滋賀の縁認証事業は、滋賀の縁創造実践センターがめざす「現行の制度で解決できない生活課題、地域の福祉課題に気付いた人たちが、実践者として、問題解決のために協働して具体的な取り組みをしている活動」を、滋賀の福祉実践モデルとして滋賀県、滋賀の縁創造実践センター 滋賀県社会福祉協議会の2者が認証するものです。
「一人ひとりが大事にされ、社会的孤立をつくらない共生社会をめざした活動」、「現行制度の枠にとらわれず、新たなつながりや視点から課題解決に取り組む活動」を県内にひろげていくために、認証をすすめています。
築85年の古民家を改修して地域に開放し、赤ちゃんからお年寄りまで誰もが、いつでも集える居場所となっています。お年寄りが子育てママへのアドバイスをしたり、お年寄りから遊びを教わった小学生が、大学生になってボランティアに加わったりするなど、地域の共生の場として根付いています。
地域の住民福祉協議会が主体となって運営し、住民、当事者、支援者が気軽に話すことができる場所です。身近な相談を持ちよれる場、ボランティアの交流拠点、課題を抱えた方の居場所となっており、「自助」「共助」を実践する共生社会の礎となる取組です。
認知症本人の自主活動と社会参加を目的として平成16年に「もの忘れカフェ」を始めた医療法人藤本クリニックは、平成23年からは就労の機会を望む若年認知症の人のための「仕事の場」づくりをはじめられており、本人の自主的な活動を行いながら社会参加を目指す取組には先駆性があります。
障害のある人の働きを通して地域の課題(買い物困難)を解決していこうと、平成23年9月から活動をスタート。県内の障害のある人たちの就労支援を行う事業所が集まり、高島市内山間部を中心に販売車を連ねて走っています。買い物の機会とコミュニティの場を提供し、地域の皆様から喜ばれるだけでなく、障害のある人たちが地域の中で働く機会を得て自信が持てるようになり、働く意欲が高まっています。
重症心身障害児・者の在宅生活を可能にする地域ケアの拠点として、1970年代から地域における療育教室づくり、通園事業の研究に取り組み、その成果が「滋賀県重症児通園モデル事業」(県単独事業)につながりました。通園事業は、県が国に先駆けて施策化し、重症児の通所は全県域にひろがりました。現在も、重症児・者ケアマネジメント事業を核として、日中活動の場や生活の場の提供、余暇支援、居宅介護や移動支援等の生活支援、往診、訪問看護・リハの医療支援、短期入所を組み合わせた、重症児・者の地域における生活を支援する「重症児者支援システム」づくりに取り組み、重症児者と家族そして専門職の支えとなっています。
障害のある人の地域生活を支えるための公的な制度がない中で、平成6年のころから「必要な時、必要なサービスを」をキャッチフレーズに私的契約による「心身障害児・者ホームヘルプサービス事業」を開始。そこから明らかになった課題に対応するために甲賀圏域で障害の程度を問わない総合的な地域生活支援サービスが検討され、「24時間対応型総合在宅サービス事業」として事業化されました。ホームヘルプサービスを軸に、デイサービス、ナイトケアを柔軟に組み合わせて提供する公的なサービスモデルはその後、県から国の公的な在宅福祉サービス事業となり、現在に至っています。
NO-MAは、「障害者の作品を常設できる空間・建物を」というニーズをいち早くとらえ、障害のある人の作品とプロの芸術家の作品を分け隔てなく展示するために全国に先駆けて開設されました。福祉施設での職業教育の一環として実施されていた造形活動から生まれた作品を、アートの視点からアール・ブリュット作品として評価し発信する取り組みは、障害や障害者への理解を促す取り組みにとどまらず、社会全体が、作品を作る障害者の可能性や魅力を再発見し、一人のアーティストとして受容していくことにつながっていく活動となりました。「障害者と健常者」「福祉と文化との交差」「アートとまちづくりの協働」というボーダー(境界)を超えていく先駆的な実践を試みています。
共生シンフォニーの実践は、障害のある人もない人も共に「地域で当たり前に暮らそう」という思いを実現するため、1986年に障害者小規模作業所を設立して以降、「その時困っている人」を見逃さず、福祉サービスではなく従業員として受け入れ、働き暮らすことを支えています。そのスタイルは社会的企業であり、社会的課題、福祉課題の解決に向けて創造的・積極的に新たな事業を生み出し、それが新たな就労の場となり、他の障害者事業所で働く(利用する)ことが困難な人、母子家庭で就労困難となっていた母親、ニートやひきこもりの人、虐待やいじめによる精神的ダメージを持つ人たち、障害のある人もない人も共に働くことを実現しています。
なんてん共働サービスは、障害があっても、認知症になっても、住み慣れた地域のなかで地域の人とのかかわりをもって暮らすことができる社会でありたいという志のもと、その人ならではの「働き」を生かし合える事業を展開しています。まちのなかにある認知症高齢者のケアの場「共生舎なんてん」では、平成12年の開所時から知的障害のある人がスタッフとして働き、その人「ならでは」の働きがケアの場にもたらす力を社会に伝える実践となりました。この実践は福祉サービスの利用者が支援者として働くモデルとなり、県の資格制度(いきいき生活支援員認証制度)になっています。
高齢者の地域生活支援や居場所づくり(通所サービスB等)、出番づくり、さらに孤立しがちな人への訪問活動、子ども食堂の運営等を過疎・高齢化がすすみつつある大野木の将来を見据えて地域に根付いた活動を展開しています。引きこもりがち、孤立しがちな人たちへの訪問活動は、だれもが地域で活躍できる地域の一員だという認識のもと、外に出てきてもらうような働きかけを民生委員や専門職とも連携しながら実施しています。活動の利用料や食堂や特産品の売り上げの7割が社員(活動者)に入り、残り3割が会社の運営費となり、活動に有償性、ビジネス的手法を入れることにより、持続可能なしくみを構築しています。
レイカディア大学同窓会は、長年にわたり、レイカディア大学卒業生が大学建学の精神である地域のリーダーとして、積極的に地域貢献活動に取り組めるようサポートや活性化のための事業に取り組んできました。同窓会の会員による地域活動は、その後結成されたサポート隊、さらにはレイカディアえにしの会とともに、卒業生の活動の幅と仲間をひろげ、福祉、文化、環境など暮らしのさまざまなところでニーズをキャッチし、グループを組織しながら活動を展開しています。毎年200名近い高齢者世代が2年間の学びを修了し、大学での学びとつながりを生かして生涯現役で活躍する姿は、超高齢社会のモデルです。
県内を中心とする企業および関係機関、団体との連携を図り、企業や団体の社会貢献活動に関する普及、啓発、情報交換、交流等を行い、企業や団体が地域社会にとって魅力的で効果的な活動を推進することを目的に阪神淡路大震災を契機として、都道府県レベルでは全国初のネットワークとして設立されました。設立から20年間、全国各地で発生する災害の支援活動や障害者施設との協働によるペットボトルキャップリサイクル事業など、1社だけではできないことをネットワークの力を生かした活動として展開しています。
平成9年の福祉用具センター開設とともに、加齢や疾病等により日常生活のなかで不自由さ、不便さを感じている人がいるという声を聞いた専門職とボランティアが福祉圏域ごとに集まり、自分の持っているノウハウや時間を活かし、困っている人に役立つ用具をつくろうと自助具工房の活動が始まりました。自助具工房連絡会は、県内の自助具工房の連携・連絡調整を図るために平成12年10月1日に設立され、現在も継続されています。
行政・司法・民間が一体となった「権利擁護の仕組み(各専門職の連携体制整備、人材の育成等)」を構築することにより、行政と三士会(弁護士・司法書士・社会福祉士)等の関係機関とあさがおが連携をとりながら一人ひとりを大事に支援する仕組を構築してきました。この権利擁護支援の仕組は、県内各圏域における権利擁護センターの立ち上げにも大きく寄与し、取組をけん引する存在です。
社会的養護の必要な若者等の相談支援をしています。建物内に就労支援機能(餃子屋)を併設しており、入居者や地域の中高生の就労体験の場として、若者の自立支援を行ってきました。自立援助ホームの対象年齢を超えても自立援助ホームのサテライト機能(制度外)を別途設けて継続的に支援しています。また、フリースペースを開催し、生きづらさを抱えた若者が集える場を設けています。寄付を浄財に四つ葉未来基金を設立し、若者の学費や進学、資格取得の援助をしています。
子どもの喜びや不安に寄り添う、18歳までの子ども専用電話(チャイルドライン)の取組を14年間にわたり実施しています。保育士、教職者など様々な立場の方約30名が集まって平成11年に法人を結成し、相談の聞き手は、養成講座を受けたボランティアが実施しています。
平成18年度より県と町の委託と補助の事業をうけ、特定非営利活動法人とよさとまちづくり委員会、県立大学「とよさと快蔵プロジェクト」と協力して古民家を改造し、1階を高齢者の宅老所、2階を大学生の下宿としています。この家賃収益を宅老所の維持費に充て、住民が主体となって子どもや高齢者、障害者など誰もがつどい交流できる「縁側」づくりを実施しています。居場所づくりとしての活動であり、かつ、地元への誇りをもち、愛着を生む活動にもつながっています。この独自の取組は日本でも数少ない取組です。
SHIPSは、外国籍住民の文化と人権が尊重され、滋賀において安心して生活できるよう、本人だけでは解決できない生活の諸課題に対して、外国人の「駆け込み寺」として総合的な相談支援を行うとともに、多文化共生社会の実現を目指した事業・活動を実施している。
平成20年(2008年)のリーマンショックで多くの外国籍住民が職を失い生活困窮するなか、しが外国籍住民ネットワークを結成し生活物資の提供や募金を呼び掛け、緊急小口資金の貸付をはじめとした生活支援を実施した。
平成23年(2011年)2月には外国籍住民の就労支援に特化した「NPO法人外国籍住民自立就労協会」を設立し、平成24年(2012年〕~平成26年(2014年)にはIOM(国際移住機関)より定住外国人の子どもの就労支援事業、平成27年(2015年)~平成29年(2017年)には滋賀県より定住外国人の子どもの就労促進事業を受け、6年間で延べ34人が高校に入学した。
また、平成27年(2015年)からこのNPO法人と街かどケア滋賀ネットが協働する形で外国人介護職員養成講座を開催し、養成講座の修了から介護現場への就労、定着支援まで、外国籍住民の就労を手厚くサポートしている。
さらに、平成28年(2016年)7月から、レイカディア大学卒業生が結成した「よりそいネットワーク」や大学生の協力を得ながら、外国籍の子どもたちが食を通じて多文化と触れ合える「多文化子ども食堂」を実施している。
高齢者・障害者・子どもがともに集うデイサービス「ひだまり」は、介護保険や障害者総合支援制度と制度外事業をうまく組み合わせながら、「地域の人たちが自分らしく生き続ける」ことを支援する拠点として活動を続けている。活動のベースには、「要介護」、「認知症」、「障害」といった状態に目を奪われるのではなく、「人」そのものに焦点を当てて、「年をとっても、認知症になっても、障害があっても、地域で住みつづけるために、自分たちは何ができるか」を問い続けていこうという姿勢がある。
これまで様々な介護保険事業を展開しているが、それは地域のニーズをキャッチして、必要と思われるサービスを徐々に整備していった結果であり、その中にあっても、地域住民の力を信じ、昔ながらの近所づきあいを大切にし、介護保険を介しない住民とのつながりを創っていくことを主眼に活動を進めている。
既存のサービスに利用者をあてはめるのではなく、個々の利用者がその人らしく暮らし続けるにはどのような支援をすればいいのかを軸に、公的制度と制度外の自主事業を組合せ、制度の隙間を埋めながら、事業所全体で「人」を真ん中において、地域の中での暮らしを支えるという地域福祉を実践している。
【参考】
小規模多機能型居宅介護「ほっとひだまり」(平成21年3月~)
居宅介護支援事業「ひだまり」(平成22年4月~)
認知症対応型グループホーム「縁ひだまり」(平成23年7月~)
デイサービスに「基準該当生活介護」事業を併設(平成24年4月~)
訪問看護ステーションひまわり(平成29年4月~)
特別養護老人ホームわが家ひだまり(平成30年4月~)
※平成27年6月に社会福祉法人ひだまりを設立、介護保険事業を社会福祉法人へ移管
認定特定非営利活動法人NPOぽぽハウスは、「だれもが生きていて良かったといえる街づくり」を法人のミッションとし、フォーマルなサービスと制度の隙間を埋めるインフォーマルなサービスを組み合わせながら、地域のニーズにあった福祉サービスを柔軟に提供している。
活動の根底には、制度によって与えられる福祉ではなく、市民の声に耳を傾け、必要とされているサービスを届けるという理念・姿勢がある。どの分野においても制度や政策、行政では手が届かない課題やニーズがある中で、当団体は、見つけた課題を整理し、解決に向けた実践を通じて理論的な裏づけを行い、具体的な形に表しながら、行政へ提言していくことを自らの役割と認識し、活動を続けてきている。
また、当団体の先駆的な取組がベースとなって彦根市の事業に発展し、活動にかかわった市民が公的事業を支える人材として活躍している事例や活動の中で蓄積されたノウハウを生かした地域におけるサロンの立ち上げ支援など、当団体の取組は、事業所での福祉サービスの提供に留まらず、福祉の人づくり、支え合いの地域づくりに大きく寄与している。
【参考】現在の事業・活動
高齢者支援:介護保険事業(居宅介護支援・訪問介護・地域密着型通所介護)、ほのぼの(総合事業・通所型A)、あったかルーム(宅老事業)、ぽぽヘルプ(インフォーマルの生活支援)障害児支援:障害福祉サービス事業(相談支援・児童発達支援・放課後等デイサービス・居宅介護・行動援護・同行援護・日中一時支援・移動支援)子育て支援:ぽぽあそび隊、すくすく教室、のびのび教室(すべて自主事業)その他:世代交流事業、サロン事業、ボランティア活動支援
奨励活動紹介
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
ひとり親家庭の子どもと親を中心に、地域の大学生や高校生が地域の架け橋となり調理や遊びのボランティアとして関わることで、豊かなつながりがつくられ、縁共生の場となっています。
また、継続し活動したことで、認知度が高まり、学校の先生や郵便局員等も参加するようになる等地域の中で豊かなつながりを生み、子どもを真ん中においた地域の居場所となっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
さまざまな事情にある子どもたちひとりひとりが訪れやすい居場所となるよう、だれでも来所できる日と個別対応の日に分けて開催し、福祉課題や地域課題を認識しながら柔軟に活動を展開されています。
コロナ禍においては、地域の団体と連携しながら、必要とする家庭や子ども食堂の子どもたちに月2回程度食材を手渡しする活動をされています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
当初は栗東市社会福祉協議会が立ち上げを行い、活動を続ける中で平成30年度からは地域住民、民生委員・児童委員が主体となり、「はるにし子どもカレー食堂運営委員会」を立ち上げ、食材も地域住民から寄付されたものを活用されています。また、栗東市立図書館より「出前図書館」として協力いただいています。
栗東市社会福祉協議会、小学校や学童と連携を図り、子どもたちの気になる様子の情報共有、個別に送迎が必要な子どもにはスタッフが家に送るなど、必要に応じて柔軟な対応をされています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
ふたば・あすなろ学級に参加する異年齢間の仲間・地域の高齢者と人権学習・食事を伴った交流活動で親子や保護者・関係者同士の交流を深め、子どもたちとともに住みやすい地域づくりの一環として活動されています。
地域住民の協力を得ながら、子どもたちが普段家ではできない体験(おもちつき、昔遊び等)も実施されています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
まちづくり協議会が実施主体となっており、日頃の地域との連携を活かした活動をされています。食事の後に値域のボランティアの方や部員たちで毎月子どもたちに喜ばれる企画をしています。ドッジボールや豆まきを実施するなど、年齢や立場を超えたみんなの居場所になっています。
また、市立図書館と連携し子ども食堂の開催日に合わせて移動図書館に来てもらうなど、子どもたちが本に出会える機会を増やす工夫もされています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
市内の乳幼児親子を中心に、子育て世代同士のつながりづくりの場を提供されています。食事だけでなく、子ども向けのお話会、コンサート、芝居や工作などを組み合わせ、参加者が楽しめる工夫をされています。また、スタッフが自身の子育ての経験を活かし、参加者に寄り添い、子どもだけでなく、大人の貴重な居場所にもなっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
「誰もが、まるごと受けとめられる社会」を目指し、子ども・若者を中心に古民家に集う方と食卓を囲む時間などを通じて、なんでもない時間を重ねています。
コロナ禍においても、これまで通り古民家を無料で毎日開放しています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
地域の子どもと大人の顔の分かるつながりを持ち、地域全体で子どもを見守り育てるコミュ二ティをつくることを目的に活動されています。誰もが参加できる日と個別対応・お試しデーを設け、大勢の場には参加しにくい子も参加しやすい環境づくりに努められています。
また、トワイライトステイや不登校の子どもたちの昼間の居場所、コミュニティカフェ、水彩画教室等、地域の全ての方を対象として、工夫や改善をしながら幅広い活動を展開されています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
武佐小学校区の小学生とその弟妹を対象に、食堂に集う皆が家族のように、自然に接することができる雰囲気づくり、悩みや生きづらさを抱えた時に気軽に相談でき、受け止められる場所を目指し活動されています。
継続した活動の中で地域に定着し、子育て中のお母さんのつながりの場にもなるほか、県内外においても積極的に食堂のやりがいや喜び、意義などについて発信されています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
地域のみんなで「子育ち」、「親育ち」を支えていくために、ありのままの自分でいられる居場所を地域の中につくり、子どもたちが自ら育つ力を発揮できることを目標に、食事をツールとして子ども達とつながれるよう子ども食堂の実施、遊び場の提供をされています。
地域での信頼も高まり、屋外体験や資金面等においての企業や住民の協力が増えています。そのため、居場所だけでなく、地域や企業の協力を得ながら芋掘り等の屋外の体験活動の提供もされています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて、さまざまな事情から学校に行きづらい、家庭の中に安らぎがないなどのしんどさを抱えた子どもたちの家庭でも学校でもない安心できる第三の居場所として、社会福祉施設を活用した子どもの夜の居場所「フリースペース」の取組第1号として活動を開始されました。
毎週1回、子どもの気持ちに寄り添い、温かいご飯を食べ、お風呂に入るなどのほっとできるひとときをともに過ごす活動を継続されています。また、この居場所を県内に広げていくため、普及啓発にも尽力されています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて、社会福祉施設を活用した子どもの夜の居場所「フリースペース」の取組が開始された初期から活動されています。
独自に子どもに関わるワーカーを配置し、学校関係者や大津市社会福祉協議会等と協力しながら活動されています。施設利用者と子どもの関わりがうまれるほか、活動を通じて気づいたご家庭の困りごとを関係機関につなぐなど、関係機関と連携しながら取り組まれています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて、社会福祉施設を活用した子どもの夜の居場所「フリースペース」の取組が開始された初期から活動されています。
子どもに関わるワーカーや甲賀市社会福祉協議会を通した地域のボランティア、スクールソーシャルワーカー等と協力しながら、今の子どもの気持ちによりそうことを大切に活動されています。また、子どもの居場所としてだけでなく、ご家族とのコミュニケーションにも気を配った活動をされています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて、社会福祉施設を活用した子どもの夜の居場所「フリースペース」の取組が開始された初期から、唯一の障害者施設として活動されています。
彦根市社会福祉協議会とともに、毎月の利用者との交流も交えたイベントを企画開催されるなど、地域のボランティア、学校関係者等と協力しながら日々の活動に取り組まれています。
社会とのつながりがもちづらい方やひきこもりがちな暮らしをしている方・その家族に対して、現行の福祉サービスでは届けられない支援を届けることを目指し、滋賀の縁創造実践センターひきこもり支援モデル事業として平成27年より活動を開始されました。
社会福祉法人さわらび福祉会が主体となり、甲賀圏域(湖南市・甲賀市)において甲賀・湖南市両市の社会福祉協議会、市、甲賀保健所、両市の民生委員児童委員連絡協議会が参画する運営会議を結成し、ひきこもり者やその家族への相談支援、アセスメント、啓発等について丁寧に検討を重ねられています。
個別支援に向けた支援会議も定期的に開催され、アセスメントや支援の進捗、方向性を確認したうえで、自宅への定期的な訪問、本人の興味関心に基づいた同行支援等、本人の思いに寄り添い、社会とのつながりを築くための細やかな取組を進められています。
また、家族支援部会、地域啓発交流部会では、当事者家族の交流の場や地域で理解を進めるための取組をし、他圏域への波及、連携にもつなげられています。
医療的ケアを必要とする重症障害児者の入浴支援モデルのモデル事業において、協力施設として法人施設の浴槽を提供されています。
本人や家族の居場所となるよう、本人や家族の豊かなつながりづくりに大きく貢献されています。また、入浴の機会が制限されている制度の狭間の課題について、支援の必要性や分野を超えてできることについて、研修会等さまざまな機会で発信されています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
子どもも大人も、年齢や障がいも関係なく誰もが気兼ねなく立ち寄れる居場所づくりを目指して、月1回の土曜日に子ども食堂を開催しています。加えて、平日の居場所づくりや、市社協が実施する学習支援会場へ晩ご飯を届ける出張型の子ども食堂も開催しています。
子育て等の悩みなど気軽に相談できる場の提供や、不用品の無料交換会のシステムづくりの他、フードドライブ活動も継続して実施しています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
北尾団地自治会および葉山東学区の小学生~18歳までの子どもを対象に、ご飯を通じて地域で子どもたちを見守り育てることを目指し、月1回、地域のなかで子ども同士が安心してゆっくりご飯を食べることができる居場所を提供しています。一緒に食事をする中で、地域の大人が子どもたちの日常の話や悩みなどを聞いたり、子どもたちが親以外の大人から褒められたり、マナーや社会性を身につける機会となっています。子ども同士の交流のほか、地域で普段顔を合わせることの少ない大人同士(特に父親)が、子育ての悩みなどについての情報交換をする貴重な場となっており、子どもも大人もつながれる場所となっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
約5年にわたり、地域の子どもたちに栄養バランスのとれた食事と楽しく過ごせる遊びの時間を提供し続けてきました。運営母体のNPO法人Linksは、子ども食堂だけでなく、学習支援・ひとり親支援・居場所づくりの活動も実施しており、子どもたちが自分の境遇にとらわれず夢や希望をもてるように支援をしています。フードバンク・彦根市社会福祉協議会など地域の団体と連携しながら活動を継続しており、地域の学生もボランティアで参加するなど、活気のあふれる食堂となっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
のぞみ会会員および高校生・大学生教員OBや市登録ボランティアなどが中心となり、県域のひとり親家庭の小・中学生を対象に、学習支援を中心として、体験活動と子ども食堂をあわせて開催しています。
ひとり親家庭の子どもを身近な地域で支え、安定した生活が送れ、学習意欲が高まるように活動を実施しています。子どもたちの遊びや悩み、学校での様子などを丁寧に把握し、家庭的な雰囲気のなか安心してのびのびと過ごせる場を提供しており、フードドライブの活動にも取組んでいます。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
悩みを抱えている子や寂しい思いをしている子どもが気軽に参加できるよう、地域ぐるみで子どもたちを見守り育てていくことを目的に活動を実施しています。給食のない始業式や終業式に開催される子ども食堂では、季節に応じたイベントや、学生ボランティアによるジャグリングやコンサートのほか、けん玉のボランティアの参加をきっかけにけん玉クラブが立ち上がるなど、ひとや遊び、音楽など、様々な出会いの機会となっています。また、ひとり親家庭を対象にした親子食堂の開催を定期的に開催するほか、地域の行事と連携した交流の場として「大人もどうぞ子ども食堂」を開催し、子ども食堂を通して子どもたちと地域の交流を育んでいます。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
町内在住の小学1年生~中学3年生を対象に、学校の長期休暇期間に子ども食堂を実施しています。子ども食堂では、食事調理・宿題・地域との交流を中心に、アットホームな居場所として活動を実施しています。自分で考えて行動する機会を重ねるごとに習慣が身につき、コミュニケーション力など成長や発達をサポートし、子どもたちの自立を育む場となっています。また、年間を通して学習支援事業への出前食堂のほか、親子の離乳食教室等、乳幼児や母親を対象とした食を通じた取組を開催しています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
滋賀県ひとり親家庭福祉推進員が中心となり、彦根市内のひとり親家庭の親子を対象に、「孤立しがちなひとり親家庭の親子が参加しやすい居場所、また親同士の情報交換ができる場」となるよう継続した活動を実施しています。手づくりをモットーに旬の食材をたっぷり使用し、昼食をみんなで楽しく食べるだけでなく、調理実習、ゲームあそび、図書に親しむ時間やお話し会など、安心して楽しく過ごせる場となるよう工夫しながら取組んでいます。地域から旬の野菜の提供があり、役員以外のボランティアも増え、継続した開催により地域における子ども食堂への意識が深まっています。
一昨年の6月からは、新型コロナの影響でテイクアウト形式に切り替えて活動を継続していますが、居場所型での開催時よりも申し込み者が増えており、より多くの方に支援を届けています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
一人親世帯、外国籍、不登校児童等を対象に子どもたちにとって居心地のいい場所、何でも話せる、何でもできる場所として活動を継続し、現在は対象を限定せず幼児から高校生まで幅広い子どもたちが気軽に来られる居場所として活動を実施しています。中には約8年前から定期的に参加している子どももおり、長期にわたり取組を継続しています。
開催曜日に関係なく子どもたちが居場所としてカフェに集まることもあり、子どもたちにとって安心できる地域のなかでの自分の居場所となっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
地域に開かれた場所として、月1回継続的に活動を実施されています。食堂には放課後等デイサービスや養護学校の子どもたちが参加することもあり、子ども同士でもさまざまな交流が生まれています。子どもが楽しむことができ、保護者も安心して送り出せる居場所づくりを行っており、スタッフにとっても生き生きと活動できる居場所となっています。継続することで地元企業からの寄付も増加し、徐々に応援の輪が広がり、地域の中での認知度も上がっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
開設時から、地域のさまざまな団体と話し合いを重ね、周囲の理解を得たうえで子ども食堂の活動を開始されています。運営方法を変更する際にも、理解を得られるように保護者の方向けに説明会を開くなど、地域の方たちへの丁寧な関わり方に重きを置いていることで、協力者も増えています。また、会場から遠い子どもたちも参加できるよう出張子ども食堂を2ヵ所で開催しました。今後の活動が地域の支援を受けながら充実していくように取り組んでいます。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
月1回、お寺を会場に子ども食堂を開催しており、地域の伝統や歴史等を伝える企画も取り入れています。同じ学区内にある子ども食堂と連携し、開催日や時間をずらして開催することで、居場所を必要としている子どもたちに加えて、独居高齢者や成人をも含んだ「三世代交流」として、皆んながいくつもの居場所を持てるようにされており、子どもを真ん中においた地域の居場所となっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
「多文化共生・地域交流」をテーマとして、様々な国の料理を作ったり食べたりすることをとおして、その国の生活や文化を学びあう企画などを実施してきました。また、地域のみんなが“自分らしくいられる居場所づくり”の活動をすすめられています。スタッフの専門性も活かし、必要に応じて、ホットルーム(子ども食堂)からかんちゃんの小さな家の学習サポートや相談ルームとつながり、個別のニーズをふまえたオーダーメイドの子ども支援活動に取り組まれています。
また、地域にとって必要な取組みであることが広く認知されたことから、まちづくり協議会の事業の一環にも位置づけられています。
2016年8月、滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
月2回、小・中学生を中心に食事と学習支援を実施することで、和気あいあいと過ごす居場所を提供しています。子ども食堂に参加する保護者に対してスタッフが話しかけ、悩み相談にのるなど、子どもだけでなく親への支援も行っています。
学校や市社協・市行政・地域の多様な団体と連携しながら活動を継続されており、様々な事情により孤食を余儀なくされている子どもたちや、十分にごはんを食べられない子どもたちに対して、ごはんを通して、地域の居場所づくりを行っています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
月1回、吉身東町に住む子どもから高齢者までの居場所として子ども食堂を開催しており、フードバンク・市社協・学校など地域の関係機関と連携しながら活動を継続しています。
子ども食堂開催後にはスタッフミーティングを行い、子どもたちの様子を共有するなど、一人ひとりを大切にしながら活動を続けています。
活動を5年間継続してきたことで、地域の方からは「今日は子ども食堂の日だ」と認識してもらえるようになり、子どもを真ん中においた地域で、社会性をまなびながらホッとできる居場所として確実に定着してきています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
放課後児童クラブや子育て支援もおこなうNPO法人のびっこクラブが実施主体となっており、「地域ぐるみの子育て支援」を趣旨に活動しています。食事だけでなく、遊びや体験も大切にされています。コロナ禍においても、感染対策を講じたうえで会食形式で子ども食堂を実施されているほか、地域で開催が中止となった夏祭りを開催されるなど、子どもたちの居場所や遊び場が失われないように、活動を継続されています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
食事を通じて子どもと地域がつながる垣根のない場所をつくることによって、寂しさやしんどさを抱える子ども達を地域で見守り、子ども達の健やかな育みを目的として活動を継続してきました。
コロナ禍においては、テイクアウト形式に変更することで活動を続けており、この期間に新たなボランティアの参加や、農園からの野菜の寄付の獲得など、地域に根差した活動をしています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
桐原東小学校に通う約140名の子ども達全員が対象となり、家庭的な状況や何らかの事情で寂しさを抱えている子どもたちがみんなで食事をしたり、学習や運動遊びをすることで心も体も元気になってくれるような居場所づくりとして桐原東小学校の長期休みに活動しています。5年間活動を継続してきたことで、スタッフと子どもたちの距離が縮まり、子ども達から元気な挨拶があるなど、笑顔あふれる子ども食堂となっています。
民生委員、まちづくり協議会、学区青少年育成協議会が主体となり、地域の団体の協力を得ながら活動を継続しています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
BBS会・保護司会・更生保護女性会の三者が協働しながら、月1回子ども食堂を開催しています。主に中学生を対象とした学習支援を行いながら食事を共にし、学習のこと、学校のこと、友だちのことなど話し合う機会をつくることで子どもたちにとって心地良い居場所となっています。活動を継続する中で、子ども達が配膳や後片付けなど自主的に動き、子ども食堂運営の手助けする姿もみられるようになり、子ども達の自立も育んできました。子ども達一人ひとりに寄り添うことを大切にして取り組まれています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
実施団体である生協の組合員の方々がスタッフとなっているほか、スタッフ以外の組合員の方からも、農作物の収穫体験や調理実習などさまざまな活動についての協力を得ています。学生ボランティアの受け入れも実施しており、子どもから高齢者まで幅広い年代での交流が生まれています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
主に小学生を対象としており、第3土曜日の午前中は宿題などの勉強会を実施し、その後昼食を提供する形で活動を行っています。外国人の子どもが多いことから、その子たちも子ども食堂に参加できるよう、いくつかの言語に翻訳したチラシも配布する等、孤立を防ぐための活動にも力を入れており、異文化交流できるような施策を取り入れるなどの工夫を凝らしています。民生委員OB・OGが中心となり食堂を開催する他、小学校を通じてチラシを配布したり、子どもの様子を学校とも共有したりと、しんどさを抱える子もサポートする体制がとられています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
冒険遊び場小松プレーパークと同時開催しているため 乳児から大人まで幅広い年齢の人が参加しています。小松プレーパークでは「子どもが自分の意思で参加できること」を大切にしているので、保護者の承諾が必要な事前申し込みなどはありません(未就学児は保護 者同伴をお願いしています)。運営スタッフも子育て世代という事もあり、参加している保護者と子育てや地域の情報交換などの話をしながら居合わせた大人みんなで緩やかに子どもたちを見守っていますが、大人同士のコミュニケーションの場にもなっています。プレーパークで遊び、ぱっぱ屋でお腹を満たし、また遊びに戻っていく子どもたちの姿が微笑ましいです。地域の方々からの理解を得ながら月に一度の活動を継続しています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
主に小中学生を中心に、月一回の子ども食堂を開催し、一汁三菜の献立メニューを提供しています。子どもたちにいろんなことを経験してほしいという思いから、調理を手伝いたいという子どもがいたら、一緒に調理できるようにしています。食事の前後で遊びと学習の時間を設け、子どもが自ら考え協力し合い、楽しく時間を過ごせるような居場所を提供しています。様々な学年の子どもたちが一緒に遊び、高学年の子どもが年下の子に勉強を教えるなど、同学年のみの交流にならないよう工夫されています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動されています。
主にひとり親世帯を中心として、子どもと保護者を対象とした居場所づくりを行っています。主に食事の提供としてカレーライスとデザートの提供を始め、これまで8年間、週1回カレーライスを提供し続けてきました。そろばん学習もあり、テレビゲームや宿題もおこなっています。現在はひとり親世帯に限らず、子どもと保護者が一緒に参加でき、子育ての悩み・子どもの悩みを相談できる安心感のある居場所となっています。
学区を超えて子どもが参加することもあり、子どもにとっても友だちの輪が広がる居場所となっています。コロナ禍にて居場所型の活動は休止していますが、企業やお寺、社協などから寄付を受けたジュース・お菓子・お米などを、普段子ども食堂に来ている方々や生活に切迫している家庭に対してお渡ししたり、クリスマスプレゼントとして図書カードを贈るなど、多くの子どもたちに喜びを届ける活動をしています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
主に小中学生を中心に、月一回の子ども食堂を開催し、一汁三菜の献立メニューを提供しています。子どもたちにいろんなことを経験してほしいという思いから、調理を手伝いたいという子どもがいたら、一緒に調理できるようにしています。食事の前後で遊びと学習の時間を設け、子どもが自ら考え協力し合い、楽しく時間を過ごせるような居場所を提供しています。様々な学年の子どもたちが一緒に遊び、高学年の子どもが年下の子に勉強を教えるなど、同学年のみの交流にならないよう工夫されています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
桐原小学校に通う子ども達全員を対象にし、毎回約180名の子どもたちが参加しています。5年間活動を継続してきたことで、スタッフと子どもたちの距離が縮まり、子ども達から元気な挨拶があるなど、笑顔あふれる子ども食堂となりました。民生委員、まちづくり協議会、学区青少年育成協議会が主体となり、地域の団体の協力を得ながら活動を継続しています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
主任児童委員や民生委員を通して、子ども食堂を必要としている家庭を中心に、食事と室内遊びおよび食材の宅配を実施しています。中学生の子どもたちが子ども食堂のお手伝いに参加し、子ども食堂の外で出会っても、声をかけ合える関係を築くなど、子どもたち同士のつながりも出来ています。学校に行きにくいなどの事情を抱えた子どもも参加できるよう、少人数で開催する機会を設けるなど工夫を凝らした活動を実施しています。食を通した支援だけでなく、外出を伴う遊びなど、様々な体験の提供も行っています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
綾野学区まちづくり協議会が主体となり、ボランティアなど有志メンバーで、綾野学区周辺の未就園児親子~中学生までの子どもたちを対象に月1回子ども食堂を開催しています。高齢者サロンに参加している高齢者の方々や、近隣の高校の生徒や先生が参加することもあり、多世代交流の場になっています。“たのしい”“おいしい”をモットーに、家庭ではなかなか食べられない食事の提供などを行っています。うどん打ち体験等、子どもたちが喜ぶような体験型の取組の開催も心掛けています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
令和3年度からは週2回、まちの保健室としてあたたかい夕食とあたたかいお風呂を提供しています。苦しい状況に置かれた子どもと保護者が、「明日の朝」を迎える心になれるよう、一人ひとりに寄り添いながら子ども食堂を開催されています。
学校・企業など多機関と連携し生活困窮家庭への支援を実施しており、子どもや保護者にとってなくてはならない居場所となっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
これまでは園内のランチルームにて食堂を開催していましたが、コロナ禍ではテイクアウトに切り替えて活動を続けており、子どもたちを中心にカレーライスや焼きそばを提供しています。地域の方や社協を通しての支援をいただき大人の参加費を下げるなど、より多くの方に参加してもらうために工夫を凝らしながら運営をしています。
コロナ禍においても中止するのではなく、できる形で、寂しさやしんどさを抱える子どもたちのサポートに積極的に取り組んでいます。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
ごはんやおやつ等の「食」を通じて、子どもたちや大人が安心して利用できるふれあいの居場所を月1回開催しています。
会場から保育園が近く、保護者と参加している未就学児が多いことが特徴です。スタッフも子育て世代のお母さんであるため、育児や家事についての情報交換など、保護者同士の交流の場にもなっています。
主にテイクアウト中心で活動を実施するコロナ禍において、参加対象を大人にも広げたことで食堂が広く周知され、リピーターや学生ボランティア・寄付の増加に繋がっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
保護司やひとり親支援員・少年センター有志支援員・元教員などの多様な関係者と協働し、支援を必要とする子どもたちの居場所づくりのために月1回の活動を続けています。食事・調理・勉強・遊び・誕生会・入学・卒業祝い・クリスマス会・お弁当テイクアウトなど多岐にわたる活動を実施しています。コロナ禍にてテイクアウト形式を取り入れたことで、会食形式では参加しにくかった子どもの参加も見受けられるようになり、新たな支援にもつながっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
南小学校区の子どもたちや保護者を参加対象としており、2ヶ月に1回子どもカフェあおぞらを開催するなかで、昼食や遊びで地域の子どもたちの居場所を提供しています。子どもカフェあおぞらは、地域の高齢者や民生委員、保育士、子育て支援員等がスタッフとなり運営しています。季節に合わせた食事メニューを考案し提供することを心掛けており、参加者の方々に暮らしの豊かさを体験していただいています。周囲の理解を得たことでコミュニティセンターの利用料が無償になったり、参加している子どもたちや保護者、そして中学生がスタッフとして協力してくれるようになったりと、取組を継続するなかで活動の幅が広がっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
eat(食べながら)talk(おしゃべり)という意味で、不登校やひきこもりなどしんどさを抱えた子ども、若者たちや地域の人たちがアットホームな雰囲気で過ごせる子ども食堂を週2回開催しています。子ども食堂だけでなく、トワイライトステイ、不登校の子どもの昼間の居場所、若者の個に応じた就労までの準備を行う活動など、共に成長し合う場所として、子どもたちが生きていく身近な地域の人たちと手を携えながら、子どもたちへの支援をおこなっています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて「遊べる・学べる淡海子ども食堂」モデル事業として活動を開始されました。
食を通した交流を目的に、堅田学区の中学生を対象に子ども食堂を開催されていましたが、より交流の輪を広げるために、地域の方に向けた見学会等をおこない、現在は幼児・保育園児・小学生にも対象を広げています。食堂の開催には堅田学区社協が共催しており、公民館も運営に協力してくれています。また、コロナ禍ではおにぎり弁当や調理パンのテイクアウト形式で活動を続け、子どもたちとの交流が途切れないようにしています。
滋賀県の縁創造実践センターにおいて、社会福祉施設等を活用した子どもの夜の居場所「フリースペース」第6号として活動を開始しています。
高島市にて最初に開設されたフリースペースであり、食事や風呂の提供に加えて、中学入学を見据えた自転車の練習など、子どもたちの成長過程や生活に寄り添いながら活動を実施しています。ボランティアだけでなく、施設職員についても「多様な職員がかかわること」、そして「つながりを絶やさないこと」を大切に、あたたかな居場所づくりを継続されています。コロナ禍においては施設での開催が難しいため、食事を自宅に届けるなどの工夫を凝らし継続した取組を続けており、通常とは違う形のアプローチにより、新たな課題への気づきにもつながっています。
滋賀の縁創造実践センターにおいて、社会福祉施設等を活用した子どもの夜の居場所「フリースペース」第7号として活動を開始しています。
市社協との密な連携のもと、元学校職員のワーカーや施設職員をはじめとするボランティアの参画により、小学生から高校生までの子どもたちにとっていつまでも困ったときに訪れることのできるあたたかな居場所となるよう、活動を継続しています。当初より法人内で複数のスペース開設を検討されており、半年後には別施設での新たなフリースペース開設にもつながっています。コロナ禍においては、施設の使用が難しいことから市内の旅館・公民館等の拠点を調整し、施設で用意された食事とともに職員が会場に赴くほか、開催時間を縮小したり、食事提供の無い回を設けるなどにより、毎週開催するための工夫を重ねながらつながり続けるための居場所を提供しています。
年齢、性別を問わず誰もが利用できる居場所事業の運営をするとともに、居場所を利用する若者たちと、子ども食堂やひきこもり女子会、パンカフェを共同運営される等必要とされる社会課題に取り組まれています。
「ピース子ども食堂」では、コロナ禍において、若者たちとともにひとり親家庭へお弁当、食料・日用品の配布をされました。この取組を通じて、地域商店や住民の協力のもと地域の支え合いの輪を広げられました。
「青年の居場所ピース」では、利用する子ども.若者たちは、おやつ作り.ボードゲーム.読書など自分が興味を持っていることに取り組み、学校や家庭以外で落ち着ける場、自分のペースで時間を過ごす場となっています。また、要保護児童が地域で安心できる場所としても開放されています。
「やさしいコッペパンやさん」は、生きづらさを抱えた若者が働く練習のできるパンカフェとして、それぞれの得意を生かせる役割等を考え運営されています。「青年の居場所」に併設されているため、ゆっくりと本人のペースで社会参加に向けて立ち上がっていけるようになっています。
「滋賀ひきこもり女子会」は、まだ全国的に少ない取組ということもあって、県外からの参加者を含めて10代から40代以上と幅広い年齢の女性の参加があり、人間関係・女性特有の悩み等を共有し、不安の解消できる場、リフレッシュできる場となっています。
地域社会の幼少期から老年期まですべての人に対し、健康と生きがいを創造する事業を行い、社会の福祉と地域の活性化に寄与すること目指した活動をされています。
「みんなの食堂」では、生きづらさを感じる若者、孤食の高齢者や学生、子育て世代など誰もが集える居場所を食を通じて提供されています。食堂で活用される食材の多くは、スーパーや農家からの余剰品の提供を受け、調理するのは日替わり店長。現在は、ほぼ毎日営業されています。食堂では、ひきこもりの若者が手作りの物品販売することができ、社会参加への一歩となっています。
また、地域の子どもたちへの本の貸し出しをする「子ども文庫」を開催し、食事以外においても子どもたちへ居場所の提供をされています。
さらに、社会的養護を受けておられた人が施設退所後も自立して社会で生活していただけるよう住居などの支援もされています。
子どもから高齢者まで、誰もが気軽に集える居場所、生きがいづくりとして、住民が主体となって平成23年4月から拠点をつくりました。月曜から金曜の午前10時から16時まで毎日開いていて、子育てボランティア、見守りボランティア等の活動や、百歳体操、おしゃべり広場といった活動まで、幅広く利用される中で、まさに誰もが自由に集まり、交流できる場所になっています。中でも地元の営農組合から提供された野菜を使ったランチ(毎週水曜)は大変人気で、いろんな世代が集い、またそこで普段の困りごとを話す中で、民生委員や保健師などの専門職と連携しながら相談をつなげています。
近年、在宅介護をする男性介護者が急増する中で、毎月第4火曜日、古民家改修型の家屋をつかい、その名のとおり男性介護者がつどい、居場所として活動しています。つどいでは、看取り終えた方、妻の介護を10年以上も続けている方、サービスの使い方が分からない方など、悩みを抱え込み孤立してしまいがちな男性介護者の心のケアとして、女性の世話人がアドバイサーとして参加したり、情報交換やスキルアップを図っています。この大切な居場所をひろげていくために、認知症の啓発活動等も積極的に行っています。
毎週金曜日に開催されている金曜カフェは、6年を超える継続的な活動で、高齢者を対象とした活動だけではなく、住民全般を対象(世代間交流)に開かれた居場所として、乳幼児を連れた若い母親、比叡平小学校の生徒や先生、中高年、高齢者と多様で、毎回50名ほどが参加しています。また、お茶だけのおしゃべりサロンではなく、本格的な昼食を提供したり、移動販売を併設したり、参加者のニーズに合わせた取り組みも行われています。カフェ終了後には、毎回スタッフによる振り返りが行われ、参加者の変化や困りごとなどを共有しながら、見守り体制の構築に努めています。
八日市冒険遊び場は、子どもの成長、自立への道のりに欠かせない“3つの間”(空間、時間、仲間)づくりに取り組み、本県の「冒険遊び場」づくりの先導者として人材育成、ノウハウの提供、ネットワークづくりに貢献しています。この取り組みは、子どもの遊び場づくりだけでなく、公園の再生にもつながり、また、自分の子も他の子も一緒にみることを、親同士がお互いさまで担い合っていくような関係が生まれ、異年齢の子どもたちの交流だけでなく親同士の新たなつながり、地域での子育て支援にもつながっています。
宅老所心では、地域の中でほっとできる場所づくり、地域の中のちょっとした困りごとを解決するためのお助け隊活動など、地域の方の「ふれあいの居場所」として、社会的孤立をつくらない地域づくりを実践しています。特定曜日には、カフェや認知症カフェ、居酒屋の取り組みも行われており、カフェではおもに女性が、居酒屋ではおもに男性がお互いに交流を図り、新たな人とつながりの中で、新しい活動に参加する方も出てきています。ふれあいの居場所は、独居高齢者や老々介護の高齢者世帯等の居場所となっており、お助け隊活動では、退職後等で働く場のない地域の人を有償ボランティアとして養成し、活動の場を提供するとともに、独居など困っている人の話し相手や見守りも含み、介護保険制度等では支援できないような病院の送迎、庭の草引きなどの困りごとの解決の活動を行っています。
「誰もが気軽に立ち寄って話ができる場所が必要ではないか」という地域住民の声から始まった、「ほほえみカフェ(1回100円)」では、カラオケやラジオ体操等を実施することで、体力づくりに寄与しています。また、カフェでしばらく顔を見ないと安否訪問を行い、「元気にしているか」「からだ大丈夫か」「困っていることがあったら何でも言って」等、声掛けによる見守り活動を行うことで、高齢者の孤立防止につながっています。「おたすけ隊」が1回あたり500円で対応できるようボランティア体制を整えて、除雪、買物・通院、掃除(草刈等)の支援を行っています。
自由に出入りができる地域の居場所ができるように、住宅地にある民家を改修し、乳幼児や高齢者がつどえる居場所を提供しています。この居場所は毎日鍵があけっぱなしであり、孫の子守りをしている祖母もこの場所を活用したり地元の高齢者と一緒に流しそうめんなどのイベントを実施しています。また、地域の子育てを支える拠点として、子どもと一緒に参加する居場所づくりを実施しています。
あったかほーむを拠点とし多様な事業を展開しています。平成17年におもちゃ図書館を設置し、地域の子どもたちの遊び場を提供する「どろんこ」の名のとおり農業体験やサマーキャンプ、スキー、水泳教室などにより障害児も一緒に子どもたちが様々な体験を通じた交流と学びの場を提供しています。また、市の介護予防・日常生活支援総合事業の一部を受託し、高齢者の介護予防や健康づくりの取り組みの支援も実施しています。
自分たちでよい保育をしたいといった思いをもつ母親たちによる認可外保育園開設から活動をはじめ、発達障害、不登校やいじめなど様々な事情を抱えた子どもに対象を広げて現在は特別支援教室「まやっか」を運営しています。平成26年からは、ひきこもりの若者に対する就労支援にも取り組んでいます。畑をかり、野菜を栽培して乾燥野菜に加工しパック詰めにして販売する一連の流れの中で少しずつ社会と関わる機会をふやし、自立にむけた取り組みをしています。
平成13年から琵琶湖畔や駅などで路上生活者の居宅生活への移行支援、夜まわり活動、越冬支援の炊き出しなど、滋賀県において先駆けてホームレス問題に取り組んできました。平成23年に住宅や就労、債務整理等の相談や日中の居場所として「ひまわりサロン」をたちあげました。このサロンにより、サロン利用者同士の交流だけでなく、自立と自尊感情を高める効果もでています。地域ボランティアや民生委員・児童委員、関係団体との協力連携体制が図られています。
子どもたちと子どもたちをサポートする大人や若者にとって居場所の良い場所づくり、「伴走、伴歩、伴止」を理念とした居場所活動を実施しています。学び育ち教室や、外国にルーツをもつ子どもや若者を対象とした居場所、子ども食堂、ひとり親家庭の子どもの居場所など多様な居場所づくりをしています。
住民同士のつながりを強め、元気に暮らせる地域づくりとして平成22年に会員による有償での助け合いの仕組みをつくりました。元気な高齢者が活動の担い手として参加できる助け合いの取組です。市社会福祉協議会との共同により「高島市住民参加型助け合いサービス連絡会」を設立し、支援者同士の顔の見える関係づくりと市全体のサービスの向上を図っています。市町域のこうした連絡会は県内にはなく、全国でも数少ない取組です。
高齢化を背景に増え続けている耕作放棄地を借用し、農園として再生させ、作物の生産を行っています。農園では、地域住民をはじめ、農業高校の高校生、ひきこもりがちな方、障害のある方がともに作業しており、とれた作物は販売所等で販売するほか、高齢者がみそなどに加工し収入を得るコミュニティービジネスを構築しています。
平成13年から近江八幡市が主催する退職後男性を対象とした講座の受講生が、退職男性グループを結成し、ボランティア活動や生きがい活動をはじめました。活動グループ同士が「おやじ連」としてつながり、それぞれが実施している活動のほかに、自主活動やボランティア活動を実施し、孤立しがちな退職後男性が地域に踏み出すきっかけとなっています。自主活動は様々で地域の高齢者やボランティアとの共同など幅広いものとなっています。
阪神・淡路大震災をきっかけに「明日は我が身」として危機感を共有する地域住民が集まり、平成13年3月に「なまず」を結成しました。「備えと構えで減災を目指す」をテーマに漫才や劇を取り入れたわかりやすい防災・減災に対する啓発活動を県内および全国各地で実施しています。この活動をきいた全国の自治会が参考にするなど自治会活動の後押しになっています。この活動は16年継続されており、さらに楽しく取り組める減災プログラムを開発するなど発展し続けています。
高齢化の進行と空き家の増加が課題であった地域において、高齢者から子どもまでの地域の居場所づくりとして空き家を改修し、平成18年に開設されました。高齢者は身近な地域において介護保険事業に頼ることなく、安心して気楽に楽しく集える居場所、子どもも高齢者と気軽に交流できる場を提供されています。
利用者は、地域の運営ボランティアと一緒に年間行事を企画し、季節ごとのお花見や屋外の季節行事に参加されています。その他にも、健康管理のため、地域ボランティアが参加者の健康相談をしたり、健康体操や発声練習を実施されています。
また、安定的な自主運営のため、地域全体の空き缶等が集まるよう集積場を設け、リサイクル収入に努められています。
虐待・いじめ、貧困など様々な問題を抱え、学校卒業・中退後、円滑な就職が困難である活躍の場がない若者に居場所を提供しています。本人に適したプログラムのもと、就職を目指した支援をされており、まず最初にあいさつや人との関わる力をつけ、やがてセンター内での軽作業から、連携NPOや企業での実習や有償ボランティア活動への参加し、一歩ずつ就労へ近づけるよう支援をされています。
本人の自主的な活動を促す雰囲気づくりに努められているため、利用当初、センターに安定して通うことが難しかった利用者が、徐々に一方的に支援される側でなく、他のさまざまな課題を抱える小中学生たちをサポートする側にもまわり、期待されることで、役割や責任感が芽生えています。
安心して子育てができるよう、家庭に出向き、寄り添い支援をする家庭訪問型子育て支援や親が自分らしい子育てをしていくための支援、研修、情報提供の活動をされています。
家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」は、子育てに不安や困難を感じているが、支援の場に出ていけない人や頼れる人がいない人の家庭に研修を受けたボランティア(ホームビジター)が出向き、寄り添って話を聴いたり、一緒に家事・育児をしたりする活動です。利用者の悩みや要望に応じて活動するため、利用者の孤立感が解消されています。
また、初めて子育てをする母親と1歳未満の子どもを対象とした「連続子育て講座(4回)」「ラポール子育てサロン」も開催されています。「連続子育て講座」を4月に行い、その後、1年間、月に1回集まり、「ラポール子育てサロン」を開催し、スキンシップ遊び、外遊び、公園での水遊びや離乳食作りなどの活動を行います。「連続子育て講座」に参加した固定のメンバーで実施されるため、母親同士の関係が深まっています。連続講座、サロン修了後も、母親同士が互いに支え合い、子育てされているようです。