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滋賀県環境影響評価審査会小委員会(平成19年12月25日)概要

  1. 日時 平成19年12月25日(火曜日)14時00分〜16時00分
  2. 場所 滋賀県庁東館7階大会議室
  3. 議題 (仮称)信楽ホースパーク建設事業に係る環境影響評価準備書について
  4. 出席委員 西村委員長、浅見委員、石川委員、林委員、三田村委員、遊磨委員

議事概要

【事務局から資料2に基づき、第3回審査会指摘事項に対する事業者の見解を説明】委員:地下水位の計算結果の図で、6L16という場所は一番上流だとすれば、上の方の湿地に対する影響は比較的軽微であるというシミュレーション結果だという結論になる。
委員:緑化計画図で、直線コースの植栽をカイズカイブキからシラカシに変えているが、ここは巨木を必要としない場所と思われる。
委員:カイヅカイブキは自生しない種なので、在来種のシラカシにしたと推測される。
委員:地下水位と湿地の関係について、湿生の植物に関与するわき水と、馬に必要とする地下水とは供給源が異なると思うが、両者を含めて水環境の調査を継続してもらいたい。
事務局:資料2については、委員の意見趣旨を事業者に伝える。
【事務局から審査会意見案について説明】委員:意見23番について、資料2の3ページで揚水量が足らない場合は、下流側の道路拡幅範囲の近傍区域等において水源井戸開発の調査検討を行うとしているが、圧送ポンプの設置など変更事項も多く、それに対する水位の変動などシミュレーションもしていない。だから23番にはこれ以上井戸掘るべきではなく、揚水量不足が予測される場合は、給水車を利用することとし、給水車を利用する場合は、これらの大気、騒音振動の予測評価をすることを明記し、計画外の井戸を掘ってはいけないと示す必要がある。また、資料2の3ページの最後2行は削除すること。
委員:29番で植生表に加えて、事業予定地と事業者所有地が同等である部分および同等でない部分について記載するよう意見案を修正すること。
委員:35番の記載で、ウイーピングラブグラス(シナダレスズメガヤ)と修正すること。
委員:「シナダレスズメガヤは使用しないこと」を、「シナダレスズメガヤは使用せず、周辺植生(遺伝子組成を含む)への影響について十分配慮する」と修正すること。
委員:24番と28番と41番に関連する猛禽類への騒音影響については、3つをまとめて1つの意見にしたほうがよいと思われる。
委員:24番で事後調査を行うとここだけに書いてあるのが、ほかとバランスが合わないので、無くても良い。
委員:30番の2行目にも、ここだけに「評価書に記載すること」と記載があるが、ほかとバランスが合わないので、無くても良い。
委員:大型ほ乳類の防止柵について、一般的に黄色の警告マークが表示されるが、人間が出入りすることを想定した場合、より注意を促すような方法を検討するよう意見をすべき。
委員:資料2の12ページで、地下水への影響が少ないのはモデルの結果から理解できるが、メッシュも大きく、その平均値で湿地への影響は少ないという関連付けは難しいと思うので、評価書では記述を検討してほしい。
委員:2番の段落の1行目のところで、対象事業の内容等について可能な限り詳細にとあるが「可能な限り」は必要ないと思われる。
委員:同じく3行目も「県民が見るという視点から」という表現は「公開性の視点から」に修正されたい。
委員:この事業は、実施計画書が出たとき既に調査が始まっていたが、調査自体により環境を壊すことが考えられ問題である。
委員:今後は、実施計画書の後、専門家等の意見を踏まえて調査を実施するよう徹底させること。
事務局:本日のご意見を踏まえ、審査会意見(案)を修正させて頂く。