溶融スラグは、下水汚泥中の可燃物を焼却し、残った不燃物を約1,400度以上の高温で溶かした後冷却して固めたもので、建設資材などに有効利用されています。当県では、3つの浄化センターで溶融スラグを製造していましたが、現在では全ての溶融施設を休止しているため、新たに製造することはありません。現時点では、東北部浄化センターのみ在庫はありますが、在庫が無くなり次第、溶融スラグの販売を休止させていただきます。
この溶融スラグを、一般に使用する方には210円/t(消費税および地方消費税を含む)で販売、新たな用途に試験研究する方には無料で試料提供しています。
(注:東北部浄化センターまで引き取りに来ていただく必要があります。積み込み作業(道具や重機が必要な場合はその準備を含む。)は、販売等を希望される方にて実施をお願いします。)
販売を希望される場合の申込みは北部流域下水道事務所が受け付けます。販売の申請方法や在庫状況の確認は北部流域下水道事務所までお問い合わせください。
なお、販売および試料提供のいずれも申込書提出後に審査があります。
申請様式、引き渡し方法など詳細は、次の規程等をご覧下さい。
また、研究等の試料として希望される場合の申込みは、公益財団法人 淡海環境保全財団(外部サイトへリンク)が受け付けます。
申請様式や規程等は、こちらのページの3)試料提供の箇所をご確認ください。試料提供の場合も申込書提出後に審査があります。
●溶融スラグのJIS化:
平成18年7月20日に下水汚泥等の溶融スラグのJIS規格が制定されました(JIS規格番号 JIS A 5031、JIS A 5032)。当県の溶融スラグは溶出基準、含有量基準など化学的な性質は満足していますが、粒度分布などは満足していません。破砕やふるいわけなどの処理でJISの基準を満足できます。
JISの詳細についてはJISC(日本工業標準調査会)のホームページ(https://www.jisc.go.jp)から検索閲覧することができますが、著作権で保護されているため、閲覧のみ可能となっております。