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滋賀県立伊香高等学校の生徒による 教室の断熱改修ワークショップを実施します!

 県立伊香高等学校では令和4年度より魅力化推進事業に取り組んでおり、新学科(仮称)「森の探究科」の設置に向け、地域と連携した学びの場を創るべく検討を深めています。現在、2年生の自然環境コースの授業「環境1」のなかで、環境意識の醸成と地域の課題について学習を進めており、その一環としてこの度、生徒による本校教室の断熱改修ワークショップを企画いたしました。12月14,15日の午前9時30分より作業を実施し、また14日の昼11時55分からはゲスト講師(内山 章 氏)の講演があります。ぜひ取材にお越しください。

施行前の教室の様子、当日実施予定の作業例1、2

開催場所

滋賀県立伊香高等学校 2号館1階 ICT教室(滋賀県長浜市木之本町木之本251)

ワークショップ 日程・日時

2023年12月14日(木曜日)

8時55分 開会挨拶、関係者紹介

9時00分 ラジオ体操、安全講習

9時30分 作業開始:4班に分かれて作業 (主な作業)

〇窓枠の組み立て

〇下地作成(木材カット)

〇断熱材のカット

〇合板のカット

11時55分 講師(内山 章 氏)の講演

12時45分 終了

2023年12月15日(金曜日)

8時55分 ラジオ体操

9時15分 作業開始:4班に分かれて作業 (主な作業)

〇下地作成(木材カット)

〇断熱材のカット

〇合板の貼り付け

〇断熱材を貼り付けた窓の設置

12時35分 完成予定 / 振り返り

12時45分 終了

企画運営 体制

主催:伊香高校

共催:エネシフ湖北

協力:伊香高校 同窓会

授業実施の背景

 現在気候変動の影響が世界各地で顕在化しており、様々な主体がそれぞれの立場で対策を加速することが必要です。長浜市において策定された「ながはまゼロカーボンビジョン2050」では、気候変動対策が次世代への移行戦略と位置づけられており、すでにゼロカーボンに向けた社会の変化を地域課題解決のためのチャンスに変えるための活動が活発化しています。こうした動きを受け、このたび県立伊香高等学校において、生徒が省エネや断熱の重要性を学ぶ機会をつくることを目指し、高校生自身が教室の断熱工事を行うDIYワークショップを実施することになりました。本ワーショップを実施することで、学校の省エネを進めることのみならず、教室の学習環境を向上させること、学生の環境教育やキャリア教育の機会にすること、地域の大工や工務店等と学生との交流の機会にすること等、多くの効果を期待しています。

■新学科(仮称)「森の探究科」の設置(伊香高校魅力化プロジェクト)

 県立伊香高等学校では、「Go Beyond〜超えてゆけ〜」を合言葉に、高校をより魅力的にしていく活動を令和4年度にスタートしました。地域の想いでつくられた高校の歴史に立ち返り「伊香高校と地域がともに未来を創る」ことを活動の目標と設定しています。新学科の設置はその活動の一つの柱です。森・川・里・湖のつながりを感じられる湖北地域だからこそできる学び、またこれからさらに重要性を増す循環型社会を支える人材育成のため、森林や自然環境、ゼロカーボンなどについて地域と連携しながら学びを深める新たな学科(仮称)「森の探究科」の設置を進めています。今回の実践をもとに、新学科がより良いものになるよう検討を深めていきたいと思います。

お問い合わせ
県立伊香高等学校
電話番号:0749-82-4141