令和元年7月18日、京都市伏見区において、多くの犠牲者を出す悲惨な火災が発生しました。総務省消防庁によれば、携行缶に入れられたガソリンがまかれ、火が付けられたことが原因とされています。
今回のような火災への対策として、携行缶へのガソリン購入時には、身分証の提示や使用目的の確認をお願いすることがありますのでご協力をお願いします。
ガソリンは揮発性が高く、常温でも気化し蒸気が発生します。この蒸気は可燃性で、衣服に帯電した静電気などで発生する小さな火花でも引火し、爆発的な火災につながるおそれがあります。また、この蒸気は空気より重く、目にも見えないため、離れたところにある火源によって引火する危険性もあります。
ガソリンを入れる容器は、必ず消防法令に適合した一定の強度を有する金属やプラスチックの容器を使用しなければなりません。
特に、灯油用ポリタンクやポリエチレン缶にガソリンを入れることは静電気が滞留するなどし非常に危険です。絶対にガソリンを入れないでください。
・購入するとき
セルフスタンドでは、購入者自らが自動車へ給油することはできますが、携行缶に入れることはできません。
・携行缶により運ぶとき
携行缶のキャップをしっかりと閉めるとともに、注入口は上向きとし、転落や転倒が生じないよう注意してください。
・保管するとき
火気のある場所、高温の場所、直射日光の当たる場所を避け、長期間の保管は極力避けてください。