滋賀県における産業廃棄物の不法投棄等不適正処理事案は減少傾向にあるものの、人目につきにくい場所への不法投棄や、埋立・造成工事への廃棄物の混入など、手口が悪質・巧妙化しており、廃棄物が県境を越えて持ち込まれるなど、広域化も懸念されています。
滋賀県では、悪質な不法投棄の再発を防ぎ根絶するためにも、より効果的なパトロールに取り組むとともに、多様な主体と協働した総合的な監視体制により、不適正処理事案の未然防止、早期発見・早期是正に取り組み、不法投棄等を許さない地域づくりを推進しているところです。
(1)普及啓発
廃棄物の排出事業者等に対し、廃棄物の正しい知識の普及啓発に努め、不法投棄等不適正処理の未然防止を図っています。
各種啓発チラシ
(2)電子マニフェスト普及促進
産業廃棄物の適正処理を推進するため、電子マニフェストの普及促進を図っています。
(1)委託パトロール
休日や夜間の監視体制を強化するため、警備会社等に重点監視地区の監視パトロールを委託しています。
(2)地域パトロール隊による監視
協力地域住民や事業者等のボランティアによるパトロール隊の結成を促進し、監視強化を推進しています。
電子メールやFAX電話による24時間の通報体制の整備により、幅広い不法投棄情報の早期収集に努めています。
(4)監視通報機器の整備
無人航空機(ドローン)や24時間監視が可能なカメラ等の活用により、効果的な監視を図っています。
地域住民が主体となって行う不法投棄の原状回復事業を支援し、地域での不法投棄防止意識の高揚を図っています。
(1)定期パトロールの実施
各環境事務所において、監視パトロールを実施しています。
(3)上空からの監視
無人航空機(ドローン)による上空からの監視を実施しています。
不法投棄事案の早期発見を図るため、事業者等と情報提供に係る協定を締結しています。