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長浜新川について

●長浜新川の概要

長浜土木事務所では、昭和49年(1974年)から長浜市内の浸水被害を軽減するため、長浜新川の改修を進めてきました。
平成17年6月、川崎町の長浜北高校前の市道の橋(川崎南大橋)の新設工事と河川の掘削工事が完了し、琵琶湖から山階町までの約4km(「右支川」と呼んでいます。)が通水することが出来ました。

長浜新川(右支川)上流から下流を望む

この長浜新川(右支川)は、市内を流れる薬師堂川、十一川、米川等の河川の洪水を国道8号より上流側でカットし、琵琶湖に放流する新たな河川(放水路)です。右支川の通水により長浜市内の河川は、概ね10年に1回程度発生する降雨(時間雨量約50ミリ)による出水に対しても安全に流すことができるようになりました。
これに伴って、長浜市内の浸水被害が大幅に軽減されるとともに、琵琶湖環状線の開通等に伴ってますます発展が見込まれる市域の健全な発展に寄与することができます。
ついては右支川の改修事業に貴重な用地をご提供いただき、また長年にわたり工事に何かとご協力いただきました市民の皆様にお礼申し上げます。

●長浜新川(右支川)の河川環境

長浜新川は、人工的に付け替えられた河川ですが、下流部分では工事着手から十数年余りを経過し、魚や鳥、ホタルが生息するなど徐々に新たな自然環境が育まれ、都市部における貴重な自然空間となっています。
県ではこうした貴重な自然空間が、市民の皆さんの憩いの場となり、愛される川となるよう国道8号大辰巳橋下流付近では遊歩道や芝生広場の整備など河川の利用に配慮した整備に取り組んでいます。また、「長浜新川クリ−ンアップ作戦」や「エコフォスタ−制度」により、地域の皆さんのボランティアによる河川の除草や清掃活動が行われています。
なお、滋賀県では引き続き新たな新川計画を進める予定ですので、ご理解とご協力をお願いします。

カルガモの親子
カルガモの親子(拡大)

* カルガモ

水辺近くの草むらや休耕田、小さな川などに繁殖し、グエッグエッと濁った声で鳴きます。ひな鳥が親鳥に導かれて水面を泳いでいる姿を見かけます。

オオヨシキリが生息する河口のヨシ原

*オオヨシキリ

日本には夏鳥として飛来し、繁殖します。川岸や湖沼のヨシ原に生息し、ギョギョシ、ギョギョシ、ケケシ、チカチカなどとやかましくさえずります。

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