2009年11月2日~11月5日の4日間、中国・武漢市において、中国環境科学学会、中国環境科学院、武漢市人民政府、(財)国際湖沼環境委員会の主催により、第13回世界湖沼会議が開催されました。
世界45カ国から約1500名の参加者が集い、「湖沼生態系の保全:世界の挑戦と中国の取組」をテーマに、湖沼保全に向けた取組や研究の成果について発表などを行い、意見を交わしました。
滋賀県からは、知事、県議会議長をはじめ関係者が参加しました。
滋賀県が1984年に最初の湖沼会議を始めた経緯を述べるとともに、その会議が回を重ねて13回目を迎えたことに、関係者の皆さんに感謝の意を表しました。また、知事自身のこれまでの湖沼研究の経験から、湖沼環境問題を考えていく上では、人びとの暮らしと水の関わりを常に意識することが重要であることを、中国の「飲水思源」ということわざを引用しながらアピールしました。
※スピーチの全文はこちらからご覧ください。
嘉田知事をはじめ、中国・環境保護部副部長、湖北省省長、湖南省副省長などが会し、湖沼保全の取組についてのパネルディスカッションを行いました。会合の様子は現地でテレビ中継されました。
嘉田知事からは、琵琶湖の水資源や生態的価値などを紹介するととともに、滋賀県の水質保全の取組や、研究機関を設立してデータに基づいた政策展開を行っていること等を発信しました。
職員4名が、琵琶湖や流域における取組について、以下の発表を行いました。
※発表論文の要旨はこちらからご覧ください。
県内の小学生7名が環境特派員(びわっ子大使)として参加し、中国や韓国の子どもたちとそれぞれの国の湖沼や湿地について話し合いました。