〔よみがえれ、早崎内湖〕内湖は、琵琶湖固有の動植物にとって重要な場所ですが、干拓や埋め立てなどで次々と消失し、生物多様性の低下などの様々な影響が現れてきました。そのため、県では、平成13年に干拓農地の一部で試験的に湛水し、内湖再生の可能性を探ってきたところ、在来魚種など多様な生物の生息を確認することができました。
県では、コハクチョウなど多くの野鳥が訪れ、ゲンゴロウブナなどの在来魚でにぎわう早崎内湖をめざして、平成29年度から本格的な内湖化工事(令和15年完成予定)を行っています。
【早崎内湖自然再生の基本方針】
・自然環境・生態系を育成する場を再生します。
・在来魚の産卵・繁殖、ヨシの生育の場を再生します。
・人々が憩い、環境学習ができる場を再生します。
・これらの場を提供して、在来魚がにぎわい、地域住民の内湖への関わりが復活することを目指します。
平成13年の湛水開始以降、多くの生物が確認されています。
平成19年には、湛水区域の北区と琵琶湖を接続し、魚類 の行き来ができるようになりました。
早崎内湖再生事業では、自然再生の具体的な指標として、鳥類や魚類、植物などの在来種23種を設定しており、これまでの調査の結果から、植物、鳥類、魚類などにとって良好な生息環境になっていること がわかってきました。
【指標種】
鳥類・・・コハクチョウ、オオヒシクイ、シギ類、オオバン、カルガモ、カイツブリ、ヨシゴイ、オオヨシキリ、ヒクイナ
魚類・・・ゲンゴロウブナ、ニゴロブナ、ミナミメダカ、ヤリタナゴ、モツゴ、ホンモロコ
植物・・・ヨシ、ヒロハノエビモ、トチカガミ、マコモ、ウマスゲ、オオマルバノホロシ、ヤナギ属、エノキ
(赤字は直近の調査で確認された指標種)
(水質・・・アオコが発生しない水質。)
令和8年度からは南区の内湖再生に着手し、琵琶湖生態系の回復や人と内湖の関わりの再生につなげていきます。
〔早崎内湖再生保全協議会〕
平成15年に設立され、早崎内湖ビオトープの観察会や調査研究、普及活動など実施しています。これまでの活動の様子やイベントの開催案内は、協議会ホームページをご覧ください。