令和5年度滋賀県インクルーシブ教育賞表彰式

令和5年度は県内の学校5校3組が受賞し、1月と2月に各校または県庁にて表彰式を行いました。表彰式の様子と、表彰の対象となった各校の取組を以下に御紹介します。

県立八日市養護学校(小学部1年生～3年生)と近江八幡市立武佐小学校(4年生)は昭和54年度から交流を開始して今年で45年となります。年間2回の交流はお互いの学習成果の発表をしたり、ゲームをしたりして過ごしました。最初は、「うまく交流ができるか不安」という気持ちもあったようですが、交流後には「楽しかった」「こんなに仲良くなれると思っていなかった」などの感想が聞かれました。

県立八日市養護学校小学部(4年生～6年生)と東近江市立八日市西小学校(4年生)は昭和52年度から交流を開始して今年で47年となります。年間2回の交流はお互いの学校を行き来し、交流に向けて練習をしてきたダンスを披露したり、ボウリングや的当てなどのゲームをしたりして過ごす中でお互いの良さを認め合うことができました。

県立愛知高等学校と県立愛知高等養護学校は、10年間にわたり、愛知高等学校の生徒が家庭総合の授業の一環として愛知高等養護学校の専門教科（食品加工、テキスタイル）の授業で交流を行ってきました。愛知高等養護学校の生徒が愛知高等学校の生徒に助言をするなど障害の有無にかかわらず、お互いにコミュニケーションを取りながら協働することで両校の生徒が、共に学び共に生きることの大切さを学ぶことができました。