これまで、本県の新型コロナウイルス感染症への感染が疑われる人への外来診療・検査については、関係機関にご協力いただきながら、必要と判断されたすべての疑い例について確実に検査を行うとともに、感染拡大防止に向けて積極的に疫学調査を行い、帰国者・接触者外来の設置、行政検査の外部委託、地域外来・検査センターの設置および医療機関における保険適用検査の拡大などにより、体制整備を進めてきたところです。
今後、季節性インフルエンザの流行期を控え、発熱等の症状を訴える人が大幅に増え、新型コロナウイルス感染症に係る検査等の需要が急増すると見込まれます。
さらに、感染が疑われる人が、相談から受診・検査まで、スムーズにつなげられる体制を整備する必要があるほか、感染拡大防止を目的とした積極的疫学調査においては、状況に応じてきめ細かな検査を実施していくことが求められています。
このような状況等を踏まえて、今般、関係者のご意見を伺い、外来診療・検査体制の見直しと更なる拡充に向けた今後の考え方をとりまとめました。
今後、各保健医療圏域において、市町や医師会、病院など関係機関と協議の上、10月中を目途に、発熱患者等が、かかりつけ医等の地域の身近な医療機関等に相談・受診し、必要に応じて検査を受けられる体制を整備してまいります。