今こそ、「社会で人を育てる」という意味を考えよう！ ～文部科学省指定マイスター・ハイスクール事業デュアルシステム成果報告会～

　マイスター・ハイスクール事業の主要カリキュラムの一つである「デュアルシステム」、即ち、生徒が企業と学校の両方での学びを同時に体現するシステムの成果報告会を行います。

　デュアルシステムは、ドイツのマイスター制度の中の一つの取組ですが、日本でも東京都を始め、他県で導入の動きがあり、滋賀県では、本校が初めての取組となっています。

　生徒は、4月から約9か月間、企業の中で技術取得をはじめ、企業内での課題抽出や解決策を学ぶなど、学校での座学が企業内でどのように活かされていくのか、その意義を知ることで新たな学びの意欲につながることが期待されています。

　一方、企業にとっても、人口減少社会にあって人手不足に対応するために、自社の仕事内容を知ってもらう良い機会となり、とかく企業ブランド名を優先して選択しがちな生徒の就職活動に別の選択肢を提供できると期待されています。

　また、このデュアルシステムが企業内OJTの実践的な訓練の場と評価する企業もあり、自社の企業活動の社会的意義など再確認する機会となって、特に若手社員の仕事に対する意欲向上に役立っているという感想もあります。

今回の成果報告会では、生徒の学びの内容だけでなく、企業、学校、自治体のパートナーシップで「社会で人を育てる」意味を相互に理解、共有できる機会になればと思います。

令和5年12月19日（火曜日）14時30分～17時00分

滋賀県立彦根工業高等学校 〒522-0222 彦根市南川瀬町1310番地

建設棟 ICTルーム（正門入り右手の白い3階建て校舎の2階）

プログラム

14時15分 開場

14時30分 開会

デュアルシステムの概要と受入れ企業・生徒、MHS伴走支援者の紹介

14時35分 生徒成果報告（1テーマあたり15分）

(1)日の本辨工業株式会社 1テーマ

(2)清水工業株式会社 1テーマ

(3)株式会社清水合金製作所 3テーマ

15時50分 10分休憩

16時00分

(4)株式会社昭和バルブ製作所 2テーマ

16時30分 質疑応答

16時45分 講評 MHS伴走支援者 廣田拓也氏（株式会社ソフィア 代表取締役社長）

16時55分 事務連絡・閉会

(ご案内先:滋賀バルブ協同組合、彦根商工会議所、彦根市産業部、滋賀県教育委員会)