山賀川(新守山川)は、国道8号、東海道新幹線、JR琵琶湖線の主要交通路を横断し、市街地およびその周辺地域の排水を受け持つ都市河川です。琵琶湖までの流路延長は8.35km、流域面積は9.32km²の広さがあります。
山賀川(新守山川)は、利水を目的とした用排水河川で、川の容量が極度に不足し、屈曲箇所も多く未整備区間が残っています。このため、これまでの市街地開発による流出量の増加によって、わずかな降雨でも排水不良による浸水が各所で生じる危険が高くなっています。
沿川には多数の人家や幹線道路が近接しており、平成11年6月の豪雨による浸水面積3.0ha、床下浸水11戸の被害等たびたび浸水被害が発生しています。そのため、琵琶湖河口部から上流に向けて約3.5kmの区間を新たな河川(新守山川)として、早期に地域の安全性の向上を図るべく河川改修を実施しています。
琵琶湖河口部から3.0kmの区間は、改修整備が完了(暫定)しており、現在残る約0.5kmの区間について工事を実施しています。