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流域治水検討委員会(住民会議)についてのご意見と事務局の考え方(第5回)

【ご意見】

第2回目のアンケートの時、時間がありませんでしたので、変な感想を書きました。(組織作りが目的なのか被害者を少なくするのが目的なのか判らないという様な意味)
その理由は奥地農山村に於いてはAM7時〜PM7時頃迄は20代〜60代位の人は誰もおりません。10年程前、集落の近くで山(裏山)火事がありました。その時消防団員は1人しかおりませんでした。又水害ともなれば組織の人たちも被害者です。災害後は組織は大変必要です。しかし災害のおこった時(例えば多羅尾28災時)にはそして力強い頼りになったりは隣近所の人です。
山奥の集落では今も隣組組織が健在ですが、都会に於いてはプライバシーの侵害の事情により(親族が町に在住)どこの家にどんな人たちが生活しているのか判らない様です。この点はどうすればよいのでしょうか。多羅尾に於いては28年8月15日の夕刻にはどこの誰が足りないと云うような事が全部判っておりましたので、倒壊家屋捜索も的中して行われたので、助かった人も多かったと思います。又来る途中である話の中から、避難訓練の時、行政の方又は町内会長さんの指導はとにかく公共建物にという指導があるが、折角高台に住んでいるのに谷底の建物に行くのはどうもという話です。今日の会議では私の感じている事柄が色々議題にのぼっていたと思います。

(事務局の考え方)
ご意見のとおり、災害で命を失わないために、いざというときに頼りになるのは地域の方々であり、特に都会や新興住宅地において災害時に地域で助け合うことができるのかは大きな課題であると考えています。今後もご意見を賜りますようお願いします。

【ご意見】

資料1の樹形図について。
意見のとりまとめとしては、元の言葉を反映していて適切と思います。
今後、県民に発信される時には、4つの住の中身について、・どういう「ねらい」で(小目的)・何で「する」のか(手段)を分けて頂けると何を達成しようとしているのか(いわば提言の魂が)読みやすくなると思います。
また、手段が上手くいかなくても、ねらいに戻って考えることができるのではないかと考えます。【佐々木和之さん大津市】

(事務局の考え方)
住民会議の提言は、県行政に対する提言であるとともに、県民の皆さんに対するメッセージであり、県民の皆さんひとり一人が防災力の向上に向けて取り組んでいただけるわかりやすい内容とするため、佐々木さんのご意見も踏まえまして、とりまとめをしていきたいと考えています。今後もご意見を賜りますようお願いします。