平成26年12月に制定された「滋賀県歯および口腔の健康づくりの推進に関する条例」は、県民一人ひとりが、日常生活において歯科疾患の予防に主体的に取り組むとともに、歯および口腔の健康づくりに関する環境の整備をしていくことを基本理念としています。
県民の主体的な取組のみでは、個人差や地域差が出てしまうことが現状であり、環境整備を進めることでこの健康格差を改善していこうということがこの条例のひとつのねらいです。
フッ化物洗口は、環境整備のひとつの手段として大変有効的な方法で、全国的にも実施する園や学校が増加してきています。また、週1回法が医薬品で対応可能となったことや第1類医薬品としてフッ化物洗口液が販売されるなど、医薬品の開発も進み、比較的容易にフッ化物洗口に取り組める環境になってきています。
そこで、フッ化物洗口のより一層の普及を図るとともに、より安全にかつ継続的にフッ化物洗口の実施ができるよう、フッ化物洗口マニュアルとリーフレットを作成しました。