彦根城世界遺産登録推進協議会を設立しました

滋賀県と彦根市は、令和2年（2020年）5月20日、彦根城世界遺産登録推進協議会を設立しました。

当初は、協議会の設立総会を現地で開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、やむを得ず、書面決議で開催しました。その結果、下記のとおり協議会の設立が承認されるとともに、令和2年度の事業計画が了承されました。

名称：彦根城世界遺産登録推進協議会
目的：彦根城の保存・継承を図り、歴史と文化を生かした郷土づくりを推進するために、滋賀県と彦根市が一体となって必要な事業を円滑かつ効果的に実施し、彦根城世界遺産登録を実現する。
事務局：滋賀県文化スポーツ部文化財保護課彦根城世界遺産登録推進室

(1) 調査研究事業
3月31日に提出した推薦書原案のブラッシュアップを行い、今年度末に推薦書原案（第2稿）を提出するための調査・研究および関連事業の実施。

・学術会議の開催
国内の有識者を招聘し、彦根城の世界遺産登録に向けた課題について全体的視点から検討。
・ワーキング会議の開催
彦根城の個別の課題に対して、国内の研究者を招聘し、個別研究を深化。
・国際会議の開催
海外から有識者を招聘し、彦根城の価値や保存状況について国際的視点からの指導。

(2) 情報発信
県民の世界遺産登録への機運を醸成するとともに、彦根城を軸とした滋賀の文化財、滋賀の魅力を国内外に発信する。

・リーフレット、チラシ、ポスターの作成、配布
・講演会や見学会など関連イベントへの協力・参加

※学術会議や国際会議、講演会など、どのような方法で実施できるか不確実な状況ですが、可能な限り作業を進めていきます。