本県特別支援教育におけるこれまでの取組を踏まえつつ、インクルーシブ教育システム構築に向けた国の動向や、特別支援学校、小中学校の特別支援学級、また発達障害児などの通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする児童生徒の増加。
さらには、障害のある生徒の学校卒業時の就労率など、本県が今日置かれている諸課題に対して、これまでの特別支援教育のあり方を抜本的に見直し、今後、本県がめざすべき特別支援教育を明らかにするため、滋賀のめざす特別支援教育の将来ビジョンを策定しました。
第2期滋賀県教育振興基本計画に基づき、平成27年3月に「障害のある子とない子が可能な限り地域で共に学ぶことで『地域で共に生きていくための力』を育てる」ことを基本理念とした「滋賀のめざす特別支援教育ビジョン(基本ビジョン)」を策定しました。
この基本ビジョンに基づき具体の取組を取りまとめたものがこの実施プランです。
本プランに基づき、県と市町とが緊密に協力・連携して、インクルーシブ教育システムの構築と新しい学校づくりに向けた取組を進めてまいります。
障害のある子どもたちの、自立と社会参加をめざしたこれからの滋賀の特別支援教育のあり方について検討を進めるため、「滋賀のめざす特別支援教育のあり方懇話会」を開催しました。