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滋賀県環境影響評価審査会(平成20年8月18日)概要

  1. 日時 平成20年8月18日(月曜日)13時30分~16時00分
  2. 場所 大津市役所伊香立市民センター2階大会議室(大津市伊香立生津町133-1)
  3. 議題 大津湖西台土地区画整理事業に係る環境影響評価実施計画書について
  4. 出席委員 宗宮会長、諏訪副会長、山田委員、浅見委員、樋口委員、定森委員
  5. 議事 環境影響評価実施計画書の内容について事業者より説明、その後質疑を実施。

議事概要

【委員】この区域に降った雨水については、貯水池を造ってため込むとのことであるが、下水道については大津市との協議の中で分流式で設計することになったのか。
【事業者】下水道の全体的な部分は入っている。雨水についての計画はまだそこまでいっていない。
【委員】分流式でやるから汚水については汚水管を入れ、完成後、管理を(大津市に)切り替えるということか。
【事業者】はい。
【委員】下水道法に則り、配管その他については、(大津市と)事前に打ち合わせしたうえで設計するということか。
【事業者】はい。
【委員】問題は、雨水についてですね。この貯水池と雨水との関係はどうなるのか。
【事業者】この場合は貯水池で処理されるので、河川部局との協議となる。真野川は一級河川であるので。
【委員】(雨水配管および貯水池を)どこが管理するのかはっきりしておいてもらいたい。また、下水道についてはもうすでに、6,000人の下水・汚水を処理場へ流す配管が、ここまで来ているということか。
【滋賀県】下水道の全体計画の中には入っています。近くの配管については大津市の下水道課が設置されるため、下水道課と協議する必要があります。滋賀県の流域幹線は、近くまで設置されません。
【委員】下水幹線をどのように配置するか、国道(下の配管)へ出ていったときに、(この汚水量を)のみ込めるかどうかという問題がついて回る。
【滋賀県】全体計画にはこの汚水量についても入っているので、接続時期がいつ頃になるかです。
【委員】実施計画書5頁の地図の「地区センター」とは何を想定されているのか。
【事業者】住民の日常生活の利便のためのショッピングセンターや、あるいは医療施設などと考えている。
【委員】市民センターというのは例えば公民館みたいなものを造られるということか。行政機関が入ってくるということか。
【事業者】そういうことである。
【委員】派出所もあるが、警察は今派出所を減らす方向にあると思うがどうなっているのか。
【事業者】今後、大津市との協議になると思うが、大津市の指導要綱に基づいて、現在は設ける計画となっている。
【委員】実施計画書9頁の調整池計画について2点。

  1. 放流口の高さおよび大きさは下流河川の真野川の流下能力に配慮して決定するということであるが、これは森林だった場合に比べてどうかという検討はされているか。
  2. 真野川の流下能力がより安全側に改修された場合、調整池が廃止、埋め立てられるということはありうるのか。

【事業者】〔それぞれの質問について〕

  1. 真野川の流下能力については、現状の真野川の断面を調査すると、河川が持っている流下能力が算出される。当然、森林より開発したほうが雨水の流量は増えるので、その増加分をこの調整池で調節するという考え方である。現状、この事業予定区域から放流される雨水の量と、開発後に調整池から放流される水量は大きく変わらない。河川の能力を超えない範囲で雨水を放流するための調整池として計算をしている。
  2. 滋賀県が計画している真野川の改修事業計画が、当社の今回の事業計画とはスケジュール的に合うかどうかはっきり分からないので、真野川の改修事業とは全く別にこの調整池を設置する方向で考えている。

【委員】調整池のボリュームとしては(事業予定地の)森林相当のものが用意されてるということか。
【事業者】そういう考え方である。
【委員】オリフィスの設定は何年に1回相当に設定されているのか。
【事業者】調整池の容量については、100年確率の降雨強度で容量を設定しているが、オリフィスについては正確な数字が手元にないので、後ほど報告させていただく。
【委員】現実の流下能力に対する許容放流量はどの程度か。
【事業者】現状の流下能力から、比流量、すなわち流域の単位面積当たり流せる雨水の量を算出し、この事業区域の流域面積からどのくらい真野川に雨水を流すことができるのかという流量を計算したうえで、許容放流量としてオリフィスから放流するという計画となっている。
【委員】よく、宅地計画において放流先の河川の流下能力が低く、宅地工事終了後、河川改修がなされた場合、調整池の必要がなくなり、埋立されることもある。そうならないということか。
【事業者】この調整池については恒久的にずっと残る調整池である。
【委員】実施計画書7頁の(2) 公園・緑地計画、1全体計画の文中の全体面積、19.8%というのは誤りか。
【事業者】ミスプリントである。表の中の18.9%が正確な数字である。
【委員】今日の現地確認時、最南端のポイント、近隣公園に予定されている付近がすでに終了した一般廃棄物処分場であり、その浸出水処理施設もすでに役割を終えているとの事でしたが、今後造成する中で、単に盛土して終わりとの説明であった。
本事業計画では、このことについて全く触れられていないが、地盤については、尾根を切土し、それを(谷に)そのまま圧密して埋めるのと一般廃棄物が下に詰まっているのとでは、非常に状態が異なる。地盤強度の問題、あるいは長期的視野に立って環境面の問題がないか検討されたか。
【事業者】実施計画書の11、12頁に、一般廃棄物処理施設跡地について説明している。この位置に、堅田不燃物処分場、堅田じん芥焼却場があった。大津市によれば、不燃物処分場は、昭和57年に埋立を完了し、平成8年に廃止手続き済みである。埋立完了から約26年経過しており、安定しているとの報告がされている。また、閉鎖後の現在も、浸出水の水質について年2回測定しているとのこと。
本事業では、この埋立完了区域を掘削せず、盛土によって造成し、将来的には大津市が近隣公園として管理する計画である。再度安全性に問題がないかという点については、現在大津市、関係機関と協議を行っており、その結果は準備書で明らかにする予定である。
【委員】今の点について、回答が全て伝聞によっている。事業者自ら確認したか、または誰かが証明した数値で回答してもらいたい。例えば事業者がガス測定し、もう完全に出ていないと確認するなど。
【委員】今の点について。滋賀県では栗東でも随分長い間、(廃棄物処分場の)問題が続いている。極めて慎重に進めたほうがいい。例えば最後に1回ボーリング調査し、そこに埋まってるものの質や、地盤の安定、どれぐらい圧密が進んでいるのかなど、確認したほうがいいのではないか。
【委員】例えば、(近隣公園等)緩衝となるような地域をもう少し北側まで拡げるなど検討されてはどうか。調査結果次第と思うが。
【事業者】大津市と協議しながら、問題がないように対処したい。
【委員】実施計画書69頁に(旧評価書の)水質の調査内容があり、健康項目〔有害物質〕も測定しているが、そのデータはない。また、72頁表5.4.3の沢水・湧水の状況について、No.1の流量が多い。これについての見解は。
【事業者】この実施計画書の中に、旧評価書の内容を逐一入れるというのはかなり困難であった。これは旧評価書の概略ということでご理解いただきたい。今後作成する準備書においては、再実施の準備書ということで、これらの内容を改めて記述する。
また、沢水の結果については、流量は多いが特に問題があるという記録はない。
【委員】実施計画書68頁(水象の)(3)の◆予測に「事業予定地に近接する1箇所の深井戸に対して」とあるが、この意味がよくわからない。また、67頁の表5.3.2によれば井戸水を飲料水として使用してるところもあるが、文中では水道も併用していると記述されている。どの程度(井戸水を)利用していると言うようなアンケートはあるのか。
【事業者】それを今回の環境影響評価の中で、当時と状況が違うことから確認する計画にしている。
【委員】事業予定地において土を動かし、(それによって)地下水位が変わる。将来的に、湧水が出る可能性はあるのか。
【事業者】谷筋のところには当然水が集まり、元々放棄水田であったことから、所々水がジワッと湧いている部分があるので、谷部は地下水位が高いというところはあると思うが、湧水が確認されていない。植生的にササが繁茂しており、(土壌の)乾燥は割と進んでいるが、地下水そのものが変動するということはない。そういう状況かと。予めこうなるとは、今言えないので、井戸との関係についてまとめる中で、コメントしたいと考えている。
【委員】場合によっては埋水管を設置するなど地下水そのものが変わらないよう配慮願いたい。
【委員】大気に関して、実施計画書に記載されている(交通センサス)データは平成18年度のデータと思うが、湖西道路が無料供用されたのは大体この年ぐらいだったのか。
【事業者】平成17年である。
【委員】であれば、無料供用後の状態が反映されている。無料供用前後で大気質の変化、特に堅田局での大気質の変化は確認したのか。特に夏の行楽シーズン等を評価しないと、例えば事後調査を実施したときに濃度が上がったが、実はそもそもバックグラウンド交通量が多いためというようなことにもなる。あとは季節変化については、特に湖西道路の影響受けるので、何らかの形で評価書にも反映されるとよい。
【事業者】堅田局の状況については、実施計画書18頁以降に記載しており、ご指摘のような特に平成18年度になって急に下がった状況にはない。大気質の状況については、1週間連続観測を現地で実施予定である。その結果によっては、何らかの考察を加え、対応したい。
【委員】実施計画書24頁に動植物および生態系の状況についての概況を周辺地区を含めて書いてある。滋賀県のレッドデータブックに、堅田丘陵の両生類、は虫類群集、あるいは堅田丘陵のため池の水生昆虫群集ということで、保全すべき群集、群落、個体群という場所指定の対象が挙がっている。堅田丘陵というのは多分この事業地よりもはるかに広い面積を占めていると思うが、それが一体どの辺りに相当して、今現在どの程度残ってるのかということを、この概況のあたりに示していただけると、理解が進むと思う。
【事業者】(堅田丘陵の範囲について)県に聞いて、きっちり対応したい。
【委員】(実施計画書26頁にある)中谷遺跡は発掘調査をされているのか。
【事業者】はい。掘削調査であり、試掘の段階と思う。
【委員】本工事時に出てくれば調査をするのか。
【事業者】もし出てくれば、調査をすると旧評価書には記載している。
【委員】試掘の段階で、もし工事に入れば発掘調査が必要という認識を大津市はしているのか。
【事業者】大津市の認識については当時の話なので現在は分からない。文化財の記載内容については改めて大津市さんに確認しなければならないと思っている。
【委員】その試掘で何か出れば、発掘調査しなければならない。かなり長期になる。また、(事業予定地西側で)屋敷割遺跡という室町時代の墓跡、また弥生時代の集落址の跡がかかっているように思われる。何か見つかった場合は、確実に行政(大津市教育委員会等)に届出し、その指導に従っていただきたい。
また、今日の現地確認で、(事業予定地内に)祠のようなものがあった。地元の人の意向も聞く等し、なるべく残す方向で検討していただきたい。堅田は割と歴史のある地区であり、念頭に置いて開発計画をしていただけたらと思う。
【事業者】早急に大津市と協議し、指導を受けるようしたい。
【委員】実施計画書5、112頁の土地利用計画図は誤解を招きやすい〔市民センターが緑色になっている等〕。また、CO₂削減の観点から緑地はできるだけ多いほうがいいので、計画の中で、可能な限り緑地を多くしていただきたい。
【事業者】色分けについて、以後、注意する。
【委員】この程度の幹線道路では、路線バスが止まるバス停など、そういったものを設定されることもある。公共交通機関を市民に使っていただけるようなことを考えていただきたい。
【事業者】大津市からも指摘されると思うので、そのように考えていきたい。
【委員】大津市が小学校の建設をしない場合、この用地はどうなるのか。
【事業者】大津市の指導要綱を基に、小学校の建設を予定しているが、もし建設しないということになったら、宅地、あるいは大津市が必要な施設に変更するか、いずれにせよ大津市との協議となる。
【委員】(前述の議論に関連して、)保育所・幼稚園が近隣公園付近にあることは、ちょっと懸念される。
【事業者】当然、安全性が確認できた上での設置となる。万が一安全性に問題があるようであれば、当然場所の変更を検討することになる。
【委員】確認したい。土地の取得が始まったのは昭和47~48年頃で、旧準備書(の調査期間)が昭和63年から平成6年ごろで、うち、生物に関する調査が平成元年頃?。
【事業者】そうです。
【委員】平成20年の調査で、最も注目すべき点は、レッドデータブックに挙がってる棚田の生物層(両生類、は虫類、水生昆虫類)になると思う。今日現地確認したが、おそらくかつて水田であったところが草ぼうぼうになっていた。土地取得から今までで30~40年かかってそうなった。そして現況評価すると、(棚田の)植物も動物もほとんど何もいなかったということか。
【事業者】結果はまだ掲載していない。準備書において明らかにする。
【委員】とすると、両生類は湿地帯があるようなのでまだしも、現況では開放水面を利用する昆虫類の存在はかなり厳しいかと。
では、それらの生物がいないから大丈夫とするのか、重要な種が、土地の取得から事業の発端まで30~40年経過していなくなったことを考慮し保全対策をするのとでは、見方が変わる。当初土地を取得する前にいたであろう生物層に対して、評価をしていただければと思う。
もう一つは、可能であれば、昭和45年以前の空中写真の水田等開放水面の割合に比べて現在利用できるような場所がどの程度に減ってるのか、概略でもそのような値が出ると、レッドデータブックで指定されている種に対し、どのような影響があるのかが、割と分かりやすく評価できると思う。今述べたことは実施計画書125頁の現況調査、植物、生態系に関わってくる。
また、実施計画書124頁の水生動物の調査地点を真野川中心に設定しているが、堅田丘陵の昆虫はため池、あるいは湿田、水田等開放水域を生息環境とする昆虫を想定しているので、もし周辺地域と比較するなら、この事業予定地に接した棚田部分、流水環境ではなく止水もしくは緩流性の環境に生息する水生動物の調査が、必要ではないか。
【事業者】例えば昭和45年頃の航空写真がなかった場合は難しいが、意見の趣旨は判ったので、可能な部分については対応したい。水生昆虫の調査範囲は明確化していきたい。
【委員】実施計画書128頁の温室効果ガスについて、これだけ広い敷地面積の樹木を切り倒してしまうと、樹木によるCO2吸収能力が、年間何万tというレベルで減少する。最新の技術、エコ住宅や緑化等の保全措置で少しでもプラスにする努力を、数値として予測・評価していただくきたいと思う。
また、道路面積がかなり大きいので、舗装を透水性にする等で、地下水への影響や事業予定地の保水能力がかなり違ってくるのでは。
【事業者】今後検討し、準備書に記載したい。
【委員】実施計画書116頁、表8.1.2について、環境影響要因の区分について教えてほしい。先に言ったように、(事業予定地内の消失する)森林と調整池の関係、および真野川との関係が気になっている。各地で、川だけでなく流域全体で治水対策を立て、流域の貯留対策も考えようという取組が進められてると思う。例えば、環境影響要因のところに、(真野川)流域全体を視野に入れて評価されてはどうか。
【事業者】それは「水象」の「流量」の方、「造成地の存在」に含まれる。しかし、どう評価して良いのか判らない。ご教示いただけるとありがたい。
【事務局】環境要素の区分では、水象の部分、地下水の部分が、(事業により)変わり河川の流量に影響する。このような環境項目に該当すると思う。
【委員】工事でかなりの量の土を動かすので、地下水の流れが変わると思われる。これらをモニタリングするということを、準備書以降に記述していただきたい。また、これに関連して一般廃棄物処分場跡地についても地下水のモニタリングをできるようにしてはどうか。
【事業者】地下水への評価については、旧評価書の中に地層の傾斜等もボーリング調査した上で評価した部分なので、改めて(準備書等で)詳しく記載していく。同じように処分場との関係についても、これは新たに追記していきたい。
【委員】実施計画書14頁「造成工事の施工手順及び防災対策」の図3.2.8防災計画平面図が掲載されているが、最終的には相当盛土され、その地下にこの太い黒い実線で書かれている地下の排水管の排水網ができるという理解でよいか。また、布団籠堰堤について、土地造成工事前のまだ谷が存在する状態で布団籠を用いた堰堤を利用して、雨水が運ぶ土砂の動きをチェックするという理解でよいか。また、この布団籠堰堤は最終的に盛土の下に埋まり、地下に残るものであると理解でよいか。
【事業者】そのとおりです。谷が残ってる状態のときには、この実線に示したような排水網を設け、布団籠堰堤を設けるということである。盛土していけば、それが埋まってしまうので、工事の進捗に合わせて仮設沈砂池を随所に設置し、土砂流出をできるだけ抑制しようと考えている。
【委員】その地下の排水網は暗渠で残るのですね。また、それは排水網の排水管に集水ができるようにストレーナーがあり、地下で集めた水をより排水できるような状態に保持するという性質の機能のものだと理解してよいか。
【事業者】はい、そのとおりです。
【委員】実施計画書56頁の図4.2.12によれば、事業予定地内に、急傾斜地崩壊危険区域が1ヶ所入っている。また北西のごく一部に地滑り危険箇所が入っている。急傾斜地崩壊危険区域はどうなるのか。また、そこの取り扱いはどうなるのか。
【事業者】このことについては、まだ関係課と具体的に協議進められていないので、今後詳細協議の中で必要な技術基準等があれば、これに基づく計画を作成し、今後明らかにしていきます。
【委員】完成までにはかなり長い時間かかってこの土地の土壌が動かされる。濁水対策にしても実際の工事進捗状況によって施設を時間的に段々広げていくのか、予め調整池などを造るのかで、対応策がかなり違うと思う。どうなるのか。
【事業者】防災施設として、恒久の調整池を最初に造りたいと考えている。ただ、ある程度土を動かす必要があり、具体的には準備書で明らかにしようと考えている。
まず、仮設の沈砂機能を備えた調整池を、(事業予定地)全体の流域が約90haほどあり、その半分+α程度の流域で仮設の調整池を設け、それがカバーする範囲のみ造成し、並行して流末で恒久調整池を造成し、恒久調整池ができた段階で初めて造成範囲を全体に拡げようと考えている。濁水対策等については、今後色々と予測評価をする中で、具体的な方法を考えていきたい。
【委員】近隣で同様の造成工事〔びわこサイエンスパーク〕を実施しており、こちらのデータも参考に使っていってはどうか。
【委員】堅田という地域の特異性を考慮し、ネガティブな面が無いと言うだけでなく、地域の文化を取り込んだ、あるいは文化財の保護など、過去の住宅開発とは違う提言型の開発を事業者としてやっていただきたい。また、ゴミの分別収集が進む中、資源回収ステーションの様な将来を見越したゴミ収集施設なども、造成当初にはなくても、将来的には考えていただけるとありがたい。
【事業者】今後いろいろ考えていきたい。
【委員】景観上、電線がない街というのはちょっと難しいか。共同溝などを検討してほしい。
【事業者】それが理想ではあるが、やはり事業費との関係もあり、念頭に置いて計算したい。
【事業者】先ほどオリフィスの確率年のご質問がありましたが、調整池については現在、県と容量の確率年数も含めて協議中であり、協議結果がはっきりしたら、それを基に改めて計算し直そうと考えている。報告は概ね準備書の段階になると考えている。また、文化財について、発掘調査をしているが、現時点の情報については大津市教育委員会に確認の上で、改めて掲載するか、そのあと何か必要なのか、指導を仰ぎたい。

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