皆さん、家庭や職場・地域社会での普段の何気ない会話の中で、性別による役割分担意識などに関連して「それ、どういうこと?」とか「何かおかしい・・・」と「カチン!」ときたことありませんか?
そんな「カチン!」とくる言葉を募集し、展示します。
家族やパートナー、周囲の人々がカチン!ときたことを知ってジェンダーについて考える機会としてみませんか。「カチン!」とくる言葉の背景に目を向けると、ジェンダー平等について考えるヒントにもなるのです。
たくさんのご応募をお待ちしております!
募集期間:令和3年6月23日(水曜日)~令和3年8月31日(火曜日)
センターでの応募
応募用紙(センター内設置)に必要事項をご記入の上、応募箱に入れてください。
E-mailでの応募
表題を「カチンとくる言葉応募」とし、応募用紙にご記入の上メールに添付していただくか、下記の内容をメール本文にご記入の上[email protected]まで送信してください。
⑴「カチン!」とくる言葉 ⑵「カチン!」ときたわけ(解説、趣旨、コメントなど)⑶このように言い換えてほしいな(あれば)⑷お住まいの市町 ⑸年齢 ⑹お名前(ペンネーム可)
令和2年6月10日(水曜日)から「カチン!」とくる言葉展を当センターにて開催しました。
ご応募ありがとうございました。
日頃の生活や仕事の中での「カチン!」とくる言葉を知ることで、相手の思いを考えることや、知らず知らずに持っていた偏見に気づくきっかけとなりました。
応募いただいた作品から、男女共同参画について考えるきっかけとなる作品を紹介します。
「晩ごはんなに??」(サクラさん)
共働きで、家事は分担しているのに、こちらが作るという前提で話しかけてくることにカチンときた。
「手伝うよ」(杏さん)
自主的にやるのではなく、手伝うというスタンスがまずムカつきます。なぜ妻が、母が、女が、家の仕事や育児をやるのか?夫、父、男が主体的にやってもいいはずです。
夫も妻も、男も女も平等です。
「仕事辞めるか、減らしたらいいのに」(桜梅桃李さん)
正社員で働くことについて義母からの言葉。育児・家事・仕事の両立が大変なことを気遣ってのことだと理解しているがパートナー(義母の息子)の協力があればもっと楽になる。
「男の子やろ。泣いたらあかん!」
こうやって、小さい頃から男の子は「強くないといけない」という鎧を着てしまう。性別を理由に「泣くな」とは、あまりに理不尽!
男だから、女だからという性別による固定的な考え方による発言に対しての「カチン!」とくる言葉です。性別にかかわりなく発するならば、どのような言葉になるか考えてみてください。
「カチン!」とくることはないという応募もありました。
「なし」(ゆきだるまさん)
家庭の中で、役割分担を決めており、女だから、男だから~するべきという行動や発言がほとんどない。
日頃のやりとりでうれしいこと(自分が買い物などを担当しているが、配偶者から)「何か買ってこようか?」「お風呂沸かしたよ」など、主体的に声をかけられること。
互いに相手の立場に立ち、思いやりを持った言動をすることで、お互いが生きやすくなるのですね。
それぞれの相手とのこのような関係性を築くために、自分の思いを伝え、相手の思いを聞き、より良いコミュニケーションをとっていけるといいですね。