●箇所名:野洲市吉川地先
●全体計画:延長3,000m
●マイアミ浜の概況
マイアミ浜地区(野洲市吉川地先)は、旧野洲川北流河口部の約3km の湖岸です。かつては、野洲川北流から流れ出る土砂による砂の供給と砂浜の侵食(漂砂)のバランスが保たれ、白砂青松で代表される砂浜やヨシ原、柳等、様々な湖辺の環境が形成されていました。
しかし、野洲川北流の締め切りにより、土砂の供給が無くなったことから、湖岸侵食が急速に進み、浜の後退が見られる等、砂浜の維持や良好な湖辺の環境保全を進める必要があります。
一部では砂浜保全対策を実施済みですが、未対策区間について、突堤や養浜により砂浜の侵食対策を行います。
対策にあたっては、前浜の回復や、突堤に柳の植裁を行う等により、自然性の高い湖辺や昔の姿に近づけることにより、多様な生物の生息・生育への配慮や琵琶湖の原風景の再生・保全を図ります。