湖南中部浄化センターは、大津・南部・甲賀・東近江地域の9市2町で発生する汚水を下水道で集め、きれいにして琵琶湖に放流している下水処理場です。
汚水を処理する過程で発生する下水汚泥の処理方法として、2基の焼却炉により焼却処分していますが、このうち老朽化がすすむ1基について後継施設を建設することとして、「湖南中部浄化センター下水汚泥燃料化事業」を計画しています。
本事業では、汚泥の処理方法として、滋賀県の下水処理場では初めてとなる「消化」方式を導入して、汚泥の減量化を図るとともに、発生するメタンガスを都市ガスの代わりとして場内で利用します。さらに、汚泥を「燃料化」し、石炭の代わりに使用できる固形燃料として売却します。
製造したメタンガスおよび固形燃料を有効利用することで、化石燃料の使用量が削減でき、CO2ネットゼロに寄与します。
湖南中部浄化センター下水汚泥燃料化事業に係る実施方針の策定の見通しを次のとおり公表します。