かなどをできるだけシンプルにまとめました。本事例集が、支援に関わるみなさんが効果的に連携する際のヒントを得ていただき、発達障害のある人やその家族が安心して生活を送れる支援体制づくりの一助になれば幸いです。
≪ 事例≫
1中学校から教育支援計画が引き継がれた生徒に対して、高等学校 で支援を行い、大学入学時に大学の支援室との連携を図った事例
2高等学校でソーシャルスキルの個別指導を受けていた生徒に対し て、大学へ進学する際にきめ細やかに引継ぎを行った事例
3大学生活において、相談や教育上の配慮の提供にサポートブック を活用している事例
4高等専門学校入学後に進路変更して高等学校に転学した生徒に対して、卒業後、就労につないだ事例
5大学入学後に問題が顕在化した学生に対して、大学からの働きかけで支援につないだ事例
6卒業後就職が決まっている生徒について、高等学校から地域の支援機関へと引継ぎを行った事例
7幼児期から継続的に支援を受け、義務教育終了後も支援を受けながら高等学校を卒業し、就労した事例
8高等学校卒業後の進路について、在学中から支援機関が関わり、 職業訓練校の利用を経て就労につないだ事例
9高等学校卒業後に就労し、一旦退職した人に対して、職業訓練校での訓練を経て再就労へとつないだ事例
10短期大学在学中に障害者手帳を取得して就職活動を行ったことに より就労につながった事例
発達障害のある方やそのご家族、支援者の方々に活用していただくことを想定した情報が掲載されています。新型コロナウイルスワクチン接種時に活用できる視覚支援等の情報もあります。
(掲載内容は、適宜アップデートされます。)
【掲載されている情報】
〇ワクチン接種に関すること
〇新型コロナウイルス感染症についてのアンケート
〇注意したほうがいいこと・お金に関すること
〇一般向けCOVID-19資料
〇支援者・専門家向けCOVID-19資料
〇自治体・発達障害者支援センターでの取り組み