昭和46年に「滋賀県芸術祭」として開催されてから、令和2年度をもって「滋賀県芸術文化祭」は50回を迎えました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止により中止となる参加事業もある中、記念すべき回を盛りあげるため、様々な事業を実施しました。
主催事業3事業(美術展覧会・写真展覧会・文学祭)の記念賞として「滋賀県芸術文化祭50回記念賞」を各事業につき1点(副賞5万円)を授与しました。
文学祭(俳句部門):「手の平は小さき俎板冷奴」山口絢子
第50回滋賀県芸術文化祭・第70回滋賀県文学祭を記念し、高校生を対象に俳句作品を募集する「あわうみ若鮎俳句コンクール」を開催しました。
知事賞は、滋賀県芸術文化祭の会長であり、俳句を趣味とする知事自らが選考し、表彰式において講評を行いました。
高校生から総数321句の応募をいただくなど、若い世代に文学に興味を持ってもらう機会となりました。
応募数:186人(321句、16校)
若鮎大賞:1句 受賞作「祖父母宛て画像送らむ浴衣着る」八木うらら、知事賞:1句 受賞作「おちゃわんに祖母の炊くごりおよいでる」田中 葵、特選:9句、入選:15句
表彰式:令和2年11月8日(日)滋賀県立図書館大会議室
第50回滋賀県芸術文化祭・第70回滋賀県文学祭を記念し、50回を記念する講演会を実施しました。
コロナ禍により入場制限を行うなか、多くの方にお越しいただきました。
開催日:令和2年11月8日(日)滋賀県立図書館大会議室
講師:滋賀文学会会長・フォトエッセイスト岡本光夫氏
演題:「近江と芭蕉~琵琶湖に魅せられた俳聖~」
来場者:40人
芸術文化祭の主催事業に関連する内容のものや、毎年収録する『滋賀文学』や滋賀県美術展覧会の50回時に発行された記念誌、また滋賀県芸術文化祭参加団体を中心とした文化活動に関連する冊子を展示紹介するコーナーを設け、文化芸術活動を紹介しました。
開催期間
(1)令和2年11月5日(木)~29日(日)滋賀県立図書館参考資料館
(2)令和2年12月3日(木)~17日(木)滋賀県庁新館2階県民情報室
滋賀県芸術文化祭の50年にわたる活動実績を編集し、「芸術文化祭50回記念誌」をとして発行しました。