赤野井湾河川浄化事業
現在南湖の中でもアオコが発生するなど特に汚濁の著しい水域である赤野井湾を対象に、平成9年10月に策定された「琵琶湖水質保全対策行動計画」に基づき、水質浄化事業を実施しています。
この事業では、底泥から湖水中に溶け出す窒素やリンを削減するために、赤野井湾内に堆積した汚濁の著しい湖底泥を浚渫により除去しました。また、窒素やリン等の汚濁物を多く含む河川の水を浄化するために、晴天時にはヨシやクレソン等の水生植物により浄化する植生浄化池や、雨天時には河川の水を一時的に貯留して汚濁物を沈殿させる一時的貯留池、内湖を利用して汚濁物を沈殿させる流下沈殿施設の整備をしてきました。現在はモニタリング調査を行い、整備の効果について検証を進めています。