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高島浄化センターコンポスト化事業

高島浄化センターは、高島市内(高島処理区)の下水を集め、きれいにして琵琶湖に放流している下水処理場です。

高島浄化センターでは、下水を処理する過程で発生する下水汚泥の処理方法として、場内に設けるコンポスト化施設により下水汚泥のコンポスト化を行うこととしています。

令和5年度中の肥料製造開始に向けた現在の進捗状況と、普及啓発の取り組みを掲載します。

「下水道からつながる地域循環の輪」を表現しています
「下水道からつながる地域循環の輪」

コンポスト化事業とは

  • 下水汚泥を微生物により分解する好気性発酵により肥料を作ります。(コンポスト化)
  • 製造した肥料を地域で利用する地産地消による資源循環の構築を目指します。
コンポスト化イメージ

下水汚泥肥料について

下水汚泥肥料について

  • 下水汚泥とは、下水をきれいにする過程で、沈でん等により取り除かれた、下水中の有機物などが泥状になったものです。
  • 下水汚泥は、成分的および量的に肥料原料としての価値が高く、そこから生産された肥料は安定した純国産肥料として、地域にとって自給できる貴重な資源です。
  • 肥料は、下水汚泥を原料に、空気を吹き込みながら定期的な切返しを行い、好気性微生物の活動を活発化させて汚泥を分解安定化する好気性発酵により製造します。

下水汚泥肥料の特徴

  • 3大肥料成分(窒素、リン、加里)のうち、窒素、リンが多く含まれます。
  • 発酵熱によって有害な微生物・寄生虫・種子等が死滅・不活性化します。
  • 発酵により汚泥特有の臭気が減少します。

下水道由来肥料の利活用マニュアル(2019年3月公益財団法人 日本下水道新技術機構)より

下水汚泥肥料の普及啓発

高島浄化センターコンポスト化施設で製造した肥料は、肥料法(肥料の品質の確保等に関する法律)に基づき、公定規格を満足することを確認したのち、肥料登録をおこなって普通肥料(汚泥発酵肥料)として販売する予定です。

コンポスト化は、滋賀県の下水処理場(浄化センター)においては初めての導入になります。

このため、肥料成分や安全性のデータ分析を行い、肥料の効果的な使い方をご提案することで、皆様に安心して使っていただけるよう、普及啓発に関して様々な取り組みを行っています。

コンポストの普及啓発イメージ

普及啓発については、下記リンクをクリックしてください。

コンポスト化事業の実施について

高島浄化センターコンポスト化事業の実施について、進捗状況をお知らせします。

将来にわたって下水汚泥を安定的に有効利用することを目的とし、事業方式はライフサイクルコストの最適化による事業費削減効果および長期間の有効利用先の確保を目的に、DBO(設計・建設・維持管理一括)方式により実施します。

令和4年から設計・建設工事に着手し、令和5年度中の供用開始を目指しています。


事業者の選定について


滋賀県下水道審議会における審議

お問い合わせ先

  • 建設工事、施設運営、普及啓発に関するお問い合わせ

北部流域下水道事務所 施設整備係

電話番号:0749-27-2274

メールアドレス:[email protected]

  • 下水道審議会、事業者選定等に関するお問い合わせ

琵琶湖環境部 下水道課 施設管理・建設係

電話番号:077-528-4221

メールアドレス:[email protected]